FPSS17th入門#3アイテムはカード、コーデはデッキ Caoli
こんにちは、17期生のCaoliです。
第2回に引き続き、10月4日の感想レポートも参ります。
テーマと課題
入門講座第3回のテーマは「洋服の3要素で知るコーディネート」。
洋服(ファッション)の3要素、色・形(デザイン/ディティール)・素材(質感)については以前受けた骨格診断の講座でも学び、色の3属性についてはパーソナルカラー講座で10時間以上みっちりやった部分。RGBとYMCKと、PCCSとパントーンとマンセルと、カラーシステムたくさん扱ったからね。大変だった。
絶対外さない項目なのはわかっていたので「来た来た来た、theお勉強タイム!」という感じ。でも1回で走り切るのは想定外でした。
ファッションテーマ「形・質感・色のいずれかを主役にしたコーディネート」
事前課題では色を主役にしたコーデを組んだので、形(ボリューム)のコントラストを主役にしました!
事前課題「自分の苦手な配色パターンを使ったコーディネート」
続いて、自由にペルソナを設定して、コーディネートをご提案する課題です。
私の設定したペルソナはこちら。
「苦手な配色、自分のために組まないコーディネート」とのことだったので、鮮やかで色相の離れた色同士の組み合わせに挑戦しました。
私は穏やかな色の方が似合いやすいので高彩度アイテムはあまり持っていないし、その鮮やかな色は白黒グレーの無彩色と合わせるのがマイ定番です。どこかにコントラストはつけたいけれど、色相差よりは明度差や彩度差をつけることが圧倒的に多いのです。
見る分には好きで、UNIQLO×イネス 24SSコレクションのニットも試着はしたのですよね。知ってはいたたけれど色々な要素が似合わず。残念。。。
トップスを半袖ニットに決めて倉敷デニムを使うのも決めて、トップスのピンクとグリーンを拾った靴にしたら、水色とは共鳴してくれない青が浮いてしまいました。それならばと靴の青とデニムの紺ともグラデーションになるアウターを持って来たのがいちばんの難所だったように思います。
あとは大人の女性を想定しているので、キレイ目要素を足して完成。のはず。
・MARUKAWA SECOND MODEL LOT.002 DENIMPANTS
・lanan outlet 半袖ニット
・antiqua カラフル配色ボリュームダッドスニーカー
・ユニクロ ブロックテックパーカ/3Dカット
・yu-ka YU-KA : 大小パール 4連ネックレス
・mili an deni パール付き三角ショルダーバッグ
・リングネット キャリーバッグ
フィードバックは、色ズレ問題から。
「イエベ/ブルべのズレじゃない?」という指摘。
ニットのイエベカラーの温かみと、素材の温かみ、スニーカーの色味と素材の冷たさが、違和感を強めてしまっている。
次はテイストのズレ。ミックスコーデはトレンドでもありますが、アクセントか違和感か問題、、、難しい。今回は極端に振りすぎてしまったのかも知れません。
違和感に対して、分析をしてから解決を試みようというのが今後の課題です。添削は一例なので、解決策のパターンを拡げる練習も必要ですね。
第3回の学び
実践を想定すること
何を理由に何を選ぶのか
TPPOか
楽しみか
コストやコスパ、タイパか
外せない条件はないのか
全部に理由があって、それに応えることが求められる
そして「その条件や価値観はスタイリストとクライアントで共有されている」という前提は意識しているようでできていなかったなという気づきがありました。
UNIQLOのアイテム、それなりに理由を持って選んだのですが「UNIQLOは最終手段です」とバッサリ斬られたのも印象に残りました。
「いろいろ理由もあるしUNIQLOでもいいならUNIQLOにします」はクライアントの選択肢です。
「まずはベーシックなもので、サイジングの差を見てみましょうか」とモニターの方とご一緒することも多かったので抵抗感なくなっていましたが、スタイリストがいるから選べるものを選んでいただく価値もありますよね。
これはリピートをいただく、というハードルのひとつだったのかも知れません。
解決したい問題の解決方法は、あればあるほどいい
今回は色がテーマの課題でした。
色の問題は色で解決するのが王道ではありますが、同じ色のアイテムを居る場所で見つけられるでしょうか。
オンラインで買うのなら、実物とモニターの色ズレも避けられない問題です。
色がダメなら質感で、質感がダメなら形で。やり方を変えることで解決できることは大きな武器になります。
アタマの中にどれだけのアイテムと、テイストと、生地と、デザインと、持っておけるかが本当に大切ですね。
求められたニーズに対して、差し出せるカードがあるか。ただそれだけ。
アイテムを知らなければ検索のしようがないし、扱っていそうなブランドを知らなければ行き先を決められないし、今いるショッピングモールにどんなお店があるかを把握していなければ、ご案内はできないですよね。
こういうときのためのアイテムを提案してください
このアイテムを使うためのプラスアルファを提案してください
このアイテムとこのアイテムをなんとか一緒に使う方法を提案してください
ニーズが何かがそもそもわからないのだから、できうるだけの準備をするしかない。
実験台にできる人がそれほどたくさんいるわけでもないので、経験則だけではない部分をどれだけ積めるかは重要だし、忘れてはいけない気づきを貰えました。
◆講座と講座の間の話を書いたものと一緒にマガジンにまとめているので、そちらもよろしくお願いします。
https://note.com/yoso01an/m/m188744f71e82
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