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読書による気づき~もしも社畜ゾンビが「アウトプット大全」を読んだら

シリーズ90万部突破の樺沢紫苑先生著「アウトプット大全」が漫画になりました。

私が初めて「アウトプット大全」を手に取ったのは約2年前。
新型コロナの蔓延より最初の緊急事態宣言となった期間、多くの時間が生まれ、一旦立ち止まったような感覚となりました。
いろいろと考える時間ができ、このままの生き方で本当にいいのかなと感じ始めたときに、考え方を変えるきっかけを与えてくれたのが「アウトプット大全」でした。

今回の漫画は、社畜ゾンビと化し崩壊寸前の20代の会社員である健が、謎の清掃員七さんの言葉により、徐々にアウトプットの重要性に気づき、行動に移すことで成功に向かうというものです。
アウトプットって何なのか、具体的に何をするのか、それをやることによってどんなことが起こるのか、ということが凝縮され、それが物語調になっていますので、読むやすくすごく分かりやくなっています。

さて、「社畜ゾンビが・・・」ということですが、私自身、これまで社畜ゾンビにはなったことはありません。
自己分析をしますと、仕事はしっかりこなすけれど、決して仕事人間ではないので、仕事以外の時間は家族との時間に充てたり、友人と飲みに行く、あるいは趣味など好きなことをして過ごしてきました。
それでいいと思っていました。

ただ、「アウトプット大全」を読んだとき、逆に本当にこれでいいのかという疑念が生じました。
それは仕事で必要なこと以外のアウトプットを何もやってこなかったからです。

そこから少しずつできるところからアウトプットを始め、今こうして読書感想文を書いてインターネットで投稿できるまでになりました。
こうした自分の姿は2年前には想像がつかなかったものです。

アウトプットは本当に楽しい。
自分の考えを様々な手法で発信することは、自他ともに良い効果があると思います。
私は特に、仕事という制約がない中で、上司の決裁も不要である個人としての自分の考えをアウトプットすることに楽しさを覚えています。

この漫画の主人公である健は20代。社畜ゾンビとなってしまいましたが、それをきっかけに周りの助けもあってアウトプットの重要さに気づけることができました。
40代半ばでアウトプットの重要さにようやく気づけた私からすれば正直健が羨ましい。
ただ、一方で今、それに気づけたことに感謝もしています。

この本は、自分は社畜ゾンビではないから関係ないと思っている人にも是非読んでもらいたいと思っています。
インプット仕事を何となくこなして、何となく休みを過ごしてしまうというかつての私のような人程アウトプットの重要性に気づかず歳を重ねてしまい、気づいたときには手遅れと成りかねないからです。

漫画なのに気づきが多くてマーカーでラインを引きたくなってしまう本「もしゾン」。この漫画があなたの人生を変えてくれるかもしれません。

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