紙と文房具と印刷に惚れすぎちゃった人がこしらえたメモ帳
好きこそものの上手なれ、とは真実だと思う。どんなに頑張っても「好き」にはかなわない。
俺もそうだけど、俺の周りには自分の「好き」を大切にしている人が多くて、彼や彼女からたくさん刺激を受け取ってる。ありがたい。ありがとう。
もともとは絵を描くことが好きで、同じくらい文房具や画材が好きで、縁あって印刷会社で仕事をするようになって、いろんな紙に触れるうちに紙にハマっちゃって、なんだか我慢できなくなってオリジナル商品作っちゃったっていう友人がいる。
ふくちゃんっていうの。ふくちゃんが作ったんなら間違いないでしょうってことで注文した。
ふくちゃんの会社は箱やパッケージの印刷を得意としてて、なるほど、シンプルだけど凝ったパッケージだわ。
正面(でいいよね?)には丸いのぞき窓。3点リーダーっぽい。
裏面はこんな感じ。ビニール取ってから撮影すればよかったな。封のためのシールもカッチョかわいい。立方体は会社のロゴマークです。
MADE IN HIGASHIHIROSHIMA ってのがいいね。
開封するとメッセージが顔を出す。
小日向京さんだったかな、「書き残すつもりのないものは書かない」って言ってた。メモってほら、用がなくなったらクシャッと丸めてゴミ箱へポイってイメージあるよね。それも大切。そういうメモ、必要。
ふくちゃんのメモ帳は「書き残すためのメモ帳」なんだろうな。サイズは小さいけど手紙に使うのがいい気がしてきた。手紙というか、ちょっと一言。メッセージね。
メッセージの紙を抜き出すとメモ帳がこんにちは。今回は3種セットを買った。
あ、どうも、こんにちは。ひとつひとつに帯がかけられてる。この帯、きっと高級な紙に違いない。ふくちゃん歯止めが効いてないな、こりゃ。売れれば売れるほど社内での立場が危うくなるんじゃないかと心配。
帯のシールもいちいちカッチョかわいい。デザイナーさんのセンスかな? それともふくちゃん自分でデザインしてんのかな?
帯をはずして。
ほら、箔押しだもん。銀箔ですよ、銀。もうアホでしょ。完全に趣味に走ってる。よく発売させてもらったもんだ。
青いのは「青藍」って名前。藍より青し、か。
黒いのは「漆黒」。ぜひ実物見て触ってほしい。ほんとに黒いの。吸い込まれそうな黒。
白いのは「白磁」。上品な器で紅茶飲みたくなる。サンドイッチも食べよう。その前に上品な食器買いに出かけよう。
メモ本体の紙にも色がついててこんな感じ。伝わるかな。青いのだけ帯はずしてます。
「漆黒」がほんと、印象的。真っ黒。なんてことない文字や絵もホワイトで書くと楽しくなるんだよね。
ロディアの11番と比べるとほんのちょっと大きいサイズ。
直感的にこのペンだろうと選んだパイロットのカスタム74。ペン先はM。インクはパイロットの純正ブルー(カートリッジ)。案の定ぴったり。紙の上を走るペン先が心なしか速度を下げる。そうか、ゆっくり書いて欲しいんだな、忙しくしてちゃダメだね、やっぱ。
なるほど、自分が満たされるというのも誇大表現ではない。満たされるというか、大切にしたくなる感じ。
同じ素材でリングノート作ったらどんなのできるかなって思った。ふくちゃん作ってくんないかな。小さいリングノート大好きなんだよね。
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世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。