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どうしても、帰りたくない人と、帰る場所があるから出る人。

*私の独断と偏見と経験に基づいた日記なので気楽に読んでね。

私を含め、今までカナダであった日本人の留学生・ワーホリの人たちは高確率でどうしてもここに残りたい、どうしても日本に帰りたくない人が多かった。私は、就職をしてこっちで永住したいと思っていたし、結婚相手を見つけて永住したいと言う(これは主に女性)人も山のようにいた。トロント がダメなら今度はバンクーバー に行ってみようとか、はたまたカナダの次は、別の国に。場所は違えど、

結論として、日本に帰りたくなかった。

それは、見ていて心配になるほどで。(下手したら法の網スレスレだったり)でも、みんな割と普通の家庭に育ち、私みたいに親から遠く離れたところに逃げたい。と言う人はこれまたいない。

彼らと話して見えてきたのが一様に、日本に帰ったらこんな事が待っていて、自分はそんな中では生きていけない。生きたくない。と言う事だった。*たまに、海外の人と結婚したいと言う憧れを持つ女性もいた。

甘いと言ってしまえばそれまでな気もするけど・・。

みんな日本に不満を持っていた。自分が生まれ育った国なのに、移住したい理由を聞くと、日本に対しての文句がたくさん出てくる。それだけ日本に住みたくないのだ。実際、日本は長時間労働とかのストレスも多いと思うし。

そして、それに嫌気がさした身軽な若者は、どんどん海外に出る。少子化が問題だけど、大きな役割を担ってる彼らを日本は、留めさせるだけの魅力がないのか・・。政治は年取った頭の固い男性方が未だ牛耳ってるし。世界情勢や時代はハイスピードで変化しているのに、日本はどこか止まったまま。

生まれ育った国が嫌いな、悲しみ。

きっとみんな本当は、日本を心から好きになりたいと思ってる。面白い事に、昔日本から来たと言ったら、カナダ人に

なんで、あんな素晴らしい国から、カナダなんてきたの?

と不思議そうに聞かれた。外から日本を見ると美しく、食べ物も美味しく、ましてや同じ言語を喋る人たちが住んでいる国。普通なら、日本に帰らなければいけないとなったら、すんなりと帰っていくだろう。

でも、そうじゃないんだよね・・。もう日本しか住めないと思うと、途端に

気構える。

もし私が外国人として日本に住むとなったら全然違うし、(言葉の壁は置いといて)きっと住みやすい国だろう。

日本人としての暗黙のルールと期待値。

外国人に対して日本人はとても親切で、甘い。たまに、一時帰国すると日本語が全然話せないのに、日本人に英語で話しかけられる事を期待する外国人がたくさんいるのが、わかりやすい例。(めちゃ嫌い!こやつら(笑))

確かに彼らからしたら、どんなに頑張っても自分たちはよそ者だ!と言う気持ちは付き纏うけど、外国人と言うラベルが、ある意味免罪符のようにも見える。仕方ない、大目に見るかみたいな。(面白い事に海外(主に欧米)に長い間住んでいて、英語がペラペラな日本人に対しても少しあるらしい。)

それが国民なら急に厳しくなる。「日本人なのに・・・。」はよく聞かれる言葉で、強力な足かせだ。そして、だんだん窮屈になっていく。

お互い一番大切にすべきなのに、日本はどの国よりも日本人に厳しい。

カナダに住んでると、同じ国同士がそれぞれのコミュニティーの中で助け合っている。でも、日本人コミュニティーはとても小さく、みんなあまり関わろうとしないし、同じ日本人にはとても厳しく、カナダ人にはとても親切な人もいる。私には全然理解できないけど。

カナダ人は帰る国があるから、安心して海外に出ていく。

カナダ人も、意外と外国に住むのが好き。いつも、いろんな国を飛び回ってる割と、オープンな人種だ。リタイヤ後はアジアに転々として、第二の人生を謳歌してる人もいるし、クルーズ船で年の半分を過ごす夫婦。突然アメリカに渡ってしまう人もいる。そして知り合いの息子さんは、日本在住3年目だ。

彼らに共通するのは何かあったら、カナダに帰ってくるし、カナダはやっぱり一番!だけど人生をもっと充実させたいから海外に出る。

なんとも、シンプルだ!自分の国に対しての嫌悪感や生きづらさは、ほとんどない。愛国心が自然とあるし、お互い認め合って、何よりカナダを信頼している

自国への信頼感はとても大切。

何があっても日本は私たちの味方だし、何かあったら助けてくれる!

基本的な事だけど、そこから安心感が生まれ、気持ちに余裕ができ、最後に他人を労わる。
結局日本人同士が厳しいのも、国に対しての不安感とそれに伴うストレスも関係してると思う。

日本人みんなが国を信頼できる国になったら、最強。

なんかスケールがデカくなりすぎたので、此処でやめときます。
でも、いつかは!!










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