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#278【ゲスト/マーケター】トップマーケターに共通する思考&行動パターンとは?

このnoteは2021年12月7日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

渡部:フォレスト出版チャンネル、パーソナリティの渡部洋平です。今日は素敵なスペシャルゲストにお越しいただいております。早速ですが、ご紹介したいと思います。株式会社ブランディングテクノロジー執行役員・CMOの黒澤友貴さんと、フォレスト編集部の貝瀬さんです。よろしくお願いいたします。

黒澤・貝瀬:よろしくお願いします。

渡部:黒澤さんなんですけども、フォレスト出版からマーケター1年目の教科書という書籍を出版されているんですけれども、黒澤さん、まず最初にフォレスト出版チャンネルのリスナーの皆様に簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

黒澤:はい。皆さんはじめまして。黒澤と申します。私は、ブランディングテクノロジーと言う、中小企業様の向けのマーケティングだったり、ブランディング領域の支援をする会社で働いておりまして、本業の傍ら、「マーケティングトレース」という、マーケティング事項を誰でも身につけられるトレーニングというのを開発して、それもフォレスト出版から書籍を出させてもらっているんですけども、一応、ミッションとしては「誰でもマーケティング思考を持って組織を変えられる」とか、「事業成長させる力を身につける」ということを目指して、色んな活動をしておりますという人間です。どうぞよろしくお願いします。

渡部:はい。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。フォレスト出版から、『マーケター1年目の教科書』という本を出されていらっしゃるんですけれども、これはどんなかたちで企画が生まれたんでしょう?これは是非、編集の貝瀬さんからお話いただきたいんですけれども。

貝瀬:はい。先ほど黒澤さんが、「マーケティングトレース」の本を出したっておっしゃっていましたけども、去年『マーケティング思考力トレーニング』というタイトルで、2月に本を出させていただいて、それがかなり好調でした。春はちょっとコロナ禍で書店さんが閉まってしまったんですけど、それにもめげず、現在3刷で、いまだに平積みをしてくれている書店さんも結構ありして・・・っていうのが背景としてありまして。
ちょっと話が飛ぶんですけど、去年のある日ですね、次の週の編集会議に提出する企画のアイデアを色々とリサーチしていたんですね。それで、最近noteで探すっていうのが・・・、黒澤さんの企画もnoteで探したんですけど。まあ、noteを見ることが多くて、そしたら「マーケティングパターン」という記事があって、記事って言っても、これがちょっとユニークで、マーケターの実務ですね。「具体的にどんな仕事をやっているの?」とか、例えば「顧客に○○をする」とか、そういう実務を100個ぐらい並べて、それに一言コメントと、ちょっとかわいいイラストをつけて、それだけずっと繰り返しのパターンなんですけど、「スキ」が1000以上付いていまして、「こういうの、いけるんじゃない?」と思って、それで記事を投稿した方を見たら、『マーケター1年目の教科書』の共著者の1人である株式会社才流の栗原康太社長が投稿したもので、その記事の説明を読んでいたら、黒澤さんと一緒につくったって書いてあって、「これはもうラッキーだ」と。とりあえず企画書を出しちゃって、通ったら、黒澤さんに繋いでもらえばいいやと思って企画を提案したら、黒澤さんは既に実績もありましたので、もうトントントンと企画が通って、それですぐにお声掛けしたところ、ご快諾いただいたと。そういうような流れです。

渡部:なるほど。じゃあ、これは偶然と言いますか、たまたま面白い企画だなと思って見たら、以前お仕事を一緒にされた著者の方と関係がある方だったと。

貝瀬:そうですね。結局、知り合いだったというね(笑)。

誰でも成果が出やすい50の「マーケティングパターン」

渡部:ありがとうございました。そのようなきっかけで誕生した『マーケター1年目の教科書』ということなんですけれども、今回この本のコンセプト、または伝えたかったこと、大まかな内容について、著者である黒澤さんから簡単にご解説いただけないでしょうか。

黒澤:はい。ありがとうございます。この『マーケター1年目の教科書』という書籍ですけれど、元々は「マーケティングパターン」というコンセプトでつくっていたnoteが元になっています。この「マーケティングパターン」って何なのか、平たく言うと、誰でも成果を出しやすくするための行動パターンをまとめたものになります。マーケティングの領域においてということですね。マーケティングの仕事って、イメージすると、いわゆるマーケターと言われる人ですけれども、ものすごい企画をつくって、誰も思いつかないようなものをつくって、世の中を動かしていくっていうことをやっている、大きな仕掛けをやっていく、要はセンスが大事だとか、発想力が大事だとか、それも大事だと思うんですけども、自分も10年間近くマーケティングの仕事をしていて、誰も思いつかないものつくってきたかと言うと、再現性がある、この基本を抑えてきたから成功できたとか、逆に抑えていなかったら失敗したみたいなところが結構あるので、再現性を持って成果を出すための行動パターンといったところをまとめて、誰でもそれを使えるようにするっていうことをやれば、業界自体ももっとよくなりますし、「マーケティングの仕事をこれからやるよ」という方にとっても成果が出しやすくなるっていうところがコンセプトになっています。それを50パターンですね。行動パターンをまとめたものが、この『マーケター1年目の教科書』というものになっています。

渡部:ありがとうございます。私自身も、一応マーケティングという領域で仕事をしていると思っているんですけども、いざ「どうしたらいいの?」とか、「どんな仕事をしているの?」って言われると、意外に分からなかったりするので、本当に本で勉強させていただきたいなと思っているんですけども、“一年目”っていうことなんですけども、ずっとやっていたけど、実はなんだかよくわかってない人なんかは、まずこれを読んでいただくと必ず役に立つなと個人的には思っております。

黒澤:ありがとうございます。

制作に苦労した「実践者インタビュー」

渡部:今回、書籍化にあたって特に意識したことですとか、noteにあるコンテンツを書籍化したということなんですけれども、そちらで何か苦労だとか、そういったお話はあったりするんでしょうか?

黒澤:はい。構成自体が、「マーケティングパターン」をまずはイラストでイメージを掴める、そして解説文で実際に何をすればいいのかというところを理解できる、それを実践している人が何を抑えてやって成果を出しているのかっていうところをまとめるという。イラスト、解説、実践者インタビューっていう3つで成り立っています。何が大変だったかって言いますと、これは編集に関わっていただいた貝瀬さんが大変だったのかもしれないですけども(笑)、実践者インタビューを全パターン載せているので、そのインタビューをするのと、まとめるのが、もうめちゃくちゃ大変なところがありました。ただその分、読んでいただいた方からの感想としても、実践者の声が各パターンで載っていて、普段聞けない「なんて言えばいいのか?」みたいなレベルのことが理解できたといったところで、結構いい反響をいただいたりしております。なので、大変だったのは、全部、実践者インタビューを入れるというところは大変でした。ただ逆にそれが他の本にはない価値になっているのかなというふうには考えております。

渡部:ありがとうございます。やっぱりマーケティングの本とかって概念的になったり、ちょっと抽象的になったりするので、本当に1つ1つが、実践されている方の実務のお話が入っているので、すごくイメージしやすいですよね。

黒澤:そうですね。お伝えするっていう観点のところでも、即行動に落とせるレベルのものをお伝えするので、イメージして、「この行動をとればいいんだ」、「今日から明日からやってみよう」って思えるところはすごく意識してつくっている書籍になります。

渡部:ありがとうございました。本当に著者である黒澤さん、そして編集者の貝瀬さんと色々と苦労があって誕生した本だと思うんですけれども、貝瀬の方では何かお伝えしたいこととかありますか?

意外と世の中にない「マーケティングの実践書」

貝瀬:そうですね。マーケティングに関する本は、先ほどもお話に出ましたけども、理論は随分確率されているジャンルだし、フレームワークなんかもちょっと学べば4Pとか3Cとか、覚えられるは覚えられるんですけど、具体的にそれをどう使うのとか、本だと理論を解説したもの、あるいは最近だと、P&G出身の方が、例えば「私はこの方法でUSJを盛り上げました」とか、話がものすごく大きいんですよね。だから、そういう仕事をしている人って、世の中にそんなにいないよなって。あとはマーケッターに対するイメージ、私はまだ普通の仕事に比べるとマーケティング的なことが仕事のうちに入ってくるんですけど、どうしてもイメージが電通とか博報堂の広告クリエイターみたいな。すごく大掛かりで、「世の中を動かすぜ」みたいな。そういうイメージになっちゃうんですよね。だから、例えば黒澤さんの前々からの活動とかを聞くと、中小企業で働く人の、マーケティングの集客であり、商品サービスの周知であるってことは、もっと地道なことなんだと。で、「実務では何をやるの?」って、実は既存の本で教えてくれているものって、そんなにないよなと思って。それで、今回、マーケティングパターンで、実際に実践されている方の話を聞いて、「そっか。実際は具体的にこういうことをやっているんだ。確かに仕事だから、こういうことをやるよな」と。それは担当者として自分自身が勉強になりましたし、おそらく今、マーケティングのお仕事に就かれたばかりの方なんかも、非常に「こういう時はこう動けばいいんだ」とか、「これが目的になるんだ」とか、仕事としてのマーケティングというのをすごく掴みやすい本になっていて、自画自賛で恐縮なんですけど、非常に画期的な内容になったんじゃないかと思っている次第です。

渡部:ありがとうございます。お二人から、この本の素晴らしさを今日は語っていただいたんですけれども、なんとお話にも出てきましたけれども、50ものパターンについて解説しているだけではなく、全てのパターンについて、トップマーケターの方たちの取材もしているってことは、なかなかないお話かなと思います。取材の裏話なども色々とお聞きしたいんですけれども、今日はここまでということで、また明日も改めて詳しくお話を聞いてまいりたいと思います。本当にマーケターと言われている人だけでなく、あらゆる人が知っておくべきことだと思いますので、是非本書をチェックしていただけると嬉しいなあと思いました。最後にちょっと黒澤さんから、明日もご出演いただくんですけれども、リスナーの方に一言いただいて終わろうかなと思うんですけど。

黒澤:はい。今日はありがとうございました。『マーケター1年目の教科書』、本当にマーケターという職種だけではなくて、マーケティングって、結局どの職種でも必要で、何だったら、生きる上で持っておいた方がいい思考だと僕は思っているので、そういう意味で、職種にとらわれず、今日ご紹介したような内容のところは取り入れていただくっていうところで、是非書籍を手に取っていただけたら嬉しいです。次回もまたよろしくお願いします。

渡部:はい。ありがとうございました。では、本日は黒澤さん、貝瀬さん、ありがとうございました。

黒澤・貝瀬:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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