柿の木

長野県の伊那地方に越して来て3ヶ月。 地元のこと、日々の考えごとをつらつら書こうと思い…

柿の木

長野県の伊那地方に越して来て3ヶ月。 地元のこと、日々の考えごとをつらつら書こうと思います。 茨城県出身。最近好きな食材はかぼちゃ。

最近の記事

伊那谷暑すぎる日記⑨

今日も暑いです。 きっとこんなふうに書き出してる日記が何千何百とあるでしょう。 そのくらい日本中が暑いわけで。 ご多分に漏れずここ伊那谷も暑いです。 歩いていると汗がダラダラ流れてきて、目に染みます。 長野県は避暑地のイメージがあるのか、夏の観光地として思い出していただくことが多いようですが、決して凉しいわけではありません。 数十年前はやはり涼しかったようですが、ここ最近では朝から暑いことも多く、都市化しているせいか夜でも涼しくなりません。 これまで涼しい気候であったこ

    • 伊那谷日記⑧コイン精米機を使ったことはありますか?

      以前はスーパーで精米されたお米を買っていたのだが、最近の我が家では玄米を購入している。 お米に強いこだわりがある訳では無いけど、たまたま玄米がお安く買えるつてがあったのが始まりで… 使ってみるとすごく便利だったのでそれが続いている。もう今年で3年目である。 玄米は一応そのまま炊飯器で炊いても食べられる。ちょっと香ばしい匂いがする。プチプチとした食感も加わる。 でも、やっぱり精米したお米は一段か二段上をいく。玄米何日か食べ続けたあとの白いご飯、止まりません。 なので玄米を精

      • 伊那谷日記⑦りんご園観察記(前編)

        買い物へと行く道の途中に、小さなりんご園がある。 4月から花が咲いたり、実がなったりしている様子を書こうと思っていたのに先延ばしにして、もう7月になってしまった。 写真も撮りたかったのに、結局まだ一枚しか撮れてない。 私がぐずぐずしている間に、りんごはあっという間に大きくなって、7月上旬の今はスモモくらいの大きさになっている。 スモモと言うのが大きさの物差しに適切か不安なところだが、テニスボールより小さく、ピンポン球より大きい感じだろうか。 色は緑灰色で日光に当たる上側部分が

        • 伊那谷日記➅今日はプラゴミの日、ゴミの山に考えさせられる

          わたしの街ではプラスチックゴミの日が月2回ある。 以前住んでいた街では週に1回あったのだけど、こちらは人口が少ないせいなのかなと思う。 包装に使われるプラスチックのみの回収なのだが、月2回だからなのか集積所に集まるその量に圧倒される。60リットルほどのビニル袋が人の背丈よりもうず高く積まれるのである。毎回。 ゴミの山は全然かわいくないのだが、その隣でゴミ当番をしてくれている町会のおじ様たちは優しくてかわいい。 私がゴミ袋を提げて行くと、向こうから取りに来てくれて運んでくれる

        伊那谷暑すぎる日記⑨

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          夏の陽気のユリノキ並木

          夏の陽気のユリノキ並木

          伊那谷日記⑤歩いていても誰ともすれ違いません

          伊那谷に来て早3ヶ月。 伊那谷に越してくる前に住んでいた街には、生活に必要な店がほとんど歩いていける距離にあった。 食品スーパー、ホームセンター、TSUTAYA、イオンモール、市役所、図書館… それが今は、歩いて行けるのはスーパーとドラッグストアーだけになってしまった。 ホームセンターが近くに無いのはけっこう痛い。引越直後はなおのことだった。 親戚や友人達への転居をお知らせする手紙にも、「車が無いとどこにも行けません」と書いていた。 伊那谷は南アルプスと中央アルプスに挟

          伊那谷日記⑤歩いていても誰ともすれ違いません

          伊那谷日記④淡竹のアク抜き大失敗の巻

          テレビのニュースで長野県内の淡竹(はちく)についてやっていた。 長野県にやってきて初めてその存在を知った淡竹。 細長く、赤褐色の皮を持ち、アクの少ないタケノコである。 アクが少ないって、それだけで価値があると思う。 普通のタケノコはアク抜きの為に調理時間が長いうえに、結果うまくできずえぐみが残ることが多い。 なので、早速近くの直売所へ行って入手してきた。細目4本で200円。この価格も淡竹の魅力だな。 切り口が新鮮そうだったので、ぬかを入れずに下茹でのみでいってみることに。

          伊那谷日記④淡竹のアク抜き大失敗の巻

          伊那谷日記➂〜今日も熊鈴は谷に響くよ

          リーンリーンと鈴の音を響かせながら子ども達が登校していく。 ここは信州伊那谷。山も川も近くて、私たちその山や川のそばで生活している。 子ども達がランドセルに付けている鈴は熊除けの鈴で、つけ始めたのはいつ頃からなのだろう? 20年前はなかったと思う。10年前も聞いてないような? 記憶でははっきりしないが、ここ最近のクマの目撃数を考えれば当然の方策と言えるし、鈴にどれだけ効果があるのか分からないけど、できる事がそれ以外ないと言うのが本当のところかもしれない。 私達は登山に行く

          伊那谷日記➂〜今日も熊鈴は谷に響くよ

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          宮田高原レンゲツツジまつり

          宮田高原レンゲツツジまつり

          初夏の桜の並木道

          初夏の桜の並木道

          伊那谷日記②〜オオキンケイギクと試行錯誤

          オオキンケイギクが河原にいっぱい咲いている。 黄色い花びらは初夏の日差しを浴びて輝きをまし、川筋を流れる風に揺れ動いている。 黄色い絨毯のようにと言うのはこういうことかと納得する。 私は素直に美しいと思う。 オオキンケイギクは外来植物だと言う。繁殖力旺盛で、日本固有の植物を圧迫しているのだと。 もともとこの繁殖力の強さを見込まれて、工事の後の緑化植物として導入されたらしいが、近年この強すぎる繁殖力により特定外来生物に指定されたらしい。 この美しくも強い花は、特に人が手入れ

          伊那谷日記②〜オオキンケイギクと試行錯誤

          木道〜初夏の入笠山

          木道〜初夏の入笠山

          伊那谷日記①〜始まりは雨の日に

          雨の朝。 アルプスは南も中央も雲をまとっているが、ところどころ頂が見えている。 伊那谷に越してきて2ヶ月、雨の静けさもまた好きである。 静けさと言っても音が無いわけではない。しとしと雨が降っていても、明け方にはカッコウが鳴いているし、屋根の上のスズメ達は今日も元気だ。 濡れたアスファルトを走る車の音はいつもより響いているし、家の中の電化製品もいつもより大きな音に感じる。 今はまだ外で仕事をしていないので、自由に使える時間がたくさんあるのに、うまく使えず、ずっと時間の無駄遣

          伊那谷日記①〜始まりは雨の日に