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A子と私。

前回の記事でA子の結婚について色々と書きましたが、
今回はそんなA子との子ども時代の関係を少し。

私がA子の特性で一番、嫌悪感を抱いてしまうのが、外面が良い分、ストレスを溜め、
その溜まったストレスを身内にぶつけること。
基本的に人を見下し、人の人生を嘲笑するところ。

子どもの頃、A子にとって私は格好の見下し相手でした。

というのも、子どもの頃、まるまると太っていた私。
(小学生のとき身長155cm、55kgくらい。今だったら「ぽっちゃり枠」?笑)

クラスの男子から「デブ」「ブタ」なんて罵られるのは日常茶飯事。
帰宅途中に知らない男子から「そこのデブ顔見せろ~」とからかわれ、無視していたら、突然後ろからランドセルに飛び蹴りを食らわされたことも。

走ることも苦手。体育は大嫌い。
それでも、絵を描くことが得意だったことや、
そこそこ勉強ができていたのが良かったのか、
三姉妹の真ん中のように育ったのが功を奏したのか、人間関係の立ち回りがそこそこうまく、そこまで激しいイジメに発展することはなかったのです。

そんなクラス内カーストでは底辺ギリギリを生きる私に比べ、
A子はスリムで足が早く、毎年運動会のリレーの選手に選ばれるような運動神経抜群ぶり。
更にA子、B子ともに就学前からピアノとそろばんを習っていて、A子はそのどちらの習い事でも才覚を発揮し、音楽会ではピアノ伴奏をすることも。

当時、週末に祖父母の家に泊まりに行くのが定番化していた私に、祖母とA子母が、【A子がいかにすごいのか】を話して聞かせてくるのも定番化していました。

A子は可愛い可愛いと大絶賛。
逆に、成長するにつれ、体格が良くなる私に、
大人たちも嘲笑を浮かべていました
洋服も子どもサイズのものがはいらない。
時に大人服売場のものを着せられることも。

それとは対称的に、いとこ姉妹はフリフリで可愛いワンピースなんかをたくさん着せてもらえている。
A子もB子も、勝ち誇ったような顔で、薄ら笑いを浮かべながら、大人用の服を着ている私を見ていました

そんな、子ども時代。

でも大きな問題点は、別にありました

大人になって、体を壊したことがきっかけではあったけど、標準体型になり、
お金や行動範囲が自由になっていくのと同時に、オシャレにも目覚め、ファッションの幅が広がっていった私。

そもそも自分の親があまりに世間知らずで、ファッションセンスがない人間だったという事実を知ることになるのです。。。
そのために

子ども服が入らない

一足飛びでオバサン服へ移行

という悲劇が起こっていただけということ。。


少し時を戻します。。。

中学生になったある日、週末はいとこ一家と出かけることがまだ日課だった頃、
私が女の子としての自尊心をズタズタにされる、ある言葉をA子から浴びせられることに。。。