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Workaway ネパール農村滞在記 vol.19【おまけ】

(トップ画像は https://tokiori.me/3141/ より)

19. おまけ

19.-1. VISA取得について
19-2. ノルウェー
19-3. 中国人の変化
19-4. 持ち物について

19.-1. VISA取得について

ネパール滞在には、たとえ1日であってもVISAの取得が必要だ。
e-VISAとして、インターネットで事前申請しておくと、現地の手続きは支払いのみとなるので簡単だ。

このe-VISA申請が、なかなかの曲者で、度重なる謎のエラーでなかなか前に進まない。
住所欄など、そもそも正確に入力することが不可能だったりする。
「どうせ細部はチェックされないのだから、埋めてあればOK」くらいの気持ちで臨まないと、非常に消化不良な出来栄えになる。
(写真は https://nepal-nandemo.com/touristvisa/ より)

登録完了したあとの確認メールも来ないので、自己管理が必要。
ネットでは「5分でできる」という解説ブログもあったが、30分以上かかってしまった。
色々な意味で、「ネパール流」の洗礼を受けるよいきっかけにはなったと思う(笑)。

ちなみに、15・30・90日の3種類あり、もともと45日滞在予定だったので、90日VISAを申請した。
空港では、それぞれ窓口が異なるのだが、100人くらいたVISA申請者の98%が15日VISA。
90日VISAの窓口はそもそも閉まっていた(笑)。
私が並んでしばらくして、係員がやってきて「へ~、90日も、何をするの?」と興味深そうに聞いてきた。
「ネパールが好きすぎて、90日じゃ足りないくらい」とゴマをすると、係員は満足げに「Good!」とぼんっと大きな音を立ててハンコを押してくれた。

ちなみに、VISA料金は、それぞれ15日=25ドル、30日=40ドル、90日=100ドル。
2か月、という人にとっては微妙に損した気分になる価格設定だ。

19-2. ノルウェー

今回のホストは、ノルウェー人だった。
今まで世界中からWorkawayerや宿泊者を受け入れてきた私だが、北欧4国のうちノルウェーだけ未経験だった。
彼は、人生で初めて逢ったノルウェー人で、一緒に過ごしたのは数日だったが、実に色々なことを教えてくれ、ノルウェーについて学ぶことができた。

今まで逢ったフィンランド人・デンマーク人・スウェーデン人のいずれも、またはフランス・ドイツ人までが「おすすめの場所」と推薦してきたノルウェー。
おすすめする最大の理由は、「手つかずの大自然が豊富に残っている」ということだった。

実際ノルウェーの人々はキャンプ慣れしているようで、高品質のキャンプ用品も普及しているようだ。
ホストも、真冬にも関わらずテントで生活していたし、20年かけて少しずつ持ち込んだというキャンプ用品・工具など、軽くて質の良いものばかりだった。

中世には「バイキング」として、ヨーロッパ広域に渡って侵略・支配していたこともあるそう。
英語の2割近くは、実はノルウェー語が起源なのだとホストは話していた

19-3. 中国人の変化

ネパール滞在中は、アジア人の観光客に逢う機会がなかったのだが、カトマンズ空港で帰国便を待っている間、中国人をちらほら見かけた。

中国国内の移動中も含め、中国人の大規模な団体ツアーを見ることはほとんどなく、4-5人の家族旅行がほとんど。
最後に海外旅行したのが5年前。その際も今回同様、中国東方航空を利用し、上海を通過した。
その時に比べて、目に映る中国人たちがとても洗練されて見えたのが、今回非常に新鮮な驚きだった。

大きくは2点。
全体的に「底上げ」されてきた印象と、上位層と若者が国際標準化してきた印象だ。

昆明の国内便では、山村から来ているような雰囲気の中国人に逢うことも多かったが、5年前には、髪型も服装も明らかにそれと分かる野暮ったい出で立ちだったのに、今回はそんな人はほとんど見かけなかった。

5年前は、金属のアクセサリーにブランド品、真っ赤な服飾品を身にまとう、いわゆる「成金」スタイルの人を多く見かけたが、それも今回はほぼなし。
中高年層は、国際ビジネスに実を置く人が多いからだろうか、身なりも立ち振る舞いも、欧米に近い、堂々としたエレガントな人が増えた印象だ。
若者は、男女ともに、個性的なファッションの人が多く、日本人に比べて(特に男性)、身長が高くがっしりした体形の人が多いように感じた。

中国の空港で、長い待ち時間の多くを行き交う人々の観察に充てていたが、
歩き方がまるでモデルのように堂々としている人が多い。笑ってはいないが、しかめ面でもない。

19-4. 持ち物について

今回、「Workawayer」を経験してみて改めて、我が家に来る彼らの荷造りの巧みさを思い知った。
一度も訪れたことのない場所に、「作業」をしに行くときの荷造り。
予想付かないことが多いだけに、ついつい「あれもこれも」となり荷物が増えてしまう。
以下はあくまで、「ネパールの山村で、農作業手伝いをした」私の経験であって、汎用的な情報とは思わないが、参考まで。

<役立ったもの>

・シュラフ(寝袋)


ホテルの布団も不衛生に感じたし、南京虫の被害もよく聞くので、必携かと。
Mont-bellのダウンハガー800という割と高品質なものを持って行って正解だった。
軽量だがかさばるものの、これだけでかなり暖かい。

・ヘッドライト
日本では年に一度使うかどうか程度だったが、ネパールでは毎晩笑
停電した時は常時必要だし、夜トイレに行くときなど。
もっとも現地の人は、真っ暗な中調理したり山道を歩いたりしていたが。

・長靴
農作業をしたので、必携。
(現地で長靴を履く人は一人も見なかったが笑)
個人的には、防寒にもなるし、歩く時の粉塵除け、トイレの跳ね返り除けなど、諸々の意味で長靴があって良かったと思う。

・手ぬぐい
洗濯は手洗いと聞いていたのもあり、速乾系のタオルを何枚か持って行ったのだが、薪ストーブの火の粉や、厚い鍋ややかんを持つときには弱く(溶けてしまう)、綿100%の手ぬぐいが最も出番が多かった。

・延長コード
コンセントが微妙な位置にあることが多いので、ないと相当困る。

・スマホケース
100均で買ったファスナー式のものだが、どこにいても始終ものすごい粉塵なので、スマホカバーでは横から埃が入ってしまうため。

・洗濯ひも
100均の、両端にフックがついていて、ヒモが鎖状に編んであるもの。
持参したS字フックとセットで役立った。

・カタビラ
カバン同士をつなげたり、バッグパックに何かを提げる時など。
ファスナー部分に掛かる大きさのものがよい。

・布製マスク
使い捨てだと、捨てる場所もないしもったいないので。

・指差し会話帳


実際の会話に役立つ、という以上に、現地の人との会話のネタとして活躍。
実際に利用するとなると、よく使う表現に特化して列記してあるほうが使いやすいと思う(地球の歩き方の巻末程度で十分)。

<いらなかったもの>

・ウレタンマット・ヨガマット
地面に寝ることを想定して持参したが、常にベッドがあったため不要。
いずれも軽いが、かさばるので、移動時に物凄い邪魔だった。
結局最後、置いて帰ってくることに。

・水分が多いもの
山岳地域はとても乾燥すると聞いて持参した、フェイシャルマスクが重かった。
「手ピカジェル」も、役には立ったが、帰国時に上海空港で没収。
中国では、空港やスタッフによって基準が異なる場合があるのと、液体はスキャンで引っ掛かりやすく、別途取り調べを受けたりトラブルのもと。
初めから、持たないに越したことはない。

・ワイヤーロック
防犯用に購入したが、面倒くさいし、重くて使用せず。
そもそも、高価なものを持っていないバッグパッカーを狙うか?という疑問もあったし、万一狙われたなら、ナイフで簡単に引き裂かれるよな。。と思った、というのもある。

・キャンパスノート
新品を数冊持参したが、意外に重い。
表紙ナシの紙を数枚持参するか、できるだけスマホでメモをとってクラウドで保管するのが良いかも。

・ユニバーサル電源
世界中のコンセントタイプに対応、かつUSP充電もできる電源。
多機能すぎて電源自体が重く、コンセントが壁の高い位置にあると重さで落ちてきた。。
欲張り過ぎ、ということかな?

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