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<なつみの本紹介> #24 社会人大学人見知り学部 卒業見込み/若林正恭

あらすじ

 若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた。。。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!

感想

 ぼくはオードリーのラジオをたまに聴きます。その影響もあって、若林さんの著書を読んでいます。若林さんは結構ひねくれていて、物事を斜めに見ているなーという印象です。でもそれでいて、考えていることはあって、文章にするのが上手だなと思ってました。斜めに見ているのがぼくとちょっと似ているなと思っていたのですが、この本を読んでみたらそんなことなかったです笑。特に、売れ始めのエッセイを読んで思ったのですが、この人相当ヤバイ人だなと。ひねくれていて、頑固なのでしょうか。でも不思議と嫌な印象は受けないんですよね。なんなら人間として大事なことが書いてあった気がします。

グッとワード

 「感じ方を変えなくてもいいんだよ。隠蔽でいいんだよ」と言いたい。その隠蔽や捏造の精度の高さを「大人」というのではないだろうか。これからずっと社会の人たちに敬意をもって隠蔽し続けていくことが礼節だと思っていた。

2021/10/15

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