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選択肢が多いことは悪いことなのか。

これはジャム理論の是非を問うお話ではありません。

「選択の効用」について思うところをお話したいと思います。

まず、超個人的に選択肢が多いと面倒なケースをお話します。それは、①緊急性がない時②与えられた選択肢である時、の2つです。これは完全に主観です。断定的で普遍性のあるお話ではないです。ただ、共感頂ける方もいるかと思います。

「○○がほしい」と思ってAmazonを眺めていたとして、もし良さそうなものが明らかに1つだったらノータイムポチリをします。でも、もし良さそうなものが複数あったとして、その違いが即断できないような一長一短であった場合、ほぼほぼ「考えるのが面倒くさい」が「ほしい」という感情を上回ってしまいます。

「明日休みにしてあげるから好きなところ行っていいよ」と言われたとして、「行きたいところリスト」が普段からある人にとっては嬉しい出来事だと思います。一方で私の場合は、当日朝布団の中で「今日どうしようかな」と思いながら夢の世界に戻っていくでしょう。
※例えがいまいちなのでいずれ改訂しようと思います

さて、本題です。私は基本的には選択肢は多い方がいいと思っています。上記のケースを除いては。それは、選択肢が少なくとも2つ以上あった方が「選択」が”強くなる”と思うからです。

選択肢がない(=1つしか選びようがない)場合、その選択をした結果が良くない方向に転がったとすると私は「もっと他に選択肢があったんじゃないか」と考えてしまいます。選択肢がない場合と書きましたが、選択肢を増やす行動をしなかった場合、がより適切な表現かもしれません。何も行動をせずにノーチョイスだった場合と、もがき倒した上でのノーチョイスであれば、後者にはそれなりの納得感が生まれるはずです。

※ここからはさらに主観が強くなります。

一方で、複数の選択肢がある場合はどうでしょうか。例えば、転職で2つ以上内定を頂けたケースです。仮にその2つの企業が一長一短だった場合。滅茶苦茶悩むでしょう。ただ、最後は何かを選択の「軸」にして決断します。その「軸」を考える過程が、選択を”強く”します。また、どちらかを選ぶということは、どちらかを捨てることになります。この「捨てる」という覚悟がまた、選択を”強く”します

転職してから良いことばかりではないでしょう。辛いことや困難なこともあるでしょう。そんな時、「あぁ、あの時あっちの会社を選んでおけば」と思う人もいるでしょう。もしそう思ったら自分の「軸」を思い出してください。きっとあなたを奮い立たせてくれるはずです。そして「捨てた」ものは戻ってこないのです。常にこれからどうするかしか選ぶことはできません。

選択肢が多いことは悪いことなのか。答えはないと思います。それでも私は「選択」をすること(「選択」できること)が、その「選択」を”強く”すると信じています。あなたにとって選択肢は多い方がいいですか?少ない方がいいですか?

ではではまた。

ふひと

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