STUDIOの4年間の進化を振り返ってみた【69のカイゼンまとめ】
「フルスタックマーケティング株式会社」の代表取締役CEO・清水優志(@fsm_shimizu)です。
主にスタートアップや新規事業のBtoBマーケティングを支援しています。
最近、弊社マーケティング支援におけるSTUDIOでのWeb制作事業を強化しているのですが、STUDIOはアップデートがとても多いので、全部しっかりキャッチアップできているのか不安になることがあります。
もちろんよく使う機能については理解できているのですが、実は知らない機能とか、便利なTipsとかがあるのでは…?と気になりまして。
せっかくなので、STUDIOのこれまでのアップデートをすべて見返してみました。細かいアップデート(リリースノート)も含めてすべて目を通したのですが、その中でも69のカイゼンに厳選してご紹介します。
(※記事の一番下に、全アップデートをまとめた画像を用意しています)
2020年:STUDIOの基本機能が完成
2020年には「シンボル(現:コンポーネント)」や「CMS」「アニメーション」など、現在のSTUDIOの基本となるような機能が公開されました。
これは、ただのWebページ作成ツールから、中〜大規模サイトの構築を含めたビジネスユースに適したWeb制作ツールに進化したことを意味します。
また「404ページ」「noindex」「サイトマップ生成」など、地味ですがWebサイトの運用に欠かせない機能も多数追加されたことで、既存のWeb制作者にとって現実的に選択肢に入れやすくなったのもポイントです。
2021年:より高い表現力を実現
2021年は新機能の追加こそ少なかったものの、主にデザインや表現力を強化してくれるような調整やアップデートが多数行なわれました。
「ブレイクポイント」に「small」「mini」が追加され、より柔軟なレスポンシブデザインが可能になったことはその代表です。
また「画像背景の表示方法」や「描画スタイル」が追加されたことで、STUDIO上で高度なWebデザインを完結させることができるようになりました。
2022年:WPからの乗り換えをサポート
2022年は特に多くのアップデートがあったため、ひと言でまとめるのが難しいのですが、そのなかでも象徴的だったのは「WordPressインポート」。
WordPressで書き出したxmlファイルを読み込み、CMSへ簡単にインポートできるようになりました。
従来、多くのWeb制作者のメインの選択肢だったWordPressと肩を並べた、いや、むしろ超えたという自負を感じさせる機能追加でした。
また、同時に「STUDIO CMS 2.0」がリリースされ、CMSダッシュボード上でのアイテム編集が行なえるようになりました。
待望の「投稿予約」も実装され、いよいよSTUDIO利用の懸念点が払拭されてきた印象があります。
さらに当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「Notion」や、スタートアップ界隈では愛用者の多かった「Airtable」との「API連携」機能も発表。
Web制作者以外にもSTUDIOがよく認知されてきたのもこの頃だったように感じます。
2023年:AIへの挑戦
そして2023年。STUDIOはかねてより温めていた「STUDIO AI」構想をリリース。Product Huntで世界1位を獲り、「ICC KYOTO 2023 スタートアップカタパルト」(ピッチコンテスト)で優勝しました。
世間がChatGPTをはじめとする生成AIの登場で騒然とする中で、Web制作×AI領域のプレイヤーとしての立ち位置を確立した年になりました。
さらに「Figma to STUDIO」の衝撃。僕もnoteに書きましたが、(まだまだ発展途上ではあるものの)Web制作の未来を感じさせるできごとでした。
その他にも実用的なアップデートが多数あり、目覚ましい勢いで使い勝手が良くなっていくことに驚かされました。
なかでも界隈をざわつかせたのは「Lottieアニメーション」への対応。従来のSTUDIOでは難しかった動的なアニメーションが手軽に実装できるようになり、表現の幅が格段に向上しました。
2024年:?????
さあ、今年2024年はSTUDIOにとってどんな年になるのでしょうか。
現時点では、まだ大きなアップデート・機能追加の情報はありません。
当然ながら、AIへの挑戦・投資は引き続き行なわれるでしょう。特にプロンプトベースでのWebサイト生成は、STUDIOの主戦場となっていきそうです。
クリエイティブな仕事の多くはAIに取って代わられるイメージもありますが、すべてを代替するのは不可能で、最後には「人間にしかできない仕事」が残ります。
そんな人間をエンパワーメントするツールはこれまで以上に求められていきます。STUDIOはそのポジションを担っていくのではないでしょうか。
また、STUDIOの懸念点としてよく挙げられる「表示・描画の速度が遅い」という問題に対しても、何らかの抜本的な解決策が提示されることを期待しています。
バックエンド・インフラの問題は技術的負債などもあり解消が難しいのだと思われますが、表示速度の遅さはWeb制作におけるボトルネックです。本格的なビジネスユースにおいてはSEO対策にも悪影響を与えるため、特に大規模サイトへの採用を見送る主要因になります。
STUDIOが次のステージに進むためには、いつか必ず乗り越えなければならない壁と言えます。
おわりに
というわけで、弊社ではSTUDIOを使ったノーコードWeb制作を起点とした、マーケティング支援事業を行なっております。
創業からまだ半年の会社ですが、パートナーさんもクライアントさんも増えてきて、嬉しいことにとても忙しくなってきました!
弊社でSTUDIOを使ったWeb制作をやりたい
弊社でWebサイトを軸としたマーケティング支援をやりたい
弊社にWeb制作やマーケティング支援を依頼したい
という方がいらっしゃったら、以下のリンクよりお声がけください。
(「noteを読みました」と言ってもらえるの、本当に嬉しいです!)
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