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Vol.27 不思議な体験1(心霊体験?)

and sanota と申します。


昔経験した不思議な体験(心霊体験?)を書こうと思います。

人生の中で経験したのは、この1回ともう1回あったかなー くらいです。

霊感や第六感がある方からすると、そんな話かよ! と感じるかもしれませんがご了承ください。


1_きっかけ



当時学生だった頃、もう10年以上前になるのですが、
ビルの清掃のバイトをしていたことがあります。

清掃にも色々ありますが、主に窓拭き・床拭き・ビル内のゴミの回収でした。


ビルのスペックはこんな感じです。

延べ面積:25,000m2程度
階数:地上11階
新築年:昭和30〜40年代頃

築年数的にもだいぶ古いビルでした。

私がアルバイトとして入った理由として、

・夜間でも働ける環境
・個人プレイ可能
・接客等は苦手だったので、黙々と出来る仕事が良かった
・自宅から20分程度で通勤可能

との条件と上手く合致したことからです。

大学2年の終わり頃に面接してもらい、
合格をいただき、夜間の仕事を開始することとなります。

大学2年までは単位の関係上、3・4年は研究やバイトに専念したく、
1・2年の期間でほとんど必要な単位数を確保出来たためバイトをすることとなりました。

2_バイト開始


アルバイトの仕事を開始しました。週4程度のシフトで組んでいたかと思います。

仕事内容は以下の通りです。

①18:00〜19:15 店内巡回 軽く清掃 風除室などの清掃・窓拭きなど
②19:15〜20:00  事務所控え室内作業(地下2階) 休憩
③20:00〜22:00過ぎ 閉店後の店内清掃
④22:30過ぎ 後片付け後作業終了 帰宅

①はまだ店内にお客様が残っている状態で、普通に買い物をしている段階です。

この段階での仕事は、

・大きなゴミを店内に残されていないか。
・廊下にガムがついていたら剥がす
・風除室のガラスの窓拭き ゴミの回収
・ホームレス等がゴミを漁っていたら注意
・その他大きな汚れが無いか確認

でした。

②事務所に戻ったあとは、軽作業・片付けをして晩飯です。

③ ①・②については基本的に個人プレーで、
事務所控え室には上司が1人・トイレ担当の方が2名程常駐している状況でした。

ただし、上司はビルの社員でしたので、18:30頃には帰宅しており
トイレ担当の方も休憩時間がほとんど合わず、②の段階でも控え室に戻っても1人のときも多くあったと思います。

20:00近くになるとアルバイトの方が数名・社員の方が数名出社し、閉店後の無人のビルの清掃に入ります。

清掃の順序は
・地下2・1階の清掃 ここでビルの照明が落とされます。
・ELVで最上階に上がり、上から順番に降りていき、最後1階まで降りてきて終了。
・他のフロアが終わっていない場所の担当者がいる場合は無線で確認後、ヘルプ作業。

内容は主に、空拭き・水拭き・ダスター・風除室の水洗いなど


④各セクションが終了後、控え室へ戻り全員が戻ったら作業終了。
全員で退館。

このような流れで作業をしておりました。

そんなある日、不思議な体験(心霊体験ではなかったかもしれないが、私の中ではかなり不可解な出来事だった)をすることになります。

仕事を始めて1年程経過したあとでした。

3_体験


②の段階で店内巡回がスムーズに終わって、少し早めに控え室に戻ってきました。19:00前頃
控え室は誰もいなかったのか、照明が消えていました。


普段から地下2階は薄暗く、基本的に自販機の灯りがついているくらいで、普段は節電で不必要な照明は消しています。


地下2階の面積のほとんどは、各ショップの洋服や雑貨の在庫保管や便所・離れた場所に常勤の警備員の控え室があるくらいで、その端に我々の控え室があったのです。


控え室に入って、照明を付けました。手動なので、スイッチをONに。



やはり誰もいないか・・・


少し早めに巡回が終わったので、
早めの晩飯にしようと思い、奥のロッカー室に入って、自分のバッグから持参していたカップ麺を出そうと。

すると、

控え室の入り口の扉が開く音が聞こえました。



シャー・・・・・・



扉がかなりゆっくり開いた音のように聞こえました。
引き戸とは違って、蛇腹型で連結部が磁石で接続されている扉でした。




私は、上司かトイレ担当のおばちゃんが戻ってきたのかと思い、
奥のロッカー室から

「お疲れ様です!先に飯いただきます!」

割と大きい声で聞こえるように言ったのですが、



・・・・・・・・・。




全く反応はありませんでした。物音もしません。




沈黙があったのですが、
聞こえていなかったのかと思ったので、
もう一度、

「お疲れ様です!」

とロッカー室から出て事務所の方を見ると、




誰もいません。




おかしいな。と
明らかに誰か入ってくる気配もしたし、シャーと音も聞こえたのです。



事務所内は広くはなく、
入り口部分の事務所と、奥のロッカー室・物置 くらいで100m2も無いほどの広さしかありません。隠れる場所は無いのです。



しかし、誰もいないようなので、
再びロッカー室に戻って、カップ麺の準備をしようと思ったら、



パチッ・・・




事務所内の電気が消えました。




事務所の電灯は手動のスイッチで、人感センサーなどは付いていません。




えっ停電?




ゾワっとしたのですが、気持ち悪いのと同時に
その瞬間入り口までダッシュして、扉を開けると、誰もいなかったのです。
近くのELVもB2階で止まったままでした。



誰かが来て消した?そしたら誰かいたはず。

それよりもここの控え室に入ってくる人は清掃の人しかいないはず・・・



以降その日はモヤモヤしたまま、
閉店後の業務をした記憶があります。


4_それ以外にも


私の体験はこれだけだったのですが、
トイレ担当や、私が入る以前から働いている方から後日聞いた話を最後に書きます。

・トイレ担当のおばちゃん証言:

閉店後のトイレ清掃を行なっている状況で、私たちと同様、上の階から順番に降りてくる。
8階・3階・2階の便所が様子が変な日がある。
(日常茶飯事のようで、おばちゃんに特に驚いた様子はみられないw)

各界共通で、男子便所・女子便所ともに、
大便器ブースは閉まっていることがある。

ただし、この便所は内側から鍵を閉めなければ、基本的に閉まらないタイプで、閉店後に扉が閉まっていることはあり得ない。

閉店後は先に警備員が巡回しており、お客様を全員退館させているので、スタッフ以外に館内に残っていることはあり得ない。

スタッフは基本的にスタッフ専用の便所のみの使用のため、各フロアの便所を使用することは無い。

たまに閉まっている扉の中から湯気が見えることがあったりする。
扉が閉まっていても電気は付いていない等。



・私が入る以前から働いている方(社員の方):

閉店後の便所付近で、おそらく女性と子供が手を繋いでいる陰を何度か見たことがある。上記同様、閉店後は先に警備員が巡回しており、お客様を全員退館させているので、スタッフ以外に館内に残っていることはあり得ない。

ましてや、子供が居ること自体あり得ない。

閉店後の便所で電気が付いていないのに、
急に洗面の蛇口から流水音が聞こえた。


などなど



いかがでしたでしょうか。

私の不思議な体験について書かせていただきました。
霊感はありません。

古いビルだったので、このような話は珍しくなかったのでしょうか。

また別記事で、別の不思議な体験を書きたいと思います。



以上



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