村を作ってる美容師が本気で創るスパイス物語 No.5
さて、今まではRyoの過去について聞いてきた。
それだけでもお腹いっぱいなぐらい盛り沢山じゃったな〜。
だが、ふと気になったんじゃ。。
おっと。。いかんいかん。
その前に、ここから初めて見た人には何のこっちゃわからんじゃろう。
もしよかったら下にあるNo.1から順に見てもらえるとすぐに理解できると思うぞ。
まぁ、気が向いたら見てみてくれや。
それじゃ、続きを話していくぞ。
む〜にー:「いや〜、面白いな。今日までのお主の足跡は楽しく聞かせてもらった。ワシもなんだか昔に戻ったようで聞いていてワクワクしてくるな」
Ryo:「そう?そんな大した話じゃないと思うけど、でも話しながら色々思い出す事もあって俺も楽しいよ。ありがと!」
む〜にー:「ところでRyo、今は何かあるんか?」
Ryo:「ん?今って?何が?」
む〜にー:「今夢中になっていることは何かあるのか?と聞いとるんじゃ」
Ryo:「あぁ〜。。今か。今はね、村作りをしてるんだ」
む〜にー:「・・・。ん?今何と言った?村?」
Ryo:「うん、そう。村だよ」
む〜にー:「はて。村というのはあれか?人が住むようなワシが想像する村なのかの?」
Ryo:「そうだね。自分達の畑で採れた作物を販売するのはもちろん、地場産の野菜を使った飲食ができるお店を作る。さらには7、8棟の自給自足が体験できる畑付き住居も建てる予定。村を通じてそこに住む人、集う人たちのコミニュティーが生まれる。そんな村だよ」
む〜にー:「ほえ〜!凄いな!どういうことなんじゃ?その場所を作っておるというのか?」
Ryo:「うん。そうだよ。River Villageって言うんだけど。略してリバビレ。マジでおもろいよ」
また何やら面白い事が始まっておるようじゃな。
年寄りのワシには話についていくのがやっとじゃが、聞いてるとワクワクしてくるので興味が湧いてくるな。
リバービレッジ。
楽しそうじゃ。
もう少し色々聞いてみたいの〜。
む〜にー:「ちょっと壮大すぎてワシの頭が追いつかんのじゃがな。。凄いことをしておるな。実際にそれは進んでおるのか?」
Ryo:「そう。現在進行形。まずは農業でベースを作るってことで、今は農業の基礎だったり流れを俺自身が勉強してるところ」
む〜にー:「ふむふむ。それは誰かとやっておるのか?」
Ryo:「そうだよ。平井農縁(のうえん)のゆうた君っていうプロの農家さんと一緒に組んで2人で始めたプロジェクトなんだ」
む〜にー:「なるほどの〜。こりゃたまげたわい。。美容室の次は村か。りばー?びれっじ?と言ったな?それは近いのか?東京なのか?」
Ryo:「リバービレッジね。うん、近いよ。ここから車で10分かからないぐらいかな?」
む〜にー:「ほ〜!近いのう!何だかまたワクワクしてきたわい。ワシも行ってみたいもんじゃのう」
Ryo:「あっ!む〜にーさん一回来てみる?今はまだ何も無いけど今後数年かけて自分達の空間を作っていくんだ」
む〜にー:「面白そうじゃの〜!行ってみたいな!その村の広さはどのぐらいあるんじゃ?」
Ryo:「広さは1500坪かな?」
む〜にー:「・・・。せ、せんごひゃくつぼ??1500坪ってちょっとイメージが浮かばんが。。とにかくデカいんじゃろう!!」
Ryo:「まぁ、広いね。縦に長い土地でさ。畳だと約3000畳を置けるぐらいらしいよ」
む〜にー:「畳3000畳。。余計わからんな。。しかしまぁ、よく思いつくもんじゃのう。。感心するわい全く。。よくそんな広い土地があったな?」
Ryo:「平井農縁の土地だよ。元々は江戸時代から代々続いてきた農家さんでさ」
む〜にー:「なるほどな〜。江戸時代からか、凄いの〜。リバービレッジと言ったか?なぜその名なんじゃ?」
Ryo:「River Villageは東京の立川市に作るんだけど、その立川の「川」から「River」、それと俺がやってるサロンfreedomがあるのが武蔵村山市でその「村」から「Village」。そこから「本当に村にしちゃえばいいんじゃない?」って発想なんだよね」
む〜にー:「はぁ〜。ちゃんと意味が込められているんじゃな。面白そうな企画じゃの〜」
Ryo:「でしょ?俺らもワクワクしてるよ」
む〜にー:「そうじゃろう。楽しそうな空気がこっちまで伝わってくるわい。2人でやっておるんか?」
Ryo:「まぁ基本はそうだね。もう1人デザイナーとしてツミレちゃんって女の子が仲間としているから実質3人かな」
む〜にー:「なるほど。デザインというのは何をするんじゃ?何かを作るのか?」
Ryo:「うん。もうすでにかなり色々作ってきたんだけど、例えばステッカーやTシャツ。後はビレッジ全体の未来予想図的なMAPとかかな?それと育てた野菜やらを製品化するためのパッケージだったりね。作るものはいっぱいあるよ」
む〜にー:「ほぉ〜。そうかそうか。今、製品化と言ったな?もうすでに販売もしておるのか?」
Ryo:「そうだね。リバビレの農場で採れた野菜たちは収穫したらすぐに出荷してる。いくつかの近所のマルシェに置かせてもらってるよ」
む〜にー:「なんと!そうじゃったのか!はぁ〜。やることが早いの〜。感心するわい全く。ワシも食べてみたいの〜」
River Villageか。
聞けば聞くほど面白そうじゃの〜。
しかし、この3人のスピード感とその行動力には驚いたぞ。
まさかそこまで話が進んでおるとは思わんかったな。
ワシは趣味程度に野菜を作っているぐらいかと思っておったが、まさか出荷して販売までしておるとはな〜。
しかしながらRyoは普段、美容室を運営しながら農業もやっておるというのか。。
む〜にー:「なぁ、Ryo。少し気になったんじゃが一体お主のどこにそんな時間と体力があるんじゃ?」
Ryo:「時間?畑にいつ行ってるかってこと?」
む〜にー:「そうじゃ。普段は美容室を経営しておるのによくそんな時間があるな〜と思ってな」
Ryo:「あぁ〜、それよく聞かれるね。意外とあるよ。休みの日に行ったりとかかな。だけど、実際俺はそんなに大したことしてないから。どちらかというとフィールドで頑張ってくれてるのは相方のゆうた君だよ。彼がいなければこのプロジェクトは成り立たないから」
む〜にー:「そうか。まぁ確かにそれぞれの役割があるんじゃろうな。それにしても休みの日にまで行ってしんどくないんか?」
Ryo:「最初はもちろん体がしんどいって事はあった。畑の作業なんてやったこともないし、体力も半端じゃなく使うしね。でもメンタル的な部分でしんどいって事はないかな。自分がやりたくてやってるし、楽しいから。サロンもそうだけど、これが誰かに「やれ!」って言われてる事なら嫌になるかもしれないね。でも自分で選んでやってることだから」
む〜にー:「なるほどの〜。確かにRyoがやってることは全部そうじゃな。自ら望んでやっている。お店作りにしたって側から見てると大変そうじゃな〜と思うことも、Ryoは楽しんでやってるんじゃな」
Ryo:「そうだね。逆に言えば「大変だからこそ楽しい」って事もあるしね。0から始めるって何でもそうだし。それが今度はお店から村になって仲間が増えたってだけ」
む〜にー:「それは言えとるな。大変な事を乗り越えるからこそ本当の意味で楽しいと思えるんじゃな。それに現場に出ることで学べることや感じることもあるじゃろうからな」
Ryo:「間違いないね。本当にそうだと思う」
話を聞いてると彼らのエネルギーにこっちが圧倒されそうじゃわい。
しかしな、River Villageという村のイメージがワシにもぼんやりとじゃが伝わってきた。
完成すれば本当にワクワクして面白い場所になりそうじゃの〜。
一度この目で見てみたいもんじゃな。
今度一緒に連れて行ってもらえるかRyoに聞いてみるか。
では、また後でな。
もしも応援して頂けるならこんなに嬉しい事はないぞ。頂いた活動費は「もちろんスパイスの製作、そしてこれからの活動費として使わせて頂きます」と、Ryoも申しておる。 これからも宜しく頼むな。