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Retailorを開発して4ヶ月、フリースタンダードに入社しました。

Free Standard株式会社(略称:フリスタ)でエンジニア・PMをやっている伊藤です。
2023年8月に入社して4ヶ月経ちました。フリスタで働くこと・エンジニアとしてどんな魅力があるのか少し紹介していきたいと思います。


フリスタって?

フリスタは「新たな消費のフリースタンダード」をつくり出すことをミッションに、「Retailor(リテーラー)」というサービスを提供している、創業3年目のスタートアップです。
具体的な業務内容としてはリユース事業が中心ではあるのですが、単純に「環境負荷を考慮したサステナ文脈を主軸」というよりは、ブランドさまごとの現状の事情に寄り添いながら、「”いま”と”一歩先”の消費のアップデートを一緒に作っていく」というのがサービスの大きな強みと特徴です。

新たな消費にかける思いについて

取り組みの一つ、世界的に著名なほうろう鍋ブランド”STAUB”さまとの立ち上げ対談記事

バックグラウンド

私のバックグラウンドを少し紹介します。
業界参入はWeb系の会社で、2009年に大学でプログラムを多少習った程度で入社させていただき、そこから14年現場で技術を磨いてきました。その中で在籍していた会社の一つであるCROOZでの同僚が、フリスタ立ち上げメンバーであり、立ち上げ当初から業務委託という形でフリスタに関わらせていただいていました。

入社することになったのは、詳しくは後述しますが、一番の決め手は「メンバー」と「事業ドメインの質」でした。
創業当初から業務委託エンジニアとしてプロジェクトを共にしてきたので、エンジニア以外も含めて、フリスタメンバーの能力の高さや仕事の仕方を感じることができ、「このチームであれば、過去、エンジニアとして感じてきたいくつもの障壁を感じることなく、やりたいことをスピーディーに実現できる」と確信できたんですよね。
また、フリスタの事業ドメインも魅力的でした。事業が「自分の子供たちの世代に良い社会を残す」ことに直結しているのは誇りに思いますし、ビジョンを理解すればするほど、必ず次の成長産業になると感じたので、業務委託としてではなく、社員として参加することにしました。

入社して感じた開発としての特徴

Eコマース事業というのは自分自身で経験がなかったのですが、入ってみてバリューチェーンの長さに驚きました。
ことフリスタに関していうと、SaaSプロダクトで多い「機能提供」や「運用サポート」だけでなく、「ロジスティクス領域」まで一気通貫して対応することで、顧客に対して全体俯瞰をした上での構築を提案できることが特徴的かなと思います。

今はバリューチェーンの長さゆえ、部分的なPoCが様々な箇所で発生している状況です。
オンボーディングプログラムでロジスティクスのオペレーションを行う機会があるのですが、実際に作っているプロダクトの最終工程まで見れることで、コスト圧縮、効率化といったエンジニアとしての改善点をいくつも発見できる機会があり、とても刺激的な経験でした。
エンジニアとして、新しい領域や技術がある環境というのはとても魅力的で、ことフリスタには細かい単位での開発事項が多く存在していて、新しい技術を積極的に取り入れていける環境があると思います。

フリスタの社内環境
コミュニケーションツール: Slack
プロジェクト管理ツール: Notion
支給PC: Mac or Win
勤務形態: 基本出社、柔軟にリモート勤務
利用技術: Docker, Laravel, React, Vue, AWS, GCP, BigQuery, Shopify

大枠ですが、いわゆるモダン環境に属する感じでしょうか。便利なものはどんどん取り入れていって試せる環境があると思います。ここには記載がありませんが、機械学習の組み込みも現在進行形で動いています。

どんな環境か

今のフリスタとほとんど同様のフェーズであった、以前勤めていたエウレカで仕事をしていた当時は、黎明期というところもあってインターン生を中心に平均年齢が20代前半でした。
とても優秀な子が多かったのですが、その当時大変だったのが「想定していた機能の進捗が、急な欠勤で滞ってしまう」とか「自分を含め、経験値的な代案が少ないため、作ってみていまいちが多発」等の、物事がなかなか前に進まない障壁があったように記憶しています。

一方で、フリスタはスタートアップではありつつ、業界経験が豊富なスタッフが中心となっていて、平均年齢は30代です。
同じスタートアップであるエウレカ在職中に感じていた、若手中心にある開発チーム故に出現する障壁が全くなく、「やりたい」をブレイクダウンするだけで想定通りや想定以上のスピード感でスムーズに物事が運ぶので、開発に関わらない場所での影響がなくノーストレスでやりたいことをやれている感覚を感じています。

エンジニアメンバーは現在5名+業務委託さん数名で、専門領域がありつつ、必然的に全体的にフルスタック志向を持ち合わせているメンバーがほとんどだなという印象です。
プロフェッショナルとしての領域を持ちつつ、必要な作成物があればとりあえず手をつけてみてやってみるという感じで、開発することに対して「担当領域内・外」にこだわらず、「今できるベストのアウトプット」という思考を各メンバーがベースに持ち合わせている印象です。
私自身、上場した成長ベンチャーの中でゲーム開発に携わっていたこともありますが、既にうまくまわっている中に入ると下手に動かせない。どこに影響が出るかわからないので、極論コード一行でも関係各所に確認をとらないといけない。そういう意味では思う存分トライできる環境はとても仕事しやすいです。

逆にここが足りないなという点でいうと、なんでもこなせる経験値が高いメンバーが多いので、リスクテイクの部分がやや欠ける傾向があるかなと思います。
直感的に、「これ絶対いけるから試算とか関係なくやってみよう」みたいなマインドがあるといい刺激になりそうだなと思うので、我こそはという方はお待ちしてます笑。

オフライン中心のコミュニケーション

前職CINRAでは、フルリモートベース週1出社という環境でした。
CINRAのフルリモートの仕組みは、まだ手のかかる子供がいる私の環境において、仕事をする時間を自由にコントロールできる強烈なメリットがありました。一方で「物事の熱量がPCの画面越しだと伝わりづらい」みたいな側面を感じたりもしていました。

フリスタに入って3ヶ月、ミーティング形態が基本オンラインから基本オフラインになったことで、改めてオフラインミーティングの情報量の高さを感じています。
例えば、リアクションのリアルタイム性や微妙なコミュニケーションのニュアンスといった、オンラインだと感じとりづらいキャッチアップができることで、より議論が深くなったり、コミュニケーション面でチームビルディングやお互いの信頼感に繋がっていると思います。
「ミーティング終了後、席に着くまで・着いた後の軽いトークでTODOがより明確になる」という副次的なメリットや「プライベートな雑談のしやすさ」といったことも、オフライン中心ならではのことで、細かいたくさんの要素や利点の集積が、結果的にプロダクトの生産性の高さに直結していると肌で感じています。

一方でリモートも可なので、チームメンバーと話し合いながら現状は週1フルリモートを活用しています。リモートdayは、いつもメンバーが隣にいる環境から物理的に1人になるため、少し俯瞰した形で仕事を見ることができて、作業プライオリティの整理や作業集中として、とても有効的に機能しているように感じています。

ビジネスドメインの可能性について

業界としても直近ではスタートアップ大賞を頂くといった、第三者評価をいただきはじめており、改めてビジネスドメインとしての方向性の確度の高さを感じています。

評価いただけることはとても嬉しく、また、何よりやっていることがサステナブルな取り組みに直結しているので、「誇りを持って取り組める仕事だなぁ」と感じながら仕事できることが、モチベーション効果としてとても大きいです。

著名ブランドさまからのリコマースの取り組みのご相談が、私が在籍している4ヶ月でも明らかに増加していて、2024年はより一層加速することが見込まれます。
世の中がリコマースを当たり前に必要とするようになってきた時に、先行優位性をもった状態でエンジニアとしてリードできるチャンスがフリスタにはあると思います。
いつの時代でも、純良な技術というのは成長産業とともにあるのが必然なので、今エンジニアとしてフリスタで「Retailor」を作っていく価値を、きっと体感できると思います。
2024年にやりたい開発は山のようにある中、メンバーはまだまだ足りていないので、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ弊社オフィスまで遊びに来てください。
技術的なことはもちろん、「未来の消費の形」や、みなさんの考える未来などについてお話できたらとても嬉しいです。

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