見出し画像

生きながら生まれ変わるということ

『マイバースディ』を買うよりもずっーと前から占いが好きで買っていたのが

小学館ミニレディー百科シリーズ

検索してみたらなんとビックリ!
5000円位の値段で売られている!

数年前まで取ってあってBOOK・OFFに出した時は全く値段がつかなかったのに。
そこは欲を出さないことにして。

この4冊。懐かしい〜♡♡この絵面〜!

自分のお年玉でひとりで本屋に行って買った記憶があるから小学校5年生くらいの時だったと思う。お菓子作りは4年生だったかなあ?

当時、学級文庫の本棚にはクラスメイトが各々自由に持ってきた本を並べてあって読みたい本を勝手に持ち帰って読んでいた。

もちろん昼休みに読んでもOK。
マンガ本でも何でもありで、私は自分で持ってきた占いの本を昼休みに読みながらトランプ占いをしていた。

ほぼ毎日、女子はゴムとびに興じていたが、冬は外に行くのは寒くて、昼休みはほとんどトランプ。男子はキン消し(キン肉マン消しゴム)で遊んでたかな。

最近、娘の前でこの本に載っていた占いをやってみた。
並べ方だけは覚えてるのに
「で?それは何を占ってるわけ?」
と言われると、、、

結局まったく思い出せず終了。

『占い師になるために』
みたいな事が最後のページに書いてあったような気がする。占い師になりたいなぁと思いながらも封印。


その後、美容師になるという目標を設定したけどそれすらも「夢見る夢子」と言った母に「占い師になりたい」などと言ったら何を言われるか\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/


自分で稼げるようになってからは雑誌でも新聞でもまずは占いを見て、女性雑誌の占い特集や心理テストの本を沢山買った。

自分と向き合う 

今になって分かることは、私は子供の頃からずっと【本当の自分】を知りたかったんだということ。

人を傷つけないように、やられて嫌なことをしないように、怒られないように。
いい子ちゃんにして勉強して、母に反抗せず。

虐められたのをキッカケに
「このままの自分じゃ嫌だ。自分を変えよう!」
と思ったのが小学4年生。

ちょうど父が亡くなった頃。
父の死を目の当たりにして
「人は必ず死ぬ。いつ死ぬか分からない」
を魂で感じたんだとおもう。

どうしたらいいのか分からなくて、とりあえず、自分をいじめていた女子二人を観察してみた。楽しそうだったから。

そして真似してみようと思った。

ひとつは【ワガママ】になること。
もうひとつは【スポーツ】をすること。

運動が嫌いで、マラソン大会はいつもビリで何も出来ないと思い込んできた。
だけど変わるために。
生まれ変わるために。

苦手なことをやってみよう。

5年生で『ポートボールクラブ』に入った。
ミニバスがまだなかった頃の。
学校の壁にボールをぶつけてキャッチする練習をしたり、兄のグローブを使って野球に参加したり。

『ワガママになる』ということもどうやったらいいのかわからなかったけど、キツめのクラスメイトから「どっちでもいい、って言うからダメなんだよ!」と言われて気づけた。

「どっちでもいいよ」といつも言っていた。相手を常に優先させて。それを優しさだと思い込んでいたから。
だからまず「私はこれがイイ!」と言えるようにした。
これが『ワガママ』じゃない事を初めて知った。自分の気持ちを言うだけでこんなに楽になるということも。


5年生はちょうどクラス替えで、いじめっ子達とも離れたし、担任や友達も最高の環境だったおかげで『生まれ変わる』ことが出来た。

凄い勇気だったと思う。
きっとあの時『変わりたい』と思わなければ今の私はいない。

いじめられた経験も
父の死も 

私にはなくてはならない経験だった事を事ある毎に痛感している。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?