万年筆のペン先表記
ここんとこ極細のボールペンが増えたように思う。人気あるのね。技術向上の賜物でもあるか。
書ける線の太さ(細さ)には人それぞれに好みがある。ボールペンなら0.7が好きかな、俺は。ギリ0.5。
これも好みの範囲かな、用途によって書きたい線の太さ(細さ)がある。ハガキの宛名を書くとき太い線で文字を書きたくなる、俺は。あんまり細い線だと紙面がスッカスカに感じられてしまって心細くなる。
手帳にあれこれ書きつけたいときは細字じゃないと困る。文字が潰れる。
万年筆も書ける線の太さを選ぶことができる。一般に細い方からF、M、Bとされる。Fはファイン、Mはミディアム、Bはボールドの頭文字らしい。
ペン先に関する解説をセーラー万年筆のサイトでどうぞ。
せっかくなのでパイロットのも。
この、FだとかMだとかの表記がメーカーによって違ってて、というか国によって違うの。一般に日本のペン先は欧州に比べて細い線を書けるように作ってある。漢字がややこしい線で構成されているからだろうね。
たとえば日本のメーカーであるパイロットのMとドイツの老舗ペリカンのEFがちょうど同じくらいの太さになる。パイロットのFは極細って感じだし、EF(エクストラファイン)ともなると髪の毛よりも細いんじゃないのって感じの線になる。針で書いたみたい。
はじめて万年筆を使おうって人は、どうだろう、日本の細字を使いやすく感じるかも知れない。ただボールペンで書くときと同じくらいの筆圧かけるとカリカリしちゃうのが気になって楽しくないかも知れない。
万年筆って、少し寝かせて紙の上を滑らすように使うと面白いんだよね、俺はね。極太とか病みつきになる。
万年筆を買うときは必ず試し書きするといいよ。面倒くさがらずね。
追記:下記比較画像のペリカンはEFでした。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。