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隠していても気づかれてしまうのがブランド

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詳しくはこちらのホームページから。

東京原宿で9月に期間限定でオープンしていたジュエリーショップ「匿名宝飾店」がジュエリーブランド「4℃」のお店であることが公表され話題になっています。

・匿名宝飾店ホームページ

「匿名宝飾店」のホームページを見に行くと、

ブランド名からではなく、ものを見て、自分の指や肌のうえで
ジュエリーを好きになってほしい。
まだ無名だったころ、 つくったジュエリーを目の前で身につけた人が
喜んでくれる顔が、一番うれしかった。
そんな、ものづくりを始めた原点に戻るために、
この場所から、
ジュエリーと人の出会いかたを
つなぎ直す新しい試みをはじめます。
あなたの中で、
もう一度デビューしたいから。 名前をふせたジュエリーショップ、
『匿名宝飾店』オープンです。

とあります。

おそらく、3年ほど前のクリスマスプレゼントで4℃系列の「Canal 4℃」を送られた女性がTwitterで不満を投稿したことを意識してのイベントだったようです。

・Twitter 2020/12/22

匿名宝飾店に関する4℃の社長のコメントで「一部の色々なお話は真摯に常に受け止めています。(4℃のジュエリーを)触ったことがない方たちが、ブランドイメージを語る。それはそれで自由だけれども、触ってみてもらいたい。 その上で何を言われてもそれは仕方がないことなので、そういう意味では誤解を解きたいなっていう思いもありました」とありました。

クリスマスが終わるとメルカリに大量出品されることから、4℃はダサい、女性は好まない、などの投稿も多数見られましたが、3年前の事件の時は30代女性に対して10代から20代前半をターゲットにするCanal 4℃が送られたのでミスマッチだ、とか、プレゼントした男性が分かっていない、などが実際の批判の原因だったようです。

4℃自体はシンプルなデザインで品の良い雰囲気のものが多く、私も好きなブランドです。
婚約指輪や結婚指輪の候補としても考えて、可愛い可愛い嫁と一緒に見に行ったりもしました。
実際に婚約指輪と結婚指輪を買ったのは別ブランドでしたが、それはそこそこしっかりとしたサイズの宝石をつけたものにしたかったためです。

私はジュエリーブランドに詳しいわけではないので、可愛い可愛い嫁にプレゼントを贈る時は、ブランド名よりもデザイン重視というか単なる直感で選んでいます。
有難いことに可愛い可愛い嫁はすぐに箱を開けてジュエリーそのものを見て感想を言ってくれてます。

「ブランドというなら名前も大事。匿名宝飾店として出すならブランドの存在意義は何なのか?」といったコメントも見ました。
なるほど、とも思いましたが、ホームページで匿名宝飾店に出品されたものを見ると、やはりシンプルなデザインが多く、隠していても漂う品の良さがあります。
名前を前面に出さなくても、4℃好きな人は自然と選んでしまうのではないでしょうか。

ブランドの素晴らしさは、単なる名前や歴史ではなくて、どれだけ隠しても他との差を感じてしまうもので、消費者がその差にお金を払いたい、と思うものだと考えます。

独立開業すると、自分自身のブランディングということをよく言われます。
私の仕事と言わなくても、私を知っている人なら、私が担当したことに気づいてしまう。
そして、その仕事にお客様の方からお金を払いたい、と言ってもらえる。
そうなることが自分自身のブランディングではないかと思います。

今はまだ住職×行政書士といった特徴的な差でしか認知いただけていないと思いますが、いつか成果物を見ただけで、私の仕事だ、と気づく人がいるように自分自身を高めていきたいと思います。

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