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家族的経営の「家族」って

社長と仕事する中でときどき出てくる「家族的経営」という言葉。たいていの場合、良い意味の言葉として、経営者として参考にして取り入れたいものとして、使われる言葉。

こちらは「経営家族主義」という言葉の解説がまとまってる。

家族制度における家父長的温情主義を企業経営に持ち込み、それを経営の運営原理とすること。

小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

乱暴になるけどざっくり言えば、株主あるいは経営者個人を儲けさせる経営でなく、働く人が幸せになる経営ってところだろう。

俺は家族とか家庭に縁がなくて、いや、今も家族一緒に暮らしてはいるけど、経営の手本にするような要素って意外と少なくて、平たく言えばあんまりうまくいってないのね。

なので例えば「従業員を家族のように扱おう」とか言われてもどんな風に扱おうって言ってるのかまったくつかめてないんじゃないかって不安になる。とても。

世の中にはいろんな家族があると思う。みんなニコニコ暮らしてる家族もあればモンスターに支配されちゃってる家族も。うまくいってたり、いってなかったり。

なので「家族的経営」って言葉が登場したときは、その言葉を使っている人の頭の中にどんな家族像が浮かび上がってるのか、可能な限り確かめることにしてる。

言葉だけが上滑りしちゃうの、なんかイヤなんだよね。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。