マガジンのカバー画像

ラジオ番組制作講座

17
ラジオディレクターやDJを目指す人、自身でYouTubeやポッドキャストでラジオ(音声)での発信をする人へ、専門的スキルを伝授する実践的なアドバイスを紹介する記事を発信してゆきま… もっと読む
運営しているクリエイター

#自論

ラジオのココロ〜地震対応の件

ラジオのココロ〜地震対応の件

ひっさしぶりにラジオ番組制作絡みの記事を書きますね。
先週、関東の皆さんは大変でしたね。
被害など有りませんでしたか?
帰宅困難、エレベータ閉じ込めなど、夜の地震でお疲れ様でした。

個人的には、大阪の自宅でTVで各局の報道をザッピングしていました。報ステは生放送中で対応が早く、枠拡大して24時前までCM無しでやってましたね。他も全国ネットでCM無しのまま、臨時体制で報道してました。

さて、民放

もっとみる
ラジオ制作講座9「「読む」と「語る」~DJ論③」

ラジオ制作講座9「「読む」と「語る」~DJ論③」

以前UPした記事で、ラジオの読み原稿の作り方を解説しました。
噛まずにスムーズに読んでもらう為の原稿を作る事が大事だ…と述べました。一方で、以前書いた記事では、ラジオDJに大事なのは”意識のベクトル”をラジオの前のリスナーへ向ける事が大事だ…と述べました。

■矛盾?「読む」と「語る」さあ、ラジオDJを目指す人には難儀な課題です。
用意された原稿に目を落とすと”意識のベクトル”は原稿に向かうのに、

もっとみる
ラジオ制作講座7「改訂:インタビュー術~DJ論②」

ラジオ制作講座7「改訂:インタビュー術~DJ論②」

ラジオDJは、①1人で喋る ②相手と2人で喋る ③原稿を読む …というのがスタジオでのお仕事のパターン。ですが…時に、ゲストをお迎えしたり、街に出て一般の方にマイクを向けるというお仕事も有ります。というか、新米さんはそっちの方が先に振られる仕事だったりします。
ところが、スタジオで1人で喋るより高度なテクニックを必要するのが、この「インタビュー」というお仕事なんですね。困ったもんです(笑)。

もっとみる
ラジオ制作講座6「改訂:ラジオの「音」2」

ラジオ制作講座6「改訂:ラジオの「音」2」

以前、山下達郎さんが自身の番組内でこんな事を話してらっしゃいました。人気番組なので聞いてた方も多いと思います。
…コロナに影響してのライブ中止とそれに伴う払戻しの告知の後、今回の配信ライブが何故生配信じゃなかったのか?という質問に答えた部分です。達郎さん曰く、放送以上に配信は不安要素が多い事と、生だと音質がしっかり整えられないのが理由だ…と。さらに円盤化しないのも、圧縮された音質だと、ライブのクオ

もっとみる
ラジオ制作講座4「改訂:ラジオのトーク法~DJ論①」

ラジオ制作講座4「改訂:ラジオのトーク法~DJ論①」

Noteを始めて最初の頃に執筆した記事には、今回の「ラジオ制作講座」シリーズの括りに入る物が結構多いんですね。そこで、それを改訂した上で、整えてゆきます。今回はDJさんの「心構え」についての記事になります。
ここで述べる事は、誰かから教わったりしたものではなく、完全なる自論です。でも、多分、その本質は突いていると思います。もし、ベテランDJさんが見つけて読んで頂いたら、ご意見頂きたいと思います。

もっとみる
ラジオ制作講座3「改訂:選曲論」

ラジオ制作講座3「改訂:選曲論」

以下は、以前「選曲論」としてUPした記事です。
今回、「ラジオ制作講座」の1つとして少し手を加えて解説します。

ラジオ番組において一番大事なのは…DJの喋り。
それと共に大きな位置付けになるのが…ディレクターによる選曲です。
AMの場合、殆どがトークで曲は「添え物」程度な事が多いですが…ラジオ電波に加えてradiko配信が一般的になった今、音質面でもFMと同等になった為、AM局でも、音楽をメイン

もっとみる