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スタートアップにおけるミッション・ビジョン・バリューの社内浸透が必要な理由

中田@FromTo

こんにちは、FromToの中田です。
最近、ミッション・ビジョン・バリュー(以下MVV)の社内浸透について振り返る機会があったので、その内容について書きたいと思います。

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■考えることになったきっかけ

1つ目は投資家の方とのメンタリングでのご指摘でした。
この8月から投資家の方に、個別での1on1を取って頂いています。

<メンタリング実施の背景>
FromToは風通しが良すぎるがうえに、自分自身の意見も通ることも多いです。ただ、逆に自分の意見や判断が会社を間違った方向に進ませることがあるのでは?という懸念がありました。
また某スタートアップのCOOの方からも、VCの社長と1on1をやっていることが非常に有意義だ、いう話を聞きました。代表じゃなくてもキャピタリストの方と1on1をやっていい、というのは目鱗で、リクエストをし実施をしています。

そのメンタリングからFromToにおけるMVVの共有や浸透に関するご指摘を頂きました。
自分自身、全く自覚していない点だったこともあり、改めて社内に共有して再度認識をすり合わせることができました。
まず、MVVの浸透というマインドが無意識化していること自体が反省点でしたし、メンタリングという機会でこうした指摘が得られるという点も改めて有意義だと感じました。

2つ目は、メンタリングの丁度翌日、友人から職場におけるマネジメントの話に及んだからです。
以下、社内に共有したslackの内容を抜粋します。

<社内slackからの抜粋>(一部個人情報は伏せます)
友人は●●支店長として10名の年上の部下を抱えています。
個人のスキルアップや業績アップにあたっての取り組みについて聞いたのですが、
まず10名の部下に毎月2-3h程度1on1を実施しているようです。
業務比率としても半分を占める形です。
そのうえで、個々の志向性に応じてコミュニケーションをかなり変えていて、最も重視するのは各人のモチベーションと言っていました。
結果、●●支店は全国支店のうち、友人の赴任時の一昨年は●位の業績だったのが、昨年は1位になっているとのことです。
彼が勤める比較的一般的な会社(※非スタートアップ企業という意味)においては、個人のモチベーションは社会性だったり自己成長だったりとかなりバラバラです。
そのなかで成果を出す組織作りにおいて、彼のように部下に対して個人単位でのフォローが重要になっているのだと思います。
反面我々のような人材リソースの限られているスタートアップにおいては、同様のマネジメントの時間はなかなか取れません。
だからこそ、MVVが浸透し、大きなモチベーションの総意がとれているということが、会社や事業の成長にあたって不可欠ですし、マネジメントリソースへの節約になります。
昨日も採用や組織文化に関する議論をしましたが、改めて各メンバーが事業にコミットしきるマインドセットを共有できること、そしてその余地があることを面接や試用期間中にすり合わせること、またその前段階として採用する人材の要件について定義づけをすること、が一貫して繋がっていること、そして非常に重要な事項なのだと認識しました。
本件についてご意見がありましたら是非お願いします!

メンバー個々人に最適化されたマイクロマネジメントを丁寧に行うことで、各人のモチベーションを最大化させるアプローチです。
一般的な企業であれば入社理由は当然バラつきがあるでしょう。(年収・待遇・事業内容・担当業務・裁量・職場の立地・チームの雰囲気・社会への影響度・スキルアップ・ワークライフバランスetc)
ただ、立ち上がり間もないスタートアップだとどうでしょう。正直、メンバーに提供できる要素は限定的です

友人の取り組みとそれが導いた結果自体にも非常に頭が下がる思いでしたが、反面自分たちはここまで丁寧に社内コミュニケーションをとれるのか、またとるべきなのか、そしてモチベーションを維持・向上させるにはどうしたらいいのか、考え直す素晴らしいきっかけになりました。

これら2つの出来事を踏まえて、自分に対して「MVVの浸透とマネジメントに関してはアタマでは理論を理解していた”つもり”だったものの、実践が十分にできていないのでは」という危機感を非常に強く感じたのです。

■名選手のフォームを何度見ていてもすぐに実践できるわけではない

少し別の例として野球を挙げます。

youtube等でプロ野球選手の運営されている動画などをよく見るのですが、数多くの理論や過去の名選手のフォームが登場します。
その際に強く思うのは、「名選手のフォームを何度見ていてもすぐに実践できるわけではない」ということです。

名選手のフォームやスーパープレイを見ただけで再現できる人はほんの一握りなのではないでしょうか。
そして万が一再現したとしても、それが本人の骨格や筋肉などにおいて最適かどうかは分かりません。

自分自身についてでいうと、マネジメントに関しては会社員時代から実体験や業務を含めて、かなり経験を積んでいるような気がしていました。
ただ、それはあくまで「ある程度大きな企業のマネジメント」に関する話でした。
スタートアップにおいて、MVVの重要さはあらゆる方が繰り返し言及されています。
良くも悪くもFromToに入る前にスタートアップ界隈に片足を突っ込んでいたことから、「理論と限定的な経験値だけで理解した"つもり"になってしまっていた」のです。

■実践がないと新しい理論も吸収できない

この危機感を自覚して以降、自分のなかで「スタートアップにおけるマネジメント」に関するアンテナが敏感になったのを感じています。
この意識がなければ前述したように友人の話が骨身に染みるか、むしろその話題に水を向けてないかもしれません(僕から聞かせて欲しいとリクエストしました)。また理論に関する動画・書籍・ニュースなどについての理解度がより高まっているように思えるのです。

余談ですが、サイバーエージェントの曽山さんのこの動画は最高でした
https://r25.jp/article/1104331199492819599
これも、実はyoutubeで事前に触りだけは見ていて、「おおよそ内容の予想がつくので有料視聴するほどではないな」と思ってしまっていました

理論を常に実践していく、そこに新たな発見と学びがあり、そこから更に新しい切り口を求めて理論を求めていく、、、そんな好循環を作れると最高なのだろうなと思います。
自分は元々抽象思考をする傾向が強いので、大枠を理解したからいいや、となりがちだったのですが、単なる実践不足だったのだと大きく反省しました。
「自己啓発本を読んでやる気は出るもののアクションは起こす人は非常に少ない」という話や、「結局実行力のある人がすごい」という話もよく聞きますが、同じようなことを指しているのでしょう。

理論と実践の繰り返し、、本当に当たり前でありふれた言葉になってしまうのですが、これが何よりも大事です。
良いお手本を見て素振りや投げ込みをしてみる。動画を撮って振り返る。また良いお手本を見る…
学習の基本です。

■(まとめ)スタートアップのMVV浸透は事業成長ドライバーであり”マネジメントリソースの節約術”

やや一般論に論旨が寄ってしまいましたが、改めて「スタートアップにおけるMVV浸透が必要な理由」について今回のnoteの論旨の展開を整理してみました。
※これ書かなくても文章でしっかり伝えられるようになりたい

<このnoteの論旨の展開>
MVVの浸透に関する指摘やマネジメントの成功事例を聞く

スタートアップにおけるMVVの浸透について、理論では理解していたつもりだが、実践が足りないのではと危機感を感じる

一般論的気づき:学習とは理論と実践を繰り返して一歩ずつ進化していくしかない

現時点でのスタートアップのMVV浸透・マネジメントにおける気づき:(以下に続く)

実は冒頭に記載した社内に向けたslackにまとめていたりします。

反面我々のような人材リソースの限られているスタートアップにおいては、同様のマネジメント(注:毎月1人の社員あたり半日の面談を実施すること)の時間はなかなか取れません。
だからこそ、MVVが浸透し、大きなモチベーションの総意がとれているということが、会社や事業の成長にあたって不可欠ですし、マネジメントリソースへの節約になります。

「MVVの浸透でメンバーがモチベーションがひとつにまとまり事業成長に邁進できる」という点においてはよく言われていることかと思います。
ただ「マネジメントリソースの節約」という言葉は、スタートアップのMVVの重要さを語られるうえであまり見聞きしたことはない気がします。
(本に書かれていたり聞いたこともあるのかもしれませんが、だとすると自分の中からこぼれ落ちてました)
が、シード期のスタートアップのメンバーからの実体験としては、まごうことなき本音であり、大きな気づきでした。

もう少し意図を開いて書きます。
事業成長にメンバーがコミットしていくためには、MVVの共有が必要です。一方でそのズレが生まれることで、MVVの浸透・再確認のための面談・相談・打ち合わせなどが必要になります。これにはどうしても時間的リソースを使うことになります。
なればこそ、
①入社前~入社後にMVVをしっかり共有すること
②常日頃からMVVを忘れないようなアクションにメンバー全員が定常的に取り組むこと
この2点が、メンバーのフォローための時間を失うリスク、メンバー離脱のリスク、採用にかける金銭的・時間的コストを負うリスク、ひいては事業の鈍化のリスクを低減させる、”マネジメントリソースの節約術”なのではないでしょうか


「マネジメントリソースの節約」という言葉だけだとやや強い表現ですが、折角note書くので自分のためにも将来のどなたかのためにも、率直な気持ちを記しておきます。

そして①・②を書いたところはあくまで気づきから派生した「理論」です。これらを「実践」しながら、一歩ずつ良い方向に進み、また新しい気づきや「理論」に触れながらレベルアップしていけたらと思います。

だからこそ、ミッション・ビジョン・バリューを共有しながらも同じ目線を持ちながら一緒に議論できる、そんな肩を並べて走っていけるメンバーを求めております!

雑談でも結構ですので是非!エンジニアも大絶賛募集中です!!

【Meety:中田のカジュアル面談URL】
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過去最長の記事になりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

■(付録)この1カ月間取り組んだこと

※noteを更新する時に、それまで1カ月でやってきたこと、特に自分で引き取ってやってきたことや時間的に多く使ったものについて記載しています。シード期のスタートアップCOOって何をやってるのか、の参考になれば

・自治体との打ち合わせ
・自治体職員へのインタビュー
・47passの提供価値の再定義
・47passのデザインリニューアルに関するアイディエーションとユーザーインタビュー ※ご期待ください!
・他ベンチャーとのアライアンス協議
・経営合宿のアジェンダと骨子作成
スタチャレ補助金申請 ※スタートアップの方は活用検討したほうがいいですよ!
・MVV社内浸透における議論
・採用人材の要件定義
・採用プロセスの改善
・採用体制の整備
・労務人事回りの制度整備に関する打ち合わせ
・報酬テーブル素案の作成
【定型業務】
・マーケティング業務のディレクション
・47passユーザー情報整理
・メルマガ配信

数としては過去最多になったかもしれません。
ひとつひとつの質が下がってないことを祈ってますが。。。果たして

【今回のブログ執筆BGM】
ゆらゆら帝国/空洞です
https://open.spotify.com/album/0OkPlJ2CMRLjGGJ0zGLVCV?si=pNP0H7bbTayS0LfrkLS_Lg
10年ぶりくらいに聴いたがやはり素晴らしい名盤…

※5100字くらい(過去最長)
※所要時間100分くらい

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中田@FromTo
株式会社FromToのCOOの中田です。 弊社では、地方自治体のスタートアップ向け実証実験の施策情報を一元化する「47pass」を開発しています。 事前登録のほど宜しくお願い致します。 https://lp.47pass.jp/