〈読書〉をみんなの手の届くものに
公共図書館の存在意義について考えたことはありますか。公共図書館は、たまたま通える立場にある人や、一部の本好きの人たちだけが、楽しむために存在しているわけではないのです。
フランスには、公読書という言葉があります。公読書は、公共図書館が担うべき最も重要な役割の1つとされています。なお、ここでいう「読書」には、そのための能力や機会、あるいは環境といった意味も含まれます。いわゆる書を読むことだけに留まらない、もっと広い意味をもつ言葉として使用されています。文字だけではなく、例えば