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#35 先生って夏休みは何してるんですか?

 みなさん、こんにちは。英語講師のふえです。
 学校で教員をしていると、生徒から「先生って夏休みは何してるんですか?」と聞かれることが多くありました。
 今日は、私が専任教員として勤めていた学校のことを思い出しながら、謎多き?教員の夏休みについて書いていきます。


仕事があります!

 残念ながらと言いますか、仕事はあります。夏休みって、生徒が学校に来なくて、授業がない、というだけで、やらなきゃいけないことは結構あるんですよね。
 ということで、「先生って夏休みは何してるんですか?」への答えとしては「仕事してます!」になります。

どんな仕事があるの?

 わざわざこんな暑い夏休みにどんな仕事をしているのかと思われるかもしれません。実は夏休みだからこそ、という仕事があるのです。

①部活
 夏休み中なのをいいことに(?)各部活動の大会が開かれたり、合宿をしたり、通常通りかそれ以上の日常的な活動をしたりと、とにかく部活で夏が終わる先生もいます。
 私も一時期、全く経験もない運動部の顧問をしていたことがありますが、県大会やら全国大会やら、そういった仕事が多くありました。生徒が成果を残してくれるのは嬉しいものですし、仕事を理由に普段行けないところに行けるのは、ちょっと得した気分になれます笑

②学校説明会
 これも夏ならではです。なぜなら、夏休みじゃないと受験生が集まりにくいから。当日だけでなくその前の数日も、準備や運営がいろいろあります。在校生の力を借りることもありますが、そうすると生徒の指導とお越しいただいている方への対応と…かなり忙しくなります。

③教材研究・授業準備
 いつもしてはいますが、授業が止まっている夏だからこそゆっくりできるという部分でもあります。教員の担当が正式決定するのは、実は3月下旬くらいで、そこから新年度準備をして、4月が来て…としていると、1学期の間は自転車操業で授業をやっているなんてこともしばしば。夏にしっかり準備をして、2学期に備えるわけです…って、生徒とやってることは変わらないですね笑
 夏休み明けにテストをするという場合には、問題作成もあります。私も部活の大会を見ている合間にテストのことを考えたりしていた記憶があります。

 これ以外に打ち合わせや研修が入ってくる場合もありますし、高校3年生の担当の場合は入試準備や対策を個別にやっていかなくてはならないこともあります。

じゃあ、休みはないんですか?

 ないわけではありません。結果的に休みなく動いている先生もいることはありますが、一応学校で定められている休暇期間があることが多いです。その期間は出勤義務もないので、帰省やら旅行やら、みなさん好きなように過ごしていますね。
 私は基本的にはインドア派で、家にこもってゲームをしたり、ギターを弾いたり、お酒を飲んだりしていました。当時は3〜4時間程度の時間外労働が当たり前の生活をしていたので、夏休みはそんな労働から解放される貴重な時間でした。

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次回更新は8月20日(火)正午の予定です。

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