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「被害者意識」に苦しむ人、無縁の人のたった1つの違い

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

なにかうまくいかないとき、私たちはどこかで被害者意識をもってしまいがちです。「今までの人生で、被害者意識なんてもったことない」と言い切れる人はすばらしいですが、そのような人は少ないのではないでしょうか。

たとえば、直近1年を振り返ってみただけでも、「被害者意識」をもってしまった瞬間がある人は多いでしょう。この1年で未知のウイルスによって私たちの日常は大きく変わりました。その変化や制約により、今までうまくいっていたものが思いどおりにいかなくなり、思わずまわりの人のせいにしたり、環境のせいにしたり……。

もっと具体的に言えば、政治のせいにしたり、会社のせいにしたり、特定の個人のせいにしたり……。答えや出口が見えないと、余計にいらだったり、モヤモヤして、思わず自分以外の他人やモノ、環境のせいにしてしまう――。

それが、私たち人間なのかもしれません。

いわば、私たちの当たり前の意識ともいえる「被害者意識」ですが、この意識にずっと苦しむ人すぐに切り替えて無縁の人がいるのも事実です。

できることなら、後者でありたいと思うわけですが、その違いはたった1つのことだと唱える人がいます。

統合療法気功師として「心健導場」を主宰し、「おせっかいばぁば」として定期的に開催されている講話も毎回満席になるほど人気を博している、天明(てんめい)さんです。天明さんの「こころ」と「からだ」のカウンセリングで救われた方は、今まで1万2000人以上

今回は、3月8日発売の天明さんの新刊『「おせっかいばぁば」が教える神様を味方につける習慣』の中から、「被害者意識に苦しむ人、無縁の人のたった1つの違い」について公開します。

苦しんでいる人ほど、足りないもの

「どうすれば神様と仲良くなれますか?」と尋ねられることがあります。
「自分自身と仲良くなれたら、神様とも仲良くなれますよ」
 そうお話をすると、キョトンとした顔をされる方が多いので、もう少し噛み砕いてお伝えするために、「三つのこころ」のお話をします。
 神様と仲良くなれる「三つのこころ」とは、「感謝のこころ」「気づくこころ」「信頼するこころ」の3つです。
 日々人の悩みを聞いていますと、苦しんでいる人には感謝する余裕がなくなっていることに気づきます。
「子育てや家事に明け暮れている」「介護で自分の時間が持てない」「年を取って身体が言うことを聞かなくなってきた」「会社の経営が暗礁に乗り上げた」「受験や就職試験のこと」など、悩みは多岐にわたります。でも、悩んでいる人は、子どもから大人まで共通して、「出来事」に追われているのです。
 もちろん、原因やきっかけとなった出来事はあります。一人ひとりが本当に心を痛めていることはよくわかります。
 悩んでいるときは、苦しいですよね。その感情にどっぷり浸かってしまうと、被害者意識が芽生えてしまいます。
 すると、「親が悪い」「会社がひどい」「環境が良くない」などと、何でもかんでも人や環境のせいにしてしまいます。
 そういうとき、頭の中は苦悩一色。「頑張っても、どうせダメだ」とネガティブな考えが渦巻いています。
 しかし、世の中には、どんなに苦しくても、窮地を乗り越える人が存在します。同じように苦境に立たされていても、被害者意識とは無縁。腹をくくって目の前の状況を丸っと認め、状況打破に気合いを入れようとする人は、誰のせいにもしませんし、環境が悪いと言って陰にこもりません。
 そういう人は、頭の中だけで考えていないで、身体を動かしています。苦しいことも織り込み済みと、頑張ってポジティブに前向きに考える努力をします。

被害者意識に苛まれる人、無縁の人のたった1つの違い

 さて、悩みの中にどっぷり浸かって被害者意識に苛(さいな)まれる人と、被害者意識とは無縁で前向きに考える人。両者の違いは何でしょうか?
 両者の違いはたった1つしかありません。感謝を忘れ去っているか、感謝し続けているか。この1点だけなのです。
 よく言われることですが、神様は負えない荷物を与えたりなさいません。もし、あなたが何か大変な出来事に直面したとき、このことを思い出していただきたいのです。
 もし悩むようなことが起きたら、「自分にはこれを乗り越えるだけの力があるんだ」と思ってください。
 嫌な気分になることもあるでしょう。でも、まだ生きています。ご飯が食べられます。動けます。声が出せます。その一つひとつに感謝してみてください。
「苦しいときに感謝なんかする暇はない」などと言わず、静かに立ち止まり、今自分の人生に何が起きているのかをよくよく観察してみてください。

他人や環境のせいにすると、○○が減る

 誰かのせいにするのは簡単です。でも、誰かのせいにすると、感謝する機会を自分から捨てることになってしまいます。
 仮に、嫌味ばかり言うお姑さんに辟易(へきえき)しているとします。あなたが気分を害しているのはお姑さんのせいですか? ひょっとしたらお姑さんを悪く感じる習慣があるだけではありませんか?
 ちょっとだけ見方や受け止め方を変えてみたら、きっと何かに気づくと思うのです。お姑さんは、何か別のことをあなたに言いたいだけなのかもしれません。
 せっかく感謝する機会が目の前にあるというのに、自分が「この人のせいで嫌な気分になった」と、被害者意識を持ってしまうのは、ちょっともったいないことです。
 もしかしたら、お姑さんはあなたの良くないクセを正してくれようとしているのかもしれません。そのクセが直ったら、他の人とのコミュニケーションもずっと円滑に取れて好かれるかもしれません。
 でも、お姑さんは口下手でそのことをうまく伝えられず、嫌味のような言い方でしか伝えられないのかもしれません。
 でも、あなたに被害者意識がある限り、そうした真意を汲み取ることは絶対にできません。そうするとあなたはせっかく悪いクセを直す機会を失うことになるのです。それはもったいないですよね。
 そうでなくても、お姑さんからの嫌味が聞こえるということは、その声を聞く耳がちゃんと働いているということですよね。実はそれは本当にありがたいことです。だから「ああ、私には聞こえる耳があるんだなぁ、ありがとうございます」と心で思ってみてください。
 どんな気持ちが湧いてくるか、ぜひ試してみてください。
きっといつもの被害者意識とは無縁の感覚を味わえるはずですよ。その感覚を味わうチャンスを見過ごすなんてもったいないことです。
 その他、日常のどんな些細(ささい)なことにも感謝することができますので、今あなたが生きている環境を観察するようにされると、たくさん見つかるはずです。
「今在る状況のすべてに感謝しなさい」
 神様はこのようにおっしゃっています。だからこそ、神様と仲良くなるには、「感謝のこころ」が欠かせないのです。

いかがでしたか?

今回ご紹介した天明さんの新刊『「おせっかいばぁば」が教える神様を味方につける習慣』(3月8日発売)では、

【主要目次】
第一章 神様と仲良くなれる「呼吸」と「こころ」
第二章 「見えない力」が悩みを解決する
第三章 「3と97の法則」で神様が微笑む
第四章 人間関係が良くなる心のスイッチ
第五章 感動しながら生きるコツ
第六章 健康は縄文人が教えてくれる
第七章 神様は「笑い飛ばし」と「ご奉仕」が大好き

天明さんが唱える法則「3と97の法則」を軸に、「呼吸法」から「人間関係」「日常の過ごし方」「健康」まで、運が良くなる法則を使いこなすためにやったほうがいいこと、意識したほうがいいことを、愛とやさしさに包まれた筆致でまとめています。興味のある方はチェックしてみてください。

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