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コペルくんのその先

さて、新年明けてからコペルくんのお話をしていますが、
今日はそのコペルくんのもう一つの物語をご紹介します。

梨木香歩著 『僕は、そして僕たちはどう生きるか』

です。

梨木さんといえば、独特の世界観で表されるファンタジーの世界
という印象ですが、
この物語は、新年号で紹介しました『君たちはどう生きるか』のオマージュ作品のようになっていまして、
主人公はコペルくんなのであります^^

梨木さんの独特の世界観で描かれているので、
同じコペルくんでも、コペル君が違う!し、
登場人物も、現代のありとあらゆる情景を持って出てくるので
現代訳版の『君たちはどう生きるか』ともまた異なった様子。

梨木さんの描かれる世界は、
わたしにとってはなんだか
匂い立つイメージのある文章だなあというのがあるのですが、
コペルくんの登場シーンにも、なんだか鬱蒼とした青い藪が茂匂いのような
そのシーンごとの印象が強烈にイメージできる
そんなふうに思うのです。

本をなぜ読んでほしいのかというのは
後日あらためた書きたいと思いますが、
こういう、
イメージが掻き立てられて、
読み手の脳内に映像が浮かんでしまう文章
というのはとても素敵だなと感じます。

本家の作品とはまた一味と違った、
もう一つのコペルくんのお話。

こちらも、ぜひ読んでみてください。
現代の闇や貧しさや心のあり方について、
大事なことを教えてくれると思いますよ^^


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