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『Dr.STONE』から学ぶ夢の叶え方

最近『Dr.STONE』にハマっている。

アマプラでアニメを2期まで履修し、惹き込まれ、その後マンガで続きを読み始めた。


ざっくり内容を解説するならば、

「急に人類全体が石化してしまって3700年が経過。文明が滅びた世界で科学オタクの主人公・千空だけが復活。科学の知識を駆使し、人類復活を目指す」

というストーリー。

その主人公・千空の一言に考えさせられた。

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「いい夢ですね おとなになったらー」という先生の言葉を遮り、

「いや もう すぐ ソッコーで行く」という千空。最初、このセリフの意味がわからなかった。すぐ行く?宇宙に?


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なるほど。彼の「宇宙に行く」という表明は、将来宇宙に行きたいという夢の話ではなく、今から早速、宇宙に行く準備を始めるという表明だったのだ。


将来、宇宙飛行士になる

ではなくて、

ソッコーで宇宙に行く

という表明がなんだかすごくいいなこれ、と思ったのだ。なんだろう、何に感動したんだろう自分は。そう思ってこのnoteを書きはじめた。

「将来」ではなく「すぐ ソッコーで」
「科学を勉強する」ではなく「科学を調べまくる/試しまくる」
「宇宙飛行士になる」ではなく「宇宙に行く」

といった表現の違いに、実際に叶う願望と、そうじゃないものの違いが隠れているように思ったのかもしれない。

ここに願望(夢)を願望のまま終わらせないヒントがあるように感じたのだ。


切断された夢を決断でつなげる

将来の「夢」とはよく言ったもので、睡眠中にみる、あの非現実的な世界のことも「夢」という。全く同じ字を使うからには、共通項があるのだろう。

どちらも、現実から切断されている。

「将来は(いつかは)〇〇したい」と表明するとき、今現在の私と将来の自分は、なんとなくつながっている感じがしない。

これまで生きてきた経験からもなんとなく、現実から切断されたまま抱いている願望(つまり夢)はなかなか実現しないが、どこかで「行く/やる」と決断した願望(夢)は、わりと実現しやすいように思う。

切断と決断。これらの言葉も似ていて興味深い。切断は文字通り、途切れている感じがする。対して決断は、可能性でしかなかった未来(夢)を、今現在の私と結合するような感じがする。


願望を、決断済みの形で言い換える

「いつか〇〇したい」という切断された願望を「今から〇〇する」という、決断済みの形で言い換えるだけでも色々なことがわかる。言い換えればその願望がすぐ実現するなんてことはないけど、少なくとも(そしてこれがいちばん重要なことなのだが)今現在のわたしがやるべきことが、リアルに、臨場感をもってイメージできる。

行きたい場所があるなら
「移動のための手段や費用を調べる」とか
「いつ行くのか、具体的な日程を決める」といった行動を、

なりたいものがあるなら
「どんな勉強が必要なのか調べる」
「実際にそれをかいてみる」
「実際にそれをつくってみる」といった行動を、臨場感をもって思い浮かべることができる。

願望が実現するかどうかは、つまるところ「やる/行く」と、決断しているかどうかにすぎない。

そして決断は、ある日突然勇気が湧いてきて、あるいは運命的な何かが背中を押してくれて自動的になされるようなものではない。

毎日少しずつ、考え、悩み、調べ、相談し、逡巡しているうちに、器みたいなものの中に何かが溜まっていって、あるとき、最後の一滴でそれがあふれ出たとき、他の選択肢を断とうと、意を決する。それが決断をするということだと思う。


CM

5月15日の土曜日 14:00~ オンライン講座を開催します。


やりたいことは今すぐやる。これを徹底するだけで、願望はあっさり実現する、という確信が実はある。

なぜなら現代にはインターネットがある。やりたいことをやり、やりたいことについて発信していると、同じことをしている人や、もっとうまくやっている人や、やり方を教えてくれる人や、やりたいことをやらせてくれる人と、けっこうカンタンにつながることができる。

必要なのは始めることで、最初の一歩は「まずは〇〇について調べる」みたいなタスクをスケジュール帳に書き込むことだったりする。

あとは毎日少しずつ、やりたいことのための時間を5分でも1分でもつくって積み重ねていくだけだ。本当にそれだけだと思う。

しかしとなると次なる問題は、「続ける」ための技術、ということになる。

やり続けるだけでいいのだが、その「続ける」というのがけっこう難しい。

これは好きとか嫌いとか、やりたいとかやりたくない以前に、技術の問題なのだ。

その習慣化について、5月15日の土曜日にオンライン講座を開催します。この記事をおもしろいなと思ってもらえた方には楽しんでもらえると思いますので、ご興味あれば、ぜひ!





読みたい本がたくさんあります。