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読書による気づき~ストレス脳

あの「スマホ脳」の著者アンデシュ・ハンセンの最新作「ストレス脳」を読みました。
ほぼ独学で心理学を学んでいる私ですが、こうした脳科学に関する本は興味をそそられます。

ストレスと脳ということで、やはり、脳の部位「扁桃体」と神経伝達物質である「セロトニン」というワードが多くでてきます。
逆に出てこなかったら今まで学んできたことは何だったのかという疑念を抱くところでしたのでその点は良かったです。

ただ、だからといってそれだけで片付けられる程脳とストレスの関係は単純じゃない。
ここが今回の一番の気づきとなりました。

ストレスと感染症の関係についてはコロナ禍ということで興味を引くものですが、それは今に始まったわけではなく「ストレスを抱えると感染リスクが高まる」ことが歴史的に感染症が多くの人の命を奪ってきたことで実証されています。

孤独によるリスク、運動によりうつになるリスクを下げられる、この二つがこの「ストレス脳」という本においてそれぞれ章立てされた重要な要素になっています。
なぜこの二つがそれほど重要なのか。
対人関係、コロナ禍、SNS、リモート…
こうしたストレスとどう付き合うか。

医療と経済の目覚ましい発展にもかかわらず、私たちは精神的に元気になっていない。

ストレス脳

これは何を意味するのか。
では、精神的に元気になるためには何が必要なのか。
本書により心と脳の仕組みを知ることで、自分にとっての最適解を見いだしていこうと思いました。


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