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三つ子の魂百までを実感した2022年10月に出会った本など

10月が終わり、前月・前々月の反省を踏まえ、速攻で読んだ本などの感想をまとめることができた。素晴らしき成長。新しい私。自己肯定感をガンガン高めていこう。

2022年10月に出会ったマンガ

SPY×FAMILY 10巻

先日、休日の電車に乗っていたら、目の前に座っている中学生らしい女の子がSPY×FAMILYの公式ファンブック熟読してて、「分かる……」ってなった。情報量が多くて所見の知識もたくさんあるから結構読み込めるんだよね。インタビューとかすごく面白いもんね。
そういえば自分も中学生の頃、好きなマンガのガイドブックとか買って読んでた記憶が。まさか30過ぎても相変わらずマンガが好きで、公式ファンブックも買ってるなんて、中学のときの自分は想像してなかっただろうなぁ。三つ子の魂百までと言う通り、子どもの頃からあまり変わってないよと伝えたい。もしひとつだけ、あえて変わったところを伝えるとすれば、「清濁併せ呑む」ことができるようになったということかな……。大人って世知辛い(何の話なの)。

『SPY×FAMILY』10巻は、なんの前触れもなく黄昏の過去編から始まる。戦争の惨禍のなか過ごした幼少期時代の思い出から黄昏のバックボーンが垣間見れるのだけと、絶望感。最初の空爆の1ページまるまる使った「え?」と、2回目の空爆の大切な人を奪われるなかで見開きまるっと空白になっているページの、希望も望みも全て失ってしまった感じが胸に迫る。そんな過去のうえで、仮初めだけど家族という存在ができた黄昏の胸のうちを推し量ってしまうよね……。
そして突然のママ友編。笑いの中に不穏な空気を察知してしまう。。。

ショーハショーテン! 3巻

「ミュージカル」のネタが好きすぎて何度も読んじゃう……。こういう意味分からないけどテンポよく笑いを提供してくれる漫才が好きなのよ……。しかも小畑健先生が異質な漫才描いてくれるの贅沢すぎる。顔芸すごい。ラストの展開が絶望的すぎてもうね。上げて下げるタイプね。

パリピ孔明 11巻

KABE太人が敵方に持っていかれた。サマーソニア当日、英子のライブ開始まで3時間前。帰ってきてKABE太人!ロシアン・ルーレットたこ焼きしてる場合じゃなくてよ。
三国志は詳しくないのでこの後の展開がまじで分からない。馬に乗ったら解決できるものなの……?

魔入りました!入間くん 29巻

「心臓破り」がクライマックスに向かう29巻。極限の状態ギリギリで解放されるみんなの能力がすごい。ワクワクする。ただしアトリ、テメーはダメだ。

カードキャプターさくら クリアカード編 13巻

次巻が最終巻ということに驚きを隠せない。人生で一番近くにあったマンガが『カードキャプターさくら』で、2度目の完結を迎えてしまう。さみしい。確か、さくらカード編が完結するときもさみしくなった覚えがある。もう十何年以上も前のことだけれど。
小さい頃はさくらちゃん目線で読んでたけど、大人になると多少は俯瞰して読めるようになった気がする。登場人物はみんな良い子なんだけど、良い子だからこそ、さくらちゃんと秋穂ちゃんが「似てる」ことにだんだん不穏な雰囲気を感じてしまうよね。
あと小狼くん、めっちゃ男前になってる。中身が。こんなに真っ直ぐ誠実に、大切な人を守るために手を伸ばせる人いる?本当にがんばれ猫さん。

かぐや様は告らせたい 27巻

かぐや様も次巻で完結なの?さみしすぎる。みんな終わらないで……。かぐや様についてはこちらの記事でやや語りきった感もあるけれど、あとはラストにどんな頭脳戦を見せてくれるか期待しかない。そして、今巻に掲載されているラーメン四天王編の完結は涙なしでは見れない(大嘘)。いいから寿司か焼き肉食っとけ。

対ありでした〜お嬢様は格闘ゲームなんてしない〜 5巻

お嬢様がめちゃくちゃ格闘ゲームしてるマンガ。美少女とヤンキー面した格ゲープロの絵柄の対比がすごい。いちいちセリフが芝居がかっているところもいい。白百合さまは幼女ゲーマーに勝てるのか?それにしても登場人物の属性がいちいち濃いのである。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐します〜 2巻

また異世界令嬢もの読んでるやんけ。でもこのマンガとても面白いし、絵が超美麗。神話みたいなちょっとグロテスクな神様たちの見た目もめちゃくちゃ良い。あとは主人公の“シン・悪役令嬢”としか言いようがないレミリア嬢の無双ぶりが最高。原作者と一緒にペンラ振りたい。

来世は他人がいい 4〜6巻

大阪のヤクザの孫娘が東京のヤクザの孫息子の婚約者となって、東京で生活するマンガ。主人公の染井吉乃ちゃんの、窮地で発揮する潔さが本当にかっこいいし、婚約者の深山霧島の吉乃への偏愛っぷりとネジの外れ具合が面白い。主人公が相手を牽制して啖呵切るために自分の臓器売るマンガある?あった。本作。
6巻でふたりの関係性に変化が生まれるんだけど、その過程がすごく良い。良すぎて感嘆の大きなため息が出る。順調に、ふたりは今世で他人じゃなくなりつつある。

2022年10月に出会った本

マリアビートル

9月には映画『ブレット・トレイン』を観て、10月には原作『マリアビートル』を読み終えた。あとは感想を書くだけだ。私の心の中のティモンディ高岸が「やればできる」と言っている。

2022年10月に出会った映画

四畳半タイムマシンブルース

大好きな森見登美彦氏の小説が映画になった!個人的な感情ダダ漏れの感想はこちらから。

まとめる気のないまとめ

電車の中で真剣にマンガのファンブックを読んでいる中学生を見かけて自分の過去に思いを馳せたり、昔から大好きなマンガが2度目の完結を迎えるにあたり過去に味わったさみしい気持ちを思い出したりした10月。結局どこまで行ってもマンガや本が好きなのである。

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