見出し画像

イーロンのTwitter閲覧有料化が炎上商法である5の理由と商売人にできる対応

このnoteを書いているのは

このnoteを書いているのは某FJやめ太郎ことつちやみです。

2年前には自身の不遇を嘆いた炎上商法、「高学歴貧困層なので笑ってください」で一大バズ。2日にしてTwitterを席巻し、フォロワー100→8000人にしたこともある野生のプロTwitter研究家です。

参考記事↓

今回はそんな私が、イーロンによる一連の有料化騒動を炎上商法と分析する理由を解説します。

1、少し前にDMの使用変更→すぐ戻すを実施

まず先週か先々週あたり、Twitterはとある変更をしました。「フォローされてない相手にDMを送れない」とするもので、スパム対策が主軸に置かれていたと思われます。しかし実際には、仕事のやり取りをDMでする人や、お店の予約をDMでとる人たちなどに大打撃を与えてしまい、反発があったのか数日で仕様を戻しました。このように最近のTwitterでは、とりあえず仕様変更→様子をみて(あるいは最初から試すだけだった?)修正、というムーブが見られます。今回の「閲覧できる投稿数に制限」も同様の可能性があります。

2、今回の騒動について煽るような投稿を連発

次にイーロンマスク氏の投稿ついてです。イーロン氏は言わずと知れたTwitterの新しいオーナーですが、今回の騒動に関して「煽る」ような投稿を連発しています。具体的には、「ああ、閲覧制限について文句を言ったために、閲覧制限に達してしまうという皮肉」「閲覧制限に関するすべての投稿を読んだため、閲覧が制限されてしまいました」といった投稿です。今回の仕様変更が真面目なものであるとするなら、Twitter民を煽るかのような発言は不適切でしょう。イーロンほどの有名人が倫理観に欠如した投稿を無意識でするとは思えないので、意図的に感情を逆撫でするような投稿をしていると思われます。イーロンの策通りかはわかりませんが、投稿には世界中から反応が届いています。

3、炎上の大義名分をかかげている

これも炎上商法にはよくある特徴ですが、炎上を正当化する大義名分を掲げています。例えば青汁王子が炎上商法した際は、「個人から税金を毟り取ろうとする国税の闇を暴く」が大義名分に掲げられました。自身の脱税云々ではなく、国民の税金に関する嫌悪感を活かし、国税局を仮想敵と仕立て上げたのです。今回のイーロンのツイートでは、「あなたは深いトランス状態から目覚め、 スマートフォンからから離れるだろう。友達や家族に会うために。」と述べられています。要はツイートの閲覧制限をしたことで、「スマホから離れ、本来の人間関係を取り戻そう」と言っているのです。しかしTwitterがなくなったところで、ひとは別のSNSやアプリに依存するだけです。イーロンやイーロン周辺のブレーンであれば、Twitterを変えただけで世界が変わらないことは百も承知でしょう。要は今回の炎上は「みんなのためなんだよ」という理由づけに過ぎません。

4、炎上することで収益化する構造になっている

ではイーロンは今回の炎上商法で何を目的にしているのでしょう。これは簡単で、Twitter課金ユーザーの増加です。課金しないと閲覧が大幅に制限されてしまうため、以前からTwitterのヘビーユーザーだった人は課金を検討したでしょう。すでに課金を決めたという声も大勢見受けられました。つまり炎上すればするほど「閲覧制限」という事実が広がり、「課金しよう」という流れになるのです。炎上することで儲かる仕組みになっている点も、今回の騒動が怪しいと思う原因の一つです。

5、Twitterの実質有料化は誰も得しない

ツイートの利用に制限をかけ、無料ユーザーが減ることは、結果としてTwitterのプラットフォームとしての価値や、宣伝媒体としての魅力を失うため、長い目で見て損します。無料ユーザーが大勢いたから、宣伝するために課金していた、というような本来課金していた層も敬遠することになるでしょう。ゲーム理論でいうと、「大勢が抜けるなら、自分だけ課金するのは損」というように、課金しないことが合理的になってしまいます。イーロンやイーロン周辺のブレーンがそのことに気づかないはずがないので、ここもやはりおかしいです。数日後にしれっと「反対が多かったので戻します」「みんな、家族と大切な時間を過ごせたかい?」などと言い出す気配がぷんぷんします。


Twitterを商売にしてる人が対策すべきこと

ではそんなイーロンの掌で転がされている私たちですが、特にTwitterを商売にしている人はどうしたらいいのでしょうか。

1、別媒体への誘導

これは普段から言えることですが、誰かのプラットフォームに乗って商売をしている以上、プラットフォーム側の意向によって現状は大きく変わる可能性があります。Twitter以外のSNSもいつ有料化されるかわかりませんし、noteだって突然アカBANされるリスクもあります。日頃から複数の媒体を育てておくなど、突然の仕様変更やトラブルに備える必要があります。今回も既にTwitter→公式LINEへの導線を確保してきた人などは、被害を最小限に抑えられているのではないでしょうか

2、ブームに乗る

炎上商法の基本という感じで、無視or徹底的に乗るのどちらかが考えられます。炎上商法を仕掛けられたり、アンチが発生した場合は「無視」が基本です。反応することで炎上が拡大したり、相手が調子に乗るインセンティブを与えてしまうからです。例外として「炎上商法に乗る」場合は、とことん乗る必要があります。例えばお互いにYouTubeで悪口を言い合い、お互いのインプレッションが高まる、と言った具合です。私のようにnoteをやりたい人は、意見をnoteにして売るというのは基本動作になるでしょう。今回は世界的に無視できない流れになっているので、乗り切ってしまった方が得策と思われます。

3、慌てない

前回のDMの仕様変更などをみていると、ツイート数の閲覧制限も数日で元に戻す可能性も高いと思います。一旦は静観し、このような意見noteでも作るのがよいのではないでしょうか。万が一本当に(実質)有料化されてしまった場合は、その対応方法も考えたいと思います。SNSを商売にしている人はとにかく時代の先を読み、どんな方向に流れても先手を取ってついていく心がけが必要と思います。このnoteも真っ先に拡散したり、感想を投稿していただけると嬉しいです。他のnoteも書いているので、このnoteが面白いと思ったら読んでみてください。

それでは、明日のTwitterがどうなってるか分からない世の中ですが、またどこかでお会いしましょう。

ここから先は

0字

MUFGを辞めてフリーター+副業で生きている私の副業戦略をあますところなくお伝えしていきます。セットで購入すると総額3000円ほどお得です…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?