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転職エージェントの重要性


自己紹介

こんにちは。私は40代後半の経営コンサルタントで、15年以上の経験を持っています。私は業務改善の専門家として、多くの企業に価値を提供できる自信を持っています。しかし、新たな挑戦を求めて転職活動をしました。そこで学んだ経験をお伝えします。

今回は転職エージェントについてです。

振り返ってみると転職活動において転職エージェントが成否を握る存在だったと思っています。そこで改めて転職エージェントの重要性について振り返ってみたいと思います。

転職エージェントとは

コンサルタントとしての転職活動を始める時、まず転職エージェントを使うかどうかを決める必要があります。

転職エージェントは、転職希望者(あなた)と求職企業の間に立ち、転職成功を支援するサービスを提供しています。具体的には、求人情報の提供や応募手続きの代行、内定獲得のサポートなどをやってくれます。

転職エージェントは使うべきか

転職活動を始めるにあたって、転職エージェントは使うべきなのでしょうか。

自分自身で転職活動を進めることももちろん可能だと思います。

自分で求人を見つけることも、業界経験がある程度あれば、どんなファームがあり、どんな特徴があるのか分かってきますし、web検索すれば自分が知らなかったファームを発見することができます。webページを開けばファームについての情報がある程度入手できるので、書類対策や面接対策もできます。

転職エージェントは応募手続きを代行してくれますが、これも自分でもできます。さらに転職エージェントは応募先で内定を取れるように支援してくれますが、そもそも魅力あるスキル・経験があれば、転職エージェントの支援がなくても自身の魅力を伝え、内定を取ることもできます。

しかし、それでも私は、転職エージェントは使うべきだと考えています。

転職エージェントを使うべき理由

転職活動を実際に行なって、経営コンサルタントの方が転職活動を始めるにあたって転職エージェントを使うべきだと考える理由は4つあります。

1つ目は、応募できる求人の広さです。転職エージェントだけが扱っている非公開求人があり、その求人は転職エージェントを経由しないと応募することができないこともあります。また、自分が知らなかったコンサルベンチャーやブティックファームの求人を紹介してもらえます。自分でやるより自分が知らなかったファームをより多く知ることができますし、自分の次のキャリアにあったファームを紹介してもらうことも可能です。自分よりファームの内情を転職エージェントがよく知っているためです。

自分一人で転職活動するより遥かに広い選択肢を得ることができることが転職活動で転職エージェントを使うべき1つ目の理由になります。

2つ目は、応募先ファームに関してWebでは入手できない情報を入手できることです。

転職エージェントは、応募先ファームの人事担当の方や上位職のコンサルタントの方とコミュニケーションを重ね、ファームについての情報を入手されています。また、過去にファームに応募した方々のデータを持っています。

そのことによって、webなどの公開情報からは収集できない情報にアクセスできることになります。

例えば、ファームが求めている人材像や、書類選考のポイント、過去の面接での質疑内容などです。

転職活動は情報戦です。事前にファームが求めている人材像が分かっていれば、その人材像に合致することを職務経歴書や面接で伝えることができます。書類選考のポイントや過去の面接での質疑内容も事前に知ることができれば、対策を練ることもできます。情報を持つことで、有利に準備を進めることができます。

3つ目は、転職エージェントに転職活動におけるガイド役になってもらえることです。

職務経歴書の準備、面接の準備など転職活動のイベントごとにどのようにやるべきなのか転職エージェントからアドバイスをもらうことができます。もちろん、web上にも多くの情報があるので、webからも収集できますが、直接転職エージェントからアドバイスをもらえた方が効率的です。

そして4つ目は、内定をいただいた後に条件交渉を代行してもらえることです。転職エージェントは、過去転職した方々の内定条件のデータベースがあり、データに基づいた条件交渉ができます。また当事者の交渉ではないため、客観的に好条件を引き出すように交渉してくれ、自分自身で交渉するより良い条件を引き出せます。

以上4つが私が転職エージェントを使うべきと考える理由です。私がこの4つを改めて挙げた理由があります。それは、この理由がまさしく転職活動における転職エージェントの選び方や活用方法に繋がるからです。上記4つの理由が実現できる転職エージェントを選べれば、転職活動を効率的に進められるようになります。

ここまで言うのは、私自身が転職活動の初期にまさに苦戦したからです。私はそもそも転職エージェントを使う理由を明確にせずに転職活動を始めました。そのため転職エージェントを転職活動で使うことは決めていましたが、数多くいるどの転職エージェントを使うのかを絞り込む軸がありませんでした。

絞り込めなかったので、私自身はコンタクトしてくれた全ての転職エージェントと面談し、そして紹介された求人に応募しました。しかし、中には求人に応募してからはいい加減な対応をされ、何のために転職エージェントを使っているのか分からない転職エージェントもいました。そういった方は求人紹介や応募代行のみで、情報の入手やガイド役としての役割を十分に果たしてくれませんでした。

この経験を通じて、転職エージェントに期待することは何か、が明確になりました。そして期待することに答えてくれるかどうか、で転職エージェントの良し悪しを判断できるようになりましたが、最初から転職エージェントを使う理由を満たすことができるのか、で転職エージェントの見極めができていれば回り道をせずにすんだと思っています。

転職エージェントと上手に付き合うために

転職活動を効率的かつ効果的に行うために転職エージェントを利用することは必須ですが、転職エージェントが主導権を持つと、転職エージェントを使うべき4つの理由が満たせなくなることもあります。転職エージェントに求人を紹介してもらい、応募を代行してもらうだけではなく、応募先に関する情報の入手やガイド役をになってもらうためには、自分が主導して転職エージェントを使っていく必要があります。そして、応募先によって転職エージェントを使い分けることも必要だと思います。

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