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機会

先日電子版で購入した本は、これまで市民活動プラザや他の場所でさまざま聞いた講義とほぼ同様に日本のジワジワくる滅亡の危機をあらためて勉強させていただけました。
年金も少ない独居高齢女性が増加しますので、生き生きと働いたり活動できるようにしていかないといけません。
男女問わず80歳までは元気に働いて地域活動もする。
夢や理想ではなくて、もう、そういう義務で。
そうするしかないという、選択の余地がない状況。

私はデジタル関連のフリーランスの講師として始めました。初心者入門者向けでやってます。
受講の方は私と同世代やもっと上の方、あるいは若い方も少しいます。

私やその下の、正社員になりたくてもなれなかった方々や、教育の欠陥の犠牲者、虐待やなんらかの被害者、仕事や人間関係でのきつい挫折、障害や持病などのために、思うように仕事のスキルや社会での生きるスキルを学べなかった方々が、今後どんどん年齢が高くなってきます。

学ぶ機会があれば、個々の状況も少しマシになるし、そういった方々が自力で稼ぎ、納税し、地域活動にも参加していくようにしないと、経済も自治体もどんどん荒廃していくと思ってます。
人がいないと、会社も消防も路線バスも輸送も水道もうまくまわりません。
稼ぐためのなんらかのスキルは、ひとつではいけないと思います。これから何にでも対応できる方が生き抜けると思いますし、企業もそういう人が欲しいと思います。

今日も人と話してたのですが、70代未経験の持病持ち新入正規社員、とかもあり得る状況になってきます。
そもそも人がいないし、ある会社が欲しい技術や経験のある人が、少ししかいなくなると思われます。育てようにも若者がいない。
若者や働く誰かのことを排除したり、不当におとしめたり、搾取する行為は、すなわちコミュニティ存続に反する行為となります。企業の幹部は自分が稼ぐネタは日本のコミュニティが健全だから成り立つといつも思うべきで、自分だけ儲けたら子孫が滅ぶと思うべきです。
あの人の代わりはいるから、の代わりはもういないのでみんなで仲良くやりましょう。

行政や自治体はいろんなことをボランティアやNPOに投げようとしてますが、みんなお金と時間とスキルが無かったりします。
ボランティアや奉仕に頼れない時代になりました。
教育や福祉や介護や医師以外の医療者でも不当に給与が低いし、人員が減らされてきた結果、酷いことになってますね。
大学や福祉事業もこれから次々と事業出来なくなるところが増えると思われます。たぶんどんどん税収が減り、国や自治体が福祉や市民活動に出してたお金も出なくなってくるだろうと思ってます。

所属してるそれぞれの市民活動団体や文化的グループなどでも、すでに若手や次世代がいない問題になってます。
50代の私が若手なので、深刻です。
慈善事業や奉仕がいけないと言ってるのではなくて、ボーナスまで出るような市民活動でないと何にも回らなくなるかなと。
今後、年配の人で地域の活動ができる余裕がある人がどんどんいなくなってきます。
なんでもしっかりした報酬を出した方が、スムーズに行くと思われます。

行政やさまざまな団体や大手から中小企業までが、非正規雇用でやりくりしてきたのがこうなった原因でもあります。
今、困っている人は、過去の政策や企業のしたこと、そしてわたしたちのしてきたことで困っているわけです。自己責任というなら、政治家や国や財界、マスコミや生きるわたしたち全員で行動した責任、の意味です。


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