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心のオシャレ

結婚40周年の両親

父は、脳幹出血を数年前にして、半身不随で、母はいろいろあって鬱病になりました。そんな二人もなんとか結婚40周年を迎えられました。なんとかというのも、本当に喧嘩ばっかりで、一時は本当に究極なところまできていました。そこで、家族みんなで話し合って、あることに気づいたのです。これは誰かの問題ではなく、家族みんなの問題だということ。これまでずっと、誰かのせいにしたり、誰かに委ねたり、現実から逃げてしまったり、みんながみんなで、自分を守ろうとしていたことが、家族みんなを苦しめていたことに気づかせてもらいました。それから、少しずつみんなで向きあい、自分と向き合うことをしています。もちろん、今も尚継続中です(笑)そして、両親の夫婦のあいことばを創ることになりました。結果から言うと、二人のあいことばは、「足し算」になりました。

結婚してから40年、ずっと、父と母一人一人の人生を生きながら共同生活をしてきていた。ずっと、せっかく二人いるのに、引き算ばかりしてきた人生だったと、受け取り直してくれたのです。だから、これからは、足し算で生きていこうって意味を込めたあいことばです。僕たち3人兄弟にとっても、夫婦にとっても、とっても価値のあるあいことばが出来たと感じていました。まっもちろん、今でも喧嘩してるみたいですが、少しずつだけど、生きる「足し算」を育んでくれていると実感しています。

みんながほっこりするTシャツ

ある日、母と電話をしていたら、「服ってさ、自分だけのためじゃなくて、見てくれる人が喜んでくれるものだったらよくない?」と、言ってきました。とっさに、私は、「それいいじゃん!」と言って、具体的な話を進めていきました。確かに、よく考えたら、服って、自分を着飾ったり、守ったりするためのものって当たり前に思ってきた。でも、その服を、だれかがみて、なんかほっこり幸せになってくれたりできたら、最高じゃね?世界中を、ただ、人が歩くだけで、みんなが笑顔になっていく世界になったら最高じゃない?家族みんなで、盛り上がって話していました。そこで、母ちゃんに、どんな服だったら、ほっこりできるかな?って話し合っていて、ある案がうまれました。それを母ちゃんに簡単に絵に書いて貰いました。

それは、二人の夫婦のあいことば、二人が40年ずっとできなかったこと、「足し算」を絵にしたものでした。二人が出来なかったことだからこそ、世界中の夫婦には、この失敗を活かしてもらえたら、きっと笑顔が増える。それに、こんなじじばばが、この絵の服をペアルックできてたら、笑えるでしょ?笑?その時、私は、嬉しさとか、感動とか、もう訳が分からない感情でいっぱいになって、ただただ、幸せな気持ちで溢れていたのを覚えています。そして、気づいたら、弟二人と、兄弟だけでZOOMをしていました。そう、この案を3人から、40周年のプレゼントにする計画を立てたのです。

未来に贈る、新しいファッションのカタチ

僕は、おおげさでもなんでもなく、いつの日か、こんなファッションが当たり前になる世界がくると信じています。なぜなら、本当に、心から嬉しくて、楽しくて、なんかハッピーを全力で実感できたからです。これを世界中のみんなが体験したら、絶対にもっともっと拡がると思っています。ずっと、喧嘩して、争ってきた親父と母さんが、なんかとてつもない大事なことに気づかせてくれたと思っています。そしてこれは、私達家族や夫婦だけでなく、きっと世界に共通することだと直感しました。みんなの笑顔が私の笑顔になるTシャツ!自分のためだけでなく、みんなをほっこりさせることができるTシャツ!みんなで、心のオシャレを磨き合う服が当たり前になった世界に、絶対戦争は起きないと思いませんか?

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