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白杖使用者の声かけのポイント

昨日は天気も良かったので新しいカメラを持って、試し撮りと写真素材撮影を兼ねて散策に出掛けてきました。最寄り駅から電車に乗って数駅行くと、白杖使用者の男性と女性が乗車してきました。

ここからの話は、数秒の間に起きた出来事です。

席に座ってYさんと話をしている時、〇〇駅に電車が停車して、白杖使用者の男性と女性が乗車してきました。「・・白杖・・大丈夫かな?」と私が思った瞬間、たまたま前を歩いていた男性の白杖がYさんの足に当たり、すぐにYさんと私は席を立ち、Yさんが「どうぞ座ってください」、男性は「有難うございます。(女性に向かって)席を譲ってくれたよ、座ろう」と。

そこから数駅行き、私達は違う電車に乗り換えて目的地へ。

帰宅後、その事についてYさんと話をしました。「あの対応がベストだったのかな?」、「そういえば、声をかける時って、どの位置から声をかけるの?」などなど、うる覚えなポイントが多かったので調べてみました。

下記のサイトに分かりやすく書いてあり「なるほど・・そうか・・」と改めて勉強していました。と、リンク先を貼っても読んでもらえないケースが多々あるので、数カ所・・転載させて頂きます。

〜(電車や駅で)席が空いているのに、立ったままでいる

私は電車に乗って空いている席を探したいけれど見つけることができないため、立ったままでいることが度々あります。このような場面に遭遇した時には、ぜひ声をかけていただきたいと思います。

ただ人によって、電車の奥の席に連れていかれると降りる時に大変なので、戸口の手すりにつかまっている場合もありますので、座りたいかどうかを聞いてみてください。

この時のポイントは、“声をかける”ことです。

なぜ、“声をかける”ことが大事かというと、コロナ禍になってから、席を譲る際の声かけが急激に減り、その代わりに、ジェスチャーで「どうぞ」とされることが多くなったためです。飛沫感染を防ぐために声を発しないでジェスチャーで教えてくれているのだと思うのですが、私はジェスチャーが見えていないため、音声情報が大切になります。仮にジェスチャーをされたとしても、譲られていることすら気が付くことができません。最悪の場合には、「どうして譲ったのに座らないんだろう」と思われてしまい、譲ってくれた方の気分を害してしまうかもしれないのです。

お互いに気持ちを伝えあうために、“声をかける”ことは、とても大切です。

https://www.carefit.org/liber_carefit/barrier-free/barrier-free19.php

引き続き、転載させて頂きます。

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”白杖使用者への声かけのポイント”

もしかしたら困っているかも?という白杖使用者を見かけたら、どのように声かけすればいいか、簡単にお伝えします。

・なるべく正面から声かけする

視覚に障害のある白杖使用者に声かけをするときはなるべく正面から声かけしましょう。後ろや離れた場所から声かけされると自分に声をかけられているのか分かりにくいので、正面、もしくは飛沫感染を避けるために斜め前から声かけするといいです。

・具体的な情報で伝える

「あっちにレジがありますよ」、「もうちょっと進んでください」という説明では、“あっち”がどこのことなのか、“もうちょっと”がどれくらいなのか、分かりづらいこともあります。正確な数字でなくてもいいので、「右手側に5メートル進むとレジがあります」「あと1歩進んでください」といった情報だとイメージしやすいです。

・身体に触れるときは事前に声かけする

皆さんも急にからだを触られるとびっくりすると思います。白杖を使用する視覚障害者を案内する“手引き”のときに、皆さんの腕や肩を白杖使用者に掴んでもらって移動しますが、いきなり手を触られて誘導したりせずに、「右手を失礼します」や「案内しますので右手を前に出してください」という声かけをしましょう。

また、白杖使用者は自分で動くことはできるので、命の危険が迫っているような状況を除いて、移動してもらいたいときはからだを押したり引っ張ったりしないようにしましょう。

・お手伝いの方法が分からなければ本人に聞いてみる

声かけすればいいか分からない、どうやってお手伝いすればいいか分からない、と感じたら、本人に聞いてみましょう。自分で決めつけないで、その人がどうしてほしいのか、聞いてみましょう。「何かお手伝いできることありますか?」「もしよければ案内しましょうか?」と相手に選択できるような声かけがいいです。

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”コロナ禍で声かけしていいの?”

コロナ禍になって街中やお店の人からの声かけが減って困っているとお伝えしました。皆さんも、コロナ禍で声かけしていいのか迷うこともあると思います。皆さんがマスクや手指消毒など感染予防対策をしているのであれば、声かけをしてみてください。

声かけしたときに自分がマスクなどの感染予防対策をしていることを伝えると本人も安心してくれるでしょう。

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知識があっても行動できないようであれば、意味が無いと思っています。改めて調べてみると、現在の状況も踏まえた解説が・・とても勉強になりました。同時に、様々なシュチュエーションを考えて話し合いをしました。これも大切なポイントだと思います。

今回は電車内の話ですが・・様々なシュチュエーションを具体的に考えること。その場合、瞬時にその空間の状況を把握することも大切になって来ます。幸い・・私は携帯電話もスマホも持っていなく、(外で)ヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聴くもありませんので周囲の状況を把握するのは他のお客さんよりも早い方だと思います。これも大切なポイントです。

同機構のサイト内に『SDGsの取組みと障害者の関係性』も書いてありました。

どうしてもSDGsと聞くと、”環境”の事を思い浮かべる人が多いと思いますが、”人との関わり合い”も・・とても大切だと感じています。地球も大切ですが、それ以上に大切なモノは、”人の生活”、”人の命”です。


”師”(加瀬野 洋二氏)のnoteに関わらせてもらって、あと数日で二ヶ月が経過します。その間に更新した13本の原稿は・・どれも色々と考えさせられます。”考えること”、”学ぶこと”は良いのですが「頭でっかちになりすぎないように」と毎回自問自答を繰り返しています。昨日の白杖使用者の方々への対応をきっかけに、さらに成長して行きたいと強く感じました。

最後に・・オマケの余談を。

昨日の散策途中・・以前、気になった人を見かけた場所を再訪しました。するとYさんが「・・13だって」と。『13』には様々な意味が含まれていますが、私の誕生日でもあります。さらに・・そこの住所らしきモノが・・

6-13。『6』と『13』・・『6』にも様々な意味が。数字遊びばかりしていると、街中の数字も気になってしまいます。

その”以前、気になった人”には会えませんでしたが、それに近いニュアンスの別の人とすれ違い・・「おっ・・・?」と。

その後・・「うぃ〜〜〜ぃ〜〜〜」と私達の正面からホーミーばりの声を出しながら歩いてくる男性が・・「俺とデートしてくれない(笑)?」と甲高い声で私をナンパして来ました。私をです。その人は(おそらく)70代。私は今年でXX歳。一瞬フリーズしてしまいましたが「また今度ね〜〜!」と一言で回避しました。ジェンダーレス、多様性・・なのでしょうか。

去年、新潟の弥彦線で出会ったおじさんを一瞬思い出してしまいましたが、その時とは違い・・特に酔っぱらった様子もなく、手に危険なお酒を持っていなく(身なりもそれなりに綺麗で)何とも御陽気な人でした。「あの人も、きっとあそこに住んでいるな・・」と感じつつ「きっと寂しいのかな・・」とも。

それにしても、やはり・・あのエリアは摩訶不思議です。

梅雨に入る前のこの時期は・・とても貴重です。年々、春と秋が短くなっているのも事実だと思います。また時間を作って街を散策してこようと思います。新しいカメラが・・本当に手強いので、そっちも勉強が必要でして・・。もしも・・今度ホーミーおじさんと遭遇したら、激写して来ます。楽しみにしていてください(苦笑)。


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