私の90smusic#29
#281 The Other Side of Summer by Elvis Costello
2000年前半くらいの個人的なコステロへの認識は恐らく、特ダネのオープニングのVeronicaと、Sheのおじさんであり、ワイルドハーツがPump It Upをカバーしていたので、初期のアルバムを聴いてみようということで、そこはなぜかセカンドではなく、ファーストを買うというわかってなさだった。Veronica以外で似たようなヒットチューンはないのか、というとこで、中古で買ったMighty Life a Rose。でも、前作のSpikeにしても、これにしても、当時はまだその時代の音への理解がなかったので、良い曲だけど、その時はさして愛着は湧かなかった。今聴き返すと良いですね。
#282 Before the Hurricane by Martin Newell
マーティン・ニューウェルの初ソロアルバムで、プロデュースはXTCのアンディ・パートリッジ。20年前から活動している人だったらしいけど、正直、どんなキャリアの人か、まるで知らないとこで、ネットの噂に釣られて聴いたら、本当に良いアルバム。もちろんシンガーソングライターである本人の力もあるんでしょうけど、このポップ魔術な装飾感、アンディ・パートリッジなくしては、と思いますよね。これ聴くと、XTCもじっくり聴く必要あるなと思うんですけどね。
#283 Tokyo Aquarium by Cloud Eleven
L.A.からリック・ギャレゴのデビュー作。60'sレトロとハーモニーがふんだんに盛り込まれたクラシックなギターポップ作品。ティーンエイジ・ファンクラブに、甘酸っぱいパワーポップをまぶした感じなんですかね。
#284 Sparkle by Cherry Twister
ペンシルヴァニアのパワーポップバンドのセカンド、At Home With Cherry Twister。あんまり情報を持っていないですけど、多くのハーモニーが入った90年代パワーポップファンには、お宝になるような、知られざる名作となるのでは。
#285 Claire Danes Poster by Size 14
Linus of Hollywoodがかつてやっていたバンド。サブスクをやっていると、こういうカタログも容易に掘り出せるという、恐ろしい時代になったものです。CDでは聴いたことはなかったものですから、感動しましたね。途中途中で、ほんのりメタル好きが入ってくるのが、ちょっと笑える。
#286 Wonder by Mark Bacino
ニューヨークのシンガーソングライターのデビュー作Pop Job...the Long Player!。どこ切ってもレトロポップで、全部キャッチーで、この手のものが三度の飯より好きな人にはたまらないでしょうね。
#287 Too Much Passion by The Smithereens
ニュージャージーのバンドの4作目Blow Up。前作の好調から、より一層メインストリームに訴えかけるような、メジャーによる洗練されたポップロックアルバムを制作をしたものの、セールスには結びつかず、また発売同月にはニルヴァーナのネバーマインド発売、以降のスマッシュヒットで、時代の風は逆風に転じていったこともあり、次作はその影響をもらって、音楽にもそれが表れるようになりました。純粋に良いポップロックをここでやってたので、ちょっとかわいそうでした。
#288 Glee by The Honeydogs
ミネソタのインディバンドの2作目Everything, I Bet You。このドラムの音からして、バンドの勢いがある時の作品だなあと、何となく思うところがありますが、この次でメジャーへ。しかし、レーベル間の合併の影響で、すぐドロップする形になったみたいです。しかし、以降もインディレベルで作品を出し続けて、クリエイティブに活動を継続中。アルバム単体の長尺のミュージックビデオも作成してたりしたそうです。この辺、アメリカのミュージシャンたちのタフさを感じるかも。
#289 When It Begin by The Replacements
ギリギリ90年代に飛び込んできた最後の作品All Shook Down。初期のパンク期、代表作ともされる中期のLet It Beとかも良いんですけど、この辺の終盤の作品も味わい深くて、良いんですよね。アルバムの中のバランスも、フォーキーな楽曲が多めになってくるんですけど、この歳になってきて、改めて最近聴くと、染みてしまいますよ。
#290 Purple Sneakers by You Am I
オーストラリアのバンドのセカンドアルバムHi Fi Way。本国では歴史的名盤の扱いのようで、メディアでのランキングリストにもトップ10には数えられてる作品らしい。普通に良い曲多いし、まとまりもあって、アルバムの流れも良く、聴きやすい。2作目であっさりそれを達成できてるのはなかなか。最初、この曲はベスト盤で聴きましたが、良い曲すぎて、仰け反りました。日本のロック誌にも普通に取り上げられていてほしいんだけどな。
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