釈迦が悟れたのはお金持ちだったから
こんにちは、成島(なりしま)です。
5つのアイデンティティと利益
僕は、コンテンツホルダーのアイデンティティとして5種類があると思っています。
1:教育者
2:研究者
3:アーティスト
4:タレント
5:事業家
この5つです。
「あなたは◯◯タイプ」のように使うのではありません。みんなこの5つのアイデンティティを持っていますが、その割合が人によって異なるという考え方をしてください。
(最も割合が高いアイデンティティだけに着目して、タイプ理論のように活用することもできますが、本質的ではないと考えています)
ビジネスの立ち上げ段階では、教育者と事業家は5つの中でも特に大事な2つ。
幸いなことに、僕のところに来てくださるお客様は人格者が多いです。
具体的に言うと、コンテンツホルダーのアイデンティティとして、
教育者>事業家
である人の割合が高いということです。
「人格者が多い」というと、とても良いことのように聞こえますし、実際のそのとおりです。ですが、注意点があります。
教育意識が高すぎるあまり、その反動で清貧的マインドセットに囚われてはいけないということです。
つまり、教育者としてのアイデンティティが高いのは素晴らしいことなのですが、事業家のアイデンティティを0%にしてはいけないのです。
なぜなら、利益が出ていなければ、事業を継続できないから。倒産してしまっては、それこそ受講生に対して無責任です。公益組織である学校法人やNPOですら利益が出ていないと存続できません。(赤字続きなのに助成金などの公的資金で延命するケースは置いておいて)ですから、利益を出すことは事業存続の条件なのです。
ちなみに、ドラッカーは組織にとって利益は目的ではなく、存続するための条件だと言っています。
釈迦は最強の教育者
僕は、釈迦が最強の教育者だったと考えています。仏教は宗教であると同時に哲学的です。そして、学問としての哲学よりも実践的な生きる知恵だと言えるでしょう。(僕の仏教学習が偏っていることを自己認識した上で、敢えてこう書かせていただきました)
もしかすると、突然話が飛んだように聞こえるかもしれません。でも、釈迦が説いた内容を学ぶと、釈迦は素晴らしい教育者だったと感じずにはいられません。
いわゆる「悟り」の境地に達して、釈迦は自ら説法を始めたわけですが、元を辿ると、釈迦が悟ることができたのは、「釈迦がお金持ちだったから」という縁起を避けては通れないと思うのです。
釈迦は王族の息子で、当時でいえば超お金持ちでした。カースト制度でいうと、バラモンの次であるクシャトリヤ階級の中でも上の方だったらしいです。だから、経済的な不安なんて一切なかったでしょう。
で、この出生背景から思うわけですが、お金持ちだったからこそ、人生についてあれこれ考えを巡らせる余裕があり、その結果として悟りに至ったと言えるのではないかと。(もちろん、それでも偉業であることに変わりはありませんが)
似た例として、古代ギリシアの哲学者たちも紀元前6世紀頃に奴隷制が始まった結果、何でも奴隷がやってくれるので暇になり、考え事をする時間が圧倒的に増えた。そして、哲学が始まったとも言われています。
結局、何が言いたいのかというと、前述した利益の話と同じように、ある程度のお金がなければ、「生きるとは?」「死とは?」「幸せとは?」「苦しみとは?」なんて考えませんよね。だから、釈迦が最強の教育者になるには、王族の息子として生まれることは必須だったのです。(ちなみに、バラモンでもないのに宗教行為をすることは、当時は非難される行動でした。しかし、釈迦族の王子であった釈迦だから、バラモンたちも目を瞑って許してくれていたらしいです)
貧しい人を稼がせるより、まずお金持ちをもっと稼がせろ
ここで話を一気に現代に戻します。もし、あなたがお客様のために何かコンテンツやサービスを提供し、お客様の人生を豊かにしようと思っているなら、素晴らしいことです。
でも、そんなあなたが貧しかったら、なかなか心の底から他人に対してギブしていくのは難しいのではないでしょうか。だからこそ、お客様のために、私たちは利益を上げる必要があるのです。
仮に、ビジネスの立ち上げ前だと考えてみましょう。いくらインターネットの登場で限りなく低コストでビジネスができるようになったといっても、ある程度のお金がある方が心に余裕が持てます。その心の余裕がサービス提供の質にも影響を与えるはずです。
以前、次のような記事を書きました。
マイクロビジネスであれば、すでに成功した人たちがノウハウをそこら中で売っています。だから、それを買って真似して実践したらいいだけなのです。
ですが、もしそのノウハウを買うお金すらないとしたら、焦ってビジネスを立ち上げようとせず、雇われて給料をもらいそれを貯めたり、個人事業主として事業家のお手伝いをするなどして、やったらやった分だけお金を頂けるような(受注)仕事でお金を貯めていくのも、良い戦略なのです。お金というリソースがなければ、実行できる戦略も限られてきます。ですから、まずは選択肢を増やすということです。
そして、まずお金を貯めるためのヒントを最後にお伝えします。
それは、自分より豊かな人をより豊かにさせることを最初は優先するということです。教育コンテンツビジネスをやる場合、1つのセオリーとして初心者は過去の自分をターゲットにするという戦略があります。過去の自分をターゲットにするということは、多くの場合、自分より貧しい人をターゲットにすることになるでしょう。
ですが、さらにその前段階が実はあるわけです。その前段階こそが、自分より豊かな人をさらに豊かにするということ。実際、会社勤めでお給料をもらっている人は、その会社で働いて利益をあげても、その人自身は豊かにならず、経営者や株主を豊かにさせるだけでしょう。でも、最初はそれでいいのです。
会社勤め以外に、個人事業主として先輩経営者の丁稚奉公をやるというのも当てはまります。僕だって、昔は先輩起業家の雑用のような掃除の仕事から始まって、だんだんと他のバイトさんと束ねるアシスタントディレクターのような仕事を請け負っていた時代がありました。それによって、僕が働いた以上に、先輩起業家はほとんど労力をかけることなく稼げました。でも、最初はそれでいいのです。
それによって、僕も経験値が上がり、少しずつお金が貯まり、人脈が広がり、自分のビジネスを立ち上げる下地ができたのですから。
今日の記事を整理すると、こんな順番で成長していくのがオススメだという話でした。
1:お金持ちをさらにお金持ちにさせる
2:自分のリソースを蓄える
3:自分のビジネスを立ち上げ、お客様に貢献する
4:悟る(笑)
5:悟った内容を普及する(現代でいえば出版とかですね)
参考にしていただけたら嬉しいです。
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