マガジンのカバー画像

幸福日和

107
日常を豊かに過ごすサプリ集。何げない日常を、違う視点で眺めてみると、そこには全く新しい景色が広がります。毎日を特別な日々に。
運営しているクリエイター

#ヨガ

幸福日和 #102「巡りゆくもの」

先日は孤島を離れて、 親族の最期の時を送りとどけてきました。 葬儀を終え、火葬場での収骨…

幸福日和 #098「毎朝の数分」

日本での仕事に一区切りをつけ、 世界各国を放浪していた頃のこと。 僕は滞在先のどの国でも…

幸福日和 #097「円く考える」

普段どのような形に囲まれているか 身近なものを冷静に眺めてみる。 四角いテーブル。 曲線的…

幸福日和 #096「時計の針をずらしてゆく」

同じように与えられたものを どのように使っていくか。 そういった部分にこそ、 自分らしい毎…

幸福日和 #095「言葉のアルバム」

人には誰にでも 「お気に入りのコレクション」なるものが あるのだと思う。 それはたとえばモ…

幸福日和 #092「世界をひろげて」

中国の深センで、 海を眺めながら物思いにふけっていた時がありました。 あの時も、 こうして…

幸福日和 #089「自分だけの公式を」

先日、数学者・カルダノさんを取り上げて、 「虚数」という日常生活に役立たない数字が 難解な公式を解いてしまうというお話に触れました。 (その時の記事「自分にとっての公式とは」) ある場所では「役立たない数字」が、 別の世界では「なくてはならない存在」だったりもする。 世の中に、数多くの普遍的な公式が溢れている中で、 この世界に生きる一人ひとりの中にも それぞれの公式があるのではないか。 そんなことを考えることがあります。 受験勉強のためでも、万人のためでもなく、 「自分

幸福日和 #088「身近なことを整える」

僕の母親は、 「整える」ことが好きな人でした。 玄関の靴も、台所の調味料も、 バスタオルも…

幸福日和 #086「命のしずく」

この孤島にいると、 時々時間という概念がわからなくなることがあります。 今のようで過去で…

幸福日和 #085「謹しみの中に」

丁寧に作られたものに触れると安心します。 特に食べ物ともなると、 体の中に入っていくもの…

幸福日和 #084「想定外を受け入れて」

「こんなはずではなかった」 昔はそんなことばかり考えていた気がします。 思わぬ病を患い、…

幸福日和 #083「その視点の裏側に」

「どうしてそんなに 前向きでいられるんですか?」 時々そのように聞かれることがあります。 …

幸福日和 #082「失って得られるもの」

フランスにいた時、 しばらく通っていたカフェがあったことは、 別の投稿でも幾度かお話してい…

幸福日和 #081「特別なひとつ」

今の世の中は、 たくさんの物や情報で溢れているけれど、 不思議なことに「特別なもの」というのは 人それぞれに違うし、数少ないもの。 例えば、幼い子供であれば、 この浜辺に落ちている「美しい貝殻の一つ」が 特別なものに感じるかもしれないし。 若い人にとってみれば、 恋人との思い出の場所や、 一緒に聞いた思い出の曲や、 映画になるのかもしれない。 ある人には、 両親の大切な形見や、 師から受け継いだ言葉だったりもするでしょう。 何かに見失いそうになった時こそ、 そうした「