#2 変わり者と呼ばれ続けて
「よーへーくんって何か変わっているよね」
生まれてからずっと知り合った人にはこう言われてきた。
現在でもそんなことを時折言われることがある。
自分の24年の人生を振り返ると生まれ育った自然の環境の中で自分の特異性を生み出してきたことは無かったように思う。
むしろ自らの決断の中で変わり者の方向を選択していたのではと。
昔から自分は人と同じ選択をすることを嫌がっていた。
皆が色を赤・青を選んでいる中。一人だけ緑を選んでみたり
周りがサッカーや野球を始める中でスキーを始めてみようとしたり
邦画や邦楽が流行っている中であえて洋楽を見てみたり…マニアックな方にのめり込む子供だった。
今の時代、多様性、個性が重要視される時代だけども当時はそこまで個性が尊重されていたのかな?と振り返ってみると少々疑問に思うことがる。
「変わり者」
人からはこう呼ばれ続けた。
時には歩幅を合わせなければならないことだってあるし、空気を読まなければならないことだってある。
常にマジョリティの環境に自分を置く方が一層のこと楽なのかもしれない。
そう思った時期もあったが
「自分のアンデンティティが失われてしまうのかもしれない。」
っていう恐怖感のが優っていた。
どれが正しいか正解はないのだろうけど自分を貫き通すことにある種の美徳を感じていたのかもしれない。
多分だけど
24年が経っていろんな考え方を持った人に出会ってきたけど、自分の考えはちっとも変わってなかった。
多様性が尊重されてきたこの令和の時代
自分は前よりもポジティブに生きやすくなったのかもしれない。
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