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睡眠のハナシ~金縛り奮闘記

こんにちは。今日は睡眠についてです。
睡眠は大事。言うまでもありませんが、その睡眠で悩んでいる人が多いことも事実だと思います。かつて私もそうでした。私の場合は金縛りにあうこと。今はほぼあわなくなりましたが、これまでの奮闘を記してみたいと思います。

霊感が強い?!

今40代も半ばを過ぎた私ですが、睡眠中に初めて「金縛り」なるものに遭遇したのは14歳くらいだっと思います。怖い夢を見て目が覚めた感じで、意識がありながらも体が動かない。むしろ締め付けられているような感覚でした。そしてしばらくしたら目が覚めました。それまで目が覚めていたと思っていたのは実は夢の中だったようです。

これは一体なんだろう、ということで親に相談しましたが、「金縛りじゃない?すごく疲れているとなることもあるよ。」ということだったので、あまり気にせず過ごしていました。

しかし、それが段々と頻度が増していき、週の半分は寝ているときに金縛りにあうという状態になりました。金縛りは、寝てから割とすぐに起こります。怖い夢と共に、体が押さえつけられたり、足を誰かに掴まれていたりする感覚と共に、目を開けると空中に何かが浮かんでいるといった幻覚を感じるようになりました。週に何日も起こるようになるとさすがに怖くなってきました。

当時はネットもなく、あまりメジャーじゃない情報は得にくい時代。金縛りのメカニズムが全く分からない中、テレビでは、霊に関するものが流行っており、体が浮いている感じがしたり、得体の知れないものが見えたりすることから、もしかして霊感が強いのではないかという思考に陥りました。

今考えるとバカバカしくて笑ってしまうのですが、あるテレビ番組で霊はニンニクを苦手とする(ドラキュラ?)なんてことを言っていたので、ベットの近くにニンニクを吊るして寝たこともありました。
当然、効果はありませんでしたが...。

「お友だち」だと思う

中学生から高校生、大学生となっても睡眠時の金縛りは日常的なものでした。大人になるにつれてさすがに霊感が関係しているとは思わなくなり、体質なんだと思うようになりました。

また、長年のつきあいになると金縛りの傾向というものが分かってきます。
まず、寝てから割とすぐに起こる。目を開けると変なものが見えるので目を開けない。感覚として1分もあれば収まる。金縛りが解けてしっかり目が覚めてからもう一度眠るとその日は金縛りにあわない。などなど。

改善したいと思っていたはいたものの、周りに聞いても日常的に金縛りにあっている人なんていないし、医者にいくのにも何科に行けばいいか分からないし。いつしか深刻な悩みというよりは、体質として受け入れ、金縛りにあったら「お友だちがまた来た」くらいに思おうとしていました。
若い人がなりやすいという話をどこかで聞いたので、もしかしたら年齢と共に改善するのかなという期待を抱きながら...。

睡眠障害だった!

転機は30歳を過ぎた頃に起こりました。
当時仕事のストレスだと思うのですが、ちょっと鬱っぽい気分が続いたことがあり、メンタルクリニックに行ったことがあり、医師に「そう言えば、金縛りによくかかるのですが、何か対処法はありますか?」と聞いたところ「それは、本来睡眠は初めにノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)という深い眠りがきて、浅い眠りであるレム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)と何度か繰り返していくのだが、入眠直後にレム睡眠がきてしまうと金縛りのような状態になる。」つまりは睡眠障害ということでした。
レム睡眠を押さえる作用がある薬を処方いただけるとのことでした。

結果は...
寝る前に薬を飲むと金縛りにあわなくなりました。
朝まで目が覚めずに眠れるようになりました。
これまで朝起きてくると目にクマをつくっていたり、だるそうにしていた私がスッキリと起きてくることに対し妻が驚いていました。(喜んでくれました。)
風邪を引かなくなりました。
そう、金縛りは睡眠障害。放っておいてはダメで、対処が必要だったのですね。
とんでもない悪友と別れることができました。

睡眠は本当に大事

約15年、金縛りに苦しめられてきました。
今でもごくたまにかかることはあります。しかし、それはほとんど影響がない程度。医師から、依存性がない薬なので問題ないとの説明を受け、今でも毎日薬を飲んでいます。本当は薬なしで何とかしたいところで、何度か試しましたが、薬を飲まないとまたかかるという状態です。

しかし、しっかりと眠りが保証されるのであれば、無理に薬の服用をやめることもないと思っています。それくらい睡眠は大事です。体調だけでなく、メンタルにもかなり影響します。
もちろん、薬があるから良いというのではなく、睡眠に悪いことはやめ、朝散歩など睡眠に良い習慣を続けていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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