相手の全てを救えないのに、死んで欲しくない。
しばらくnoteを離れていました。
離れた土地での知り合いの訃報を聞き、
今の気持ちを言葉にする必要があるのではないだろうかと思いました。
深い関係では無かったけれど、
明るく、困った時に助けてくれた人だった。
あまりに唐突。
あまりに命は儚い。
死にたい、と思う人の気持ち
想像することはできる。
でも、
死なせたくない。
この世につなぎ止められるほどの希望を示してあげることは出来ないけれど、
それでも死んで欲しくない。
どうしたらいいんだろう。
その人の苦しみを背負うことも出来ないし、
軽くすることだって叶わないかもしれない。
でも死んで欲しくないんだ。
何ができる?
何ができた?
コロナの今、
沢山の命が自らの手で失われている。
専門家として、
何ができるんだろう。
死にたい思いを抱えている人たちの
最後の引き金を止めるために
何ができる?
自問自答を繰り返すことが、
今の自分にできる精一杯のことなのが、
あまりにかなしく無力。
死んで欲しくない。
生きて欲しい。
自分には、生きる苦しみを聞くことしかできないのに。