電車でぷら〜り伊豆ワーケーション。一人でも家族でも!大満足のプラン紹介!
フリーランスの皆さんが、ワーケーションに行きたくなるのはどんな時でしょうか?
溜まっていた仕事が一段落したとき?
ずっと同じ環境で仕事をするのに飽きたとき?
温泉に浸かりたくなったとき?
人によって理由は様々だと思いますが、もし静岡県伊豆半島に行くとしたら、どんなふうに過ごしてみたいですか?
今回、伊豆の魅力を伝える団体「美しい伊豆創造センター」のお声がけにより、フリーランス協会事務局メンバーが、伊豆でワーケーションを体験。
伊豆ワーケーションのwebサイトを参考にして、「こんな過ごし方をしたい!」という希望を叶えてきました。
1つ目は、伊豆半島の先端にある静岡県下田市での「おこもりワーケーション」。溜まってしまいがち事務作業を一気に片付けるべく、下田に新しくできた宿泊施設付きのコワーキングに滞在するプランです。
確定申告の準備や資料作成など、久々にパソコンと向き合う時間が確保できて大満足でした!
2つ目は、温泉街の修善寺を起点に過ごす、家族も一緒に楽しめるワーケーションプランです。フリーランスは会社員と違って、気づけば仕事ばかりになりがち。締め切りに追われ「気づけば土日も仕事でした」なんてことも少なくありません。
そんな時は、家族が観光を楽しんでいる間に、自分は仕事をするというワーケーションスタイルです。
合間に合流したり、食事は一緒に取ったり。メリハリをつけて過ごせば、家族との時間も作れます。
では、さっそく2つのプランを紹介していきましょう。
プラン① 「踊り子号」で終点へ。港町・下田で平日おこもりワーケーション
最初に紹介するプランは、おこもりにぴったりな下田のプランです。「踊り子号」に揺られて到着したのは終点の伊豆急下田駅。ペリーの黒船が来航したことでも知られる下田は舶来文化が漂う場所。そんな街並みを歩くだけで、不思議と文豪になった気分になりました。
また、下田は海と山、豊かな自然に囲まれた場所でもあります。白く美しい砂浜があり、サーフィン、シーカヤック、SUP、釣りなど1年中マリンアクティビティを体験でき、特に夏には、海水浴を楽しむたくさんの観光客で賑わうそうです。
そんな観光地としても魅力満載の下田で、おこもりワーケーションにぴったりな施設が誕生したとのことで、さっそく行ってきました。
話題の宿付きコワーキングスペース「あたらよ」
私たちがまず訪れたのは、宿付きコワーキングスペース「あたらよ」。
「あらたよ」は伊豆急下田駅から徒歩8分ほどの中心部にあり、「コワーキングスペース」「シェアオフィス」だけではなく、お試しで飲食店をオープンしたい人のための「チャレンジキッチン」、「ゲストハウス」も併設されています。
観光やビジネスの拠点として短時間から長期間まで、幅広いニーズに合わせて快適に滞在できるのが魅力ですね。
ちなみに、「あたらよ」という名前、あまり聞いたことのないネーミングですよね?
万葉集に出てくる『可惜世(あたらよ)』から命名したとのことで、「過ぎてしまうのがもったいないと思えるほど素敵な世の中」という意味だそうです。ここを訪れる方々と、そんな世の中を共創していきたいという想いが「可惜世」のネーミングには込められているなんて、とても素敵な由来ですよね。
短時間利用したい人にはドロップイン利用もできます。ドロップインの値段は3時間500円〜(税込)とお手頃で嬉しいですね。
コワーキングスペースには、窓から明るい光が注ぐオープンスペースのほか、落ち着いた空間で作業ができるクローズドスペースまであります。
ちなみにクローズドスペースは、4人掛けの個室席2室、珍しい畳敷きの1名掛けの和室の個室、そして中2階にはシェアオフィスとして利用できる半個室3席など、部屋のバリエーションも豊富。もちろん、モニターなど、テレワークに欠かせない環境を完備しています。
また、地元のフリーランスもよく利用しているため、交流が楽しめるのも魅力の一つ。コワーキングスペースには、地域の情報を提供してくれたり、利用者同士を繋げてくれるコミュニティマネージャーがいるため、一人で訪れても安心です。
2階には長期滞在にぴったりな宿泊施設も!
嬉しいことに「あたらよ」の2階には、個人からグループまで幅広く利用できる宿泊施設もあります。
個々に仕切られていて、プライベート空間が確保されたドミトリーや、1~3名用の広々としたプライベートルームも各種完備!
ワーケーションをする人にとって、長期滞在しやすい手ごろな価格も注目したいポイントです。
気分転換がてら、バラ園の中のコワーキングへ
さて、おこもりワークもいいけれど、時には気分転換をしたくなるものです。そこで私たちは、伊豆急行線に乗って、伊豆急下田駅から3駅のところにある河津駅へ向かいました。
お目当ては、フランス式の庭園の中にあるコワーキングスペースに行くこと!
庭園に入り、コワーキングスペースがある場所に向かってみると……まるで西洋の館に迷い込んだような趣のある建物が現れました!
コワーキングスペースは2階にあり、吹き抜けで開放感たっぷり。発想を広げたり、企画書の執筆が捗りそうな場所だと感じました。
専用Wi-Fiからモニター、プロジェクター、ミーティングスペース、スピーカーマイクまで完備し、コワーキングにあたり必要な設備も充実しています。
妻がバラ園を堪能している間に夫はこちらの施設を利用されているご夫婦の姿や、親は仕事をして、子供は宿題をしている姿もあるそうですよ。
プラン①の過ごし方は、伊豆ワーケーションのwebサイトで、もっと詳しくお読み頂けます。
プラン② 伊豆箱根鉄道で修善寺へ!家族が喜ぶ伊豆ワーケーション
続いて紹介するプランは、家族で過ごしやすい修善寺でのワーケーションです。
修善寺駅は、新幹線の停車駅でもあるJR三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線、通称「いずっぱこ」に揺られること35分で着く終点です。
修善寺は歴史、自然、温泉、グルメが楽しめる人気の観光地としても知られています。
四季折々の美しさを感じられる修善寺ですが、おすすめなのは春の新緑と秋の紅葉シーズン。
特に伊豆随一の紅葉の群生林があり、美しく真っ赤に染まる紅葉を愛でに多くの観光客が訪れます。
そんな伊豆でも指折りの観光スポット「修善寺」の駅前に、コワーキングスペースができたと聞き、来訪しました。
名前は「ぬましんコンパス修善寺」。2023年1月にオープンした施設です。
昼間は伊豆を拠点に活動するリモートワーカーに、そして夕方は学生のスタディスペースとして活用されているそうです。
「修善寺の新たな関係人口の創出や、まちの活性化を図る担い手として、広く地域にひらかれた場所でありたい」と願いを込めて作られたとのこと。
利用料金がリーズナブルなのも魅力です。ドロップインの大人利用料金は、1時間220円(税込)/1名、1日なら1,100円(税込)/1名です。
良心的なのは、学生が勉強できる学習スペースが設けられていて、中学生・高校生・大学生の利用料が無料、小学生は保護者同伴で利用できるそうです。平日の月曜日〜金曜日の16:00~20:00は学生が優先的に利用できるスペースもあります。
子どもの長期休みなどに自分が仕事をしている間、子どもは宿題をして過ごす場所としても利用できそうなのが嬉しいですね!
中はこんな感じです。
レンタサイクルで温泉街へ
ワークをした後、欠かせないのはリフレッシュの時間です。
修善寺温泉には、街を散策しながら足湯も楽しめるスポットがあります。お店も豊富なので、食べ歩きも楽しそうです。
ちなみに修善寺駅の北口には、レンタサイクルもあり、自転車を利用すれば10分ほどで温泉街に到着できます。
自分だけコワーキングを利用して後から合流する場合でも、自転車で10分ならすぐに駆けつけられますね。
パッと目を引く赤い橋は、修善寺温泉の中に全部で5つ。それぞれの橋には御影石で作られた「橋紋(きょうもん)」と呼ばれるシンボルが埋められているとか。
桂川のせせらぎを聞きながら、橋紋探しをするなど、ゆったりとした時間を過ごせそうです。
世界中のサイクリストが集まる、焚き火付き宿
今回の宿泊先は「KONA STAYコナステイ」。
三島方面行きの「伊豆っぱこ」で修善寺駅から4駅先の伊豆長岡駅にある宿です。源泉掛け流しの温泉と焚き火の炎を見ながらグラスを傾ける「焚き火バー」が人気です。
伊豆長岡駅から、伊豆箱根バスに乗り3分で着く「長岡総合会館」のバス停へ。宿はバス停から徒歩3分で到着します(コナステイと伊豆長岡駅間の無料送迎もあるようです。詳細は宿にお問い合わせください)。
外国人宿泊者が多いため、いたるところに英語表記がありました。世界中のサイクリストが集まってくるようで、宿には「KONA CYCLE」と呼ばれるレンタサイクルもあり、サイクルツアーも実施しているようです。
アウトドア派は、海のアクティビティへ
海派やアウトドア派におすすめしたいのは、西伊豆です。
修善寺から遠いイメージがあるかもしれませんが、実は修善寺駅から堂ヶ島方面行きの東海バス一本・1時間半で、西伊豆に行くことができます。
夏は海水浴も良いですが、どんな季節でも楽しめるのが、堂ヶ島マリン。
断崖絶壁の景色を真下から楽しめる、冒険心がくすぐられる乗船ツアーが最高です。
堂ヶ島マリンのクライマックスは天窓洞。天窓洞は、国指定天然記念物にも指定され、天井から美しい光が降り注ぐ神秘的なスポットです。
別名「青の洞くつ」とも呼ばれており、青の洞くつめぐり遊覧船に乗ってその絶景を楽しむことができます。
また、西伊豆町は夕陽の町とも呼ばれ、伊豆西海岸では一年中夕陽を鑑賞できます。特に堂ヶ島海岸と大田子海岸は「日本の夕陽百選」にも選出された夕陽の名所としても知られています。
以上、おこもりにぴったりな下田、家族も喜ぶ修善寺を起点に過ごす伊豆の過ごし方をご紹介しました。
今回、いずれも車いらずで行けるスポットを紹介しましたが、自家用車であれば、韮山反射炉や富士山の絶景スポット「碧テラス」まで足を伸ばすこともできるでしょう。ぜひ、ご自身の希望に合わせたワーケーションプランの参考にしてみてくださいね。
プラン②の過ごし方は、伊豆ワーケーションのwebサイトで、もっと詳しくお読み頂けます。
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