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教師は参考書に勝てますか

来週で今学期の授業が終わります。なんとか乗り切れそうです。今学期は週3回授業を担当し、派遣も週3回なので、休みが日曜日だけというなんとも過酷な3ヶ月を過ごしました。

私は2校で日本語を教えていて、どのクラスも「みんなの日本語初級Ⅱ」でした。ようやく以前作った教案を、少し手直ししてまた使うという、少し教案作成が楽になる段階に入ってきました。

テキスト以外にも、宿題の答え合わせをするために全ての問題の文法をチェックしたり、小テストの解説を考えて授業に臨みますが、最近、私の予想にはなかった答えを言われることが続きました。

その答えがなぜダメなのか、をすぐに答えることができず、反省、反省の日々です。

休み時間に調べますから、待ってください。と言って、ちゃんと待ってくれて、解説して納得してくれるのはまだいいです。

質問された際に、少し悩むと、その場で自分の参考書で調べて、こう書いてありますからダメですね。と自分で解決する学生がいます。とても難しい言い方の解説だったので、改めて簡単な言葉で説明し、例文を提示はしましたが…私はなんてダメな教師なんだろうと情けなくなります。

すべての文法を頭に入れておくなんて、私にはとてもじゃないけど無理で、特に助詞なんて苦手です。質問されて、瞬時に答えるのが理想ですが、予想を越えられるともうノックアウトです。頭が真っ白です。

教師は参考書には勝てないんでしょうか。

私が教える意味はあるのでしょうか。

なんてことが頭の中をぐるぐるしていますが、そもそも教師になって一年。まだまだ修行が足りないし、経験も浅い。あ〜もっと勉強しなくちゃと思っています。

でも、時間もないから余裕もない。なんとか授業に間に合わせる、というエンジン効かせっぱなしの日々はやっぱりよくないなと思います。

落ち込んで、反省して、次の授業が怖くて、でも授業はやって来るし、学生も待ってくれません。自分の中では準備はしたんだから、もうやるしかない!の気持ちでやりますが、また撃沈してしまうかもという恐怖で逃げ出したくなります。

来週が今学期最後の授業です。

大丈夫。できる。自分に言い聞かせます。


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