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博士課程の学生です。学部から社会科学領域にいます。現在は日本国外に居住しています。 修…

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博士課程の学生です。学部から社会科学領域にいます。現在は日本国外に居住しています。 修士課程を修了後、5年間アカデミックを離れ、2021年に博士課程に戻ってきました。

最近の記事

学生×海外居住×非「被扶養者」の税金~確定申告編~

 このページでは、日本国外に居住しており、かつ日本にて確定申告をしなければならない方に参考となるよう、私個人の置かれた状況と対応をベースにまとめています。私は学生の身分を有しておりますが、そうでない方にも参考になるかもしれません。  また、税務相談を含む「税理士業務」は税理士のみに認められている独占業務であることから、念のためこちらでも具体的な確定申告の中身にはあまり触れないようにしたいと思います。他方、実際に確定申告を行ってみて、不透明な事柄が多いとも感じましたので可能な限

    • フルリモートで博士課程を行う

       私は現在、フルリモートプログラムではなく、いわゆる普通の課程において博士課程をリモートで過ごしています。下記では、フルリモートでの博士課程受け入れの経緯からやってみての現在の実感を記してみたいと思います。なお、他のブログ記事にも記している通り、私の研究分野は実験や施設が不要な社会科学です。  私がリモートで博士課程を修了したいと考えた理由は、①配偶者の仕事の都合で居住地が定められていること、②その居住地で希望するような大学の博士課程がなかったこと、③更には今後数年の間に居住

      • 学生×海外居住×非「被扶養者」の税金~年金編~

         学生の身分であり海外居住であるという状況は、一定程度の確率で生じます。生じないよと思う人もいるかと思いますが、学生の身分で留学するとこれに当てはまります。学生の身分を持ちながら海外居住であり、しかし日本の税金を納める必要のある人に参考となるよう、私の個別具体的な経験をまとめます。特にこのページでは、年金(国民年金・厚生年金)について記載しています。 私の置かれ(てい)た状況1 ここでは、私の置かれていた状況を、①私の肩書き、と②私の税金納付の実績に分けて記します。  ま

        • 研究を続けながら「社会人」5年を経験し(アカデミック社会に戻ってき)た話

           表題のとおり、修士課程を修了後、細々と研究活動を続けながら所謂社会人5年間を経験し、この度博士課程に戻ってきた私の身の上話です。ここでは特に、大学を離れた状況での5年間をどのように過ごしていたか、何を考えていたかについてメモ書きをしておこうと思っています。  なお、ミネルヴァの梟が(いるとして)飛び立つには時期尚早と認識していることもあり、現時点では下記に記した全ての選択の良し悪しを語るつもりはありません。 はじめに(結論):社会人として仕事をしながら研究を行えたかどうか

        学生×海外居住×非「被扶養者」の税金~確定申告編~

        • フルリモートで博士課程を行う

        • 学生×海外居住×非「被扶養者」の税金~年金編~

        • 研究を続けながら「社会人」5年を経験し(アカデミック社会に戻ってき)た話

          旧姓併記の落とし穴(国外・研究従事者編)

           この記事は、何らかの理由で改姓を行った場合、主にアカデミック環境に身を置いたり日本国外で生活を営んだりする上で何が起こったのかについて、筆者の経験を基に記しています。 旧姓併記を希望した動機  私はもともと旧姓へのこだわりを強く持っておらず、婚姻の結果入籍をした時点、すなわち戸籍上新姓となった時点で全ての書類等を新姓とする可能性を十分考えていました(旧姓表記がなくなるよりも、面倒な手続き等を被る方が嫌でした)。  他方、当然ですが入籍前までは全ての活動を旧姓で行っていたの

          旧姓併記の落とし穴(国外・研究従事者編)

          自己紹介

           博士課程の学生です。学部から社会科学領域にいます。現在は日本国外に居住しています。  修士課程を修了後、5年間アカデミックを離れ、2021年9月に博士課程に戻ってきました。  これまで、修士号取得後の進路、大学外に所属しながらの研究の継続、日本国外での生活など、様々な節目でたくさんの方の発信を参考にしてきました。自分が発信する側に回ることは今もあまり想像がつかないのですが、これまで受けてきた恩恵を少しでも還元したいと思ったこと、世の中にたくさんある暗黙知を少しでも文字に遺

          自己紹介