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中高生フランス語教育:私がフランス語学習から学んだフランス文化

突然ですが、皆さんは中高生の第二外国語教育についてどのようにお考えでしょうか?

グローバル化、多様化が進む現代社会では英語の重要性が高く、試験形式も4技能に変わるなど注目されています。

私はフランス語を学習して、改めて言語は文化そのものだと思いました。

フランス文化で重要なことを、言語や表現の仕方からさらに深く知ることができました。
ただ語学力を伸ばすだけではなく、語学の面白さに気がつくことができたのもフランス語のおかげです。
普段当たり前に使っている日本語の特徴や、外国語との違いを改めて考えるきっかけにもなりました。

日本語を母国語として日本で育った私にとって、フランス留学での生活から体験したフランスの文化はもちろん鮮明な記憶として残っていますが、フランス語を学ぶことはフランス文化をより深く理解することにつながりました。

文章がはっきりしている

文章の構造として主語・動詞を必ず必要とするため、常に文章がはっきりしています。

また冠詞や名詞・動詞・形容詞などから、数や性が特定できるのも、文章が明確化しやすい特徴だと思います。

逆に日本語は主語が必要ないことが良くありますよね。また日本語には冠詞は存在しませんし、男性名詞・女性名詞がないことはもちろん、同じ形容詞が性別や数によって語尾が変わるなんてこともありません。

例えば日本語の場合は「友達に会う」と言っても性別は特定しないとわかりません。

フランス語の場合は、”Je vois un ami.”と言ったら「私は男友達に会う」となり性別を特定せざるを得ません。

しかし複数の場合は、”Je vois mes amis.”と言うと、複数ということはわかりますが、1人でも男性がいれば”amis”。そして複数の女友達”amies”でも会話では同じ発音のため、性別はよくわかりません。
しかしその後の会話の中で、主語として”ils”「彼ら」や”elles”「彼女ら」として登場するときには性別がはっきりします。

否定形・揶揄的な表現を多用する

「難しい」と言うのに、”Ce n’est pas facile.”「簡単ではない」とよく言います。

「恐ろしい」と言う意味の”terrible”は、「すごい」と言う意味もあります。(良い意味にも悪い意味にも使えるという点では、日本語の「やばい」に似ていますね。)

それをさらに否定形で “Ce n’est pas terrible.” 「いまいち、いけてない」と言ったりするので慣れるまでは混乱しました。

この特徴はフランス人のシニカルさが良く現れていると思います。
フランス人は冗談を良く言うので、それも理解できるようになるとより文化に入り込むことができますね。


続きはFrance et moi公式ホームページにて…!
・美しく発音することが大事
・論理的に自分の考えを主張することを求められる
・言葉の端々にもフランスらしさ

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