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【全文公開】呼吸を変えると、人生が良くなる(倉橋竜哉・著)


2017年3月刊

息を吐き切ると、人もお金も吸い寄せる

7万人が大絶賛している
人生を変える呼吸メソッド
「マイブレス式呼吸法」が待望の書籍化です。
 
いつも無意識でやっている「呼吸」。
酸素をいっぱい取り入れるためには、
【吸う】ことばかりに意識が向きがちです。
 
しかし、
多くの酸素を取り入れるためには、
【吐く】ことがとても大切なのです。
 
 
息を吐き切ると、
たくさんの酸素が吸えるようになるという、
肉体的なメリットだけでなく、
脳や心にもさまざまな効果をもたらせてくれます。
 
 
その効果を上げるのに、
【息づかい】と併せて大切なのが、
【イメージ】です。
 
 
「息づかい」と「イメージ」に
ある共通点があります。
 
 
それは、
「無意識でも、意識的にもできる」
という点です。
 
 
あえて「意識的」に行なうことで、
自分の思い通りに
コントロールすることができるのです。
 
 
誰もが普段無意識にやっている「呼吸」を
ちょっと意識して変えるだけで、
自分の心と体を思い通りにコントロールできる呼吸メソッド。
それが、【マイブレス式呼吸法】です。
 
 
この呼吸法は、
複数の呼吸に体系化されていますが、
本書では、誰でも簡単にでき、効果の高い
「5つの呼吸」を取り上げています。
 
(1)ツキの呼吸:幸運を呼び寄せて、ツキを高める
(2)見つめる呼吸:自分の体をいたわり、癒す
(3)ゆるしの呼吸:過去のトラウマや思い込みを手放す
(4)合わせる呼吸:世の中の「流れ」に乗る方法
(5)想いを描く呼吸:呼吸を変えれば、夢や願望は叶う
 
呼吸と心・体が深く関連しているメカニズムを説き明かしながら、
それぞれの目的に合わせた呼吸法をわかりやすく解説しています。
 
実践者からは、
 
「試験勉強の集中力が上がった」(学生)
「眠れない不安から解放された」(女性経営者)
「仕事が上昇気流に乗った」(ビジネスマン)
「苦手だった会話が、ストレスなくできるようになった」(主婦)
「体力と気力が回復した」(OL)
「仕事に余裕と自信が持てるようになった」(経営者)
「お金のめぐりがよくなった」(主婦)
「まわりの人が喜んでくれる」(会社員)
 
など、
幅広い層から驚きと感謝の声が続々と届いています。
 
30年以上の研究・実践から導き出した
呼吸メソッドがあなたの人生を変えます。

【主要目次】
実践者の声
序 章 呼吸で人生を変える「心体放流願」とは?
心の章 幸運を呼び寄せて、ツキを高める――「ツキの呼吸」
体の章 自分の体をいたわり、癒す――「見つめる呼吸」
放の章 過去のトラウマや思い込みを手放す――「ゆるしの呼吸」
流の章 世の中の「流れ」に乗る方法――「合わせる呼吸」
願の章 呼吸を変えれば、夢や願望は叶う――「想いを描く呼吸」
終 章 「心体放流願」の向こう側

【著者プロフィール】
倉橋竜哉(くらはし・たつや)

日本マイブレス協会代表理事。
5 歳のとき、生まれたばかりの弟が亡くなり、父親から「死ぬということは、息ができなくなることだ。おまえは息ができることに感謝しなさい」と教えられたことをきっかけに呼吸に興味を持つようになる。以来、医療、禅、スピリチュアルなど、あらゆる呼吸法を学習、実践。怒りやイライラの軽減、緊張緩和、集中力、継続力など、「セルフコントロール」と「呼吸」の関係性を研究、これまで学んできた呼吸法を体系化し、「マイブレス式呼吸法」を開発。「日本マイブレス協会」を設立し、呼吸法を生かした、心身を調えて、どんな外的状況においても心がブレない技術を伝え、講師の育成も行なっている。直接指導を行なった「ブレスプレゼンター」と呼ばれる認定講師は100 名を超え、北海道から九州まで全国各地で呼吸法講座を開催している。また、2014 年にはオーストラリア3 都市(メルボルン、ケアンズ、パース)にて呼吸法講座を開催し、高い評価を受ける。以来、「マイブレス式呼吸法」は、日本国内にとどまらず、海外でも注目をされ急速に広がってきている。著書に『呼吸で心を整える』(フォレスト出版)がある。

「マイブレス式呼吸法」実践者の声

試験勉強の集中力アップ

――前島貴子さん(元医大生)
人間関係や家族でのトラブルに心乱れることがありましたが、「見つめる呼吸」で楽になりました。おかげで国家試験の勉強にも集中できるようになりました。

眠れない不安から解放された

――谷口千里さん(飲食店経営)
眠れないときに、ベッドで「見つめる呼吸」を始めます。呼吸するごとに心が落ち着き、自然に眠りに入れます。長年の「眠れない」不安から解放されました。

仕事が上昇気流に乗った

――遠藤章史さん(声優)
「ツキの呼吸」を続けていると、心に余裕に加え、人のご縁も広がり始め、仕事も上昇気流に乗りつつあります。今は充実感で幸せいっぱいです。

ストレスなく心地よい会話ができる

――高井真寿美さん(漢方カウンセラー)
「合わせる呼吸」をカウンセリングや講座開催の場で活用しています。クライアントと呼吸を合わせることで、ストレスなく心地よい会話ができるようになりました。

18カ月連続で昨対売上超えを実現

――福井幸子さん(セラピスト)
私の「想いを描く呼吸」のキーワードは「昨対超え」。スタッフ全員が喜んでいるシーンをイメージしながら行なったら、18カ月連続で前年同月の売上を超えました。

物事がうまくいくように

――仲澤宏一さん(ラジオパーソナリティー)
ツキを高めるポイントを意識しながら「ツキの呼吸」を続けたら、紙一重のタイミングで物事がうまくいったり、発展したり、効果が現れるようになりました。

体力と気力が回復

――大池恵子さん(講師)
子育てのストレスで就寝中に中途覚醒が続いていましたが、「見つめる呼吸」で朝までぐっすり眠れるように。体力が回復し、心が安定しています。

お金の出入口が変わった

――荻澤正彦さん(リラクゼーションサロン経営)呼吸法を始めてから「お金の出口」を意識することで浪費や散財がなくなり、「お金の入口」につながる人の紹介や協力をいただく機会が増えました。

仕事に余裕と自信を持てる

――高坂一彦さん(講師、政策研究員)
「ツキの呼吸」で煌々と輝く満月を毎日イメージしていると、新しい仕事に着手する際、満月のように光り輝く成功を確信でき、余裕を持てるようになりました。

投資のマイナスがプラスに

――池田勇さん(介護事業経営)
投資で一時的な損失が出ましたが、「ゆるしの呼吸」で怒りに感情を任せずに原因となった相手をゆるすことで、冷静に判断ができるようになり、プラスに転じました。

相手の心を読み取れる

――水崎結香さん(心理カウンセラー、講師)
カウンセリング中は相手の息を感じ合わせることを心がけています。心の状態は、息を通して声の調子や態度に表れるので、受容にとても役立ちます。

悩みに追い詰められない

――奥田恵子さん(元小学校教員)
「見つめる呼吸」を就寝時に行なうと、翌朝の寝覚めが良く、体がゆるみ、心もゆるんで、現実に対処する力がアップ。いろんな悩みに追い詰められなくなりました。

夫婦でお互いにわかり合える関係に

――宮野恭子さん(トレーナー)
主人をマッサージするときに「合わせる呼吸」をすると、体の気持ちや状態を感じながらできるので、お互いのことがよくわかり合うことができます。

イキイキとした人間関係に

――京牟禮彩さん(臨床心理士)
「合わせる呼吸」で自分と相手の息づかいを大切にし、息を合わせることを意識するようになってから、よりイキイキとコミュニケーショできるようになりました。

お金との付き合い方が変わった

――大金礼子さん(幼稚園教諭)
呼吸法とともにお財布の整理を行なうようになったら、自分にとって本当に必要なものは何かを考えるようになり、お金との付き合い方が変わりました。

スーッと眠りにつける

――市川千里さん(主婦)
布団に入ったときに「見つめる呼吸」をしています。悩みなどで頭がいっぱいになっていても、呼吸に集中することで、スーッと眠りにつくことができています。

意見を素直に言えるようになった

――中塚裕佳理さん(健康運動指導士)
運動教室に来られる生徒さんと「合わせる呼吸」をすることで、お互いに意見を素直に言えたり、反対意見でも嫌な思いを残さずに解決できるようになりました。

親子で寝る前に実践

――佐々木巌さん(医師)
受験勉強のストレスで寝付きが悪くて困っていた息子が「見つめる呼吸」ですぐに寝られるようになりました。親子で実践しています。

時間が有効に使える

――小島緒子さん(保育士)
呼吸を通じて「吐く」「出す」ことを意識することで、心と体の風通しが良くなり、時間も有効に使えるようになりました。結果、人脈も広がっています。

まわりの人が喜ぶ

――有賀千明さん(会社員)
呼吸法を通じて心にゆとりができ、まわりの人にも喜んでもらえるようになり、豊かな人生を送るための大切なものを改めて学ぶことができました。

はじめに

──息を吐き切るだけで、人生の流れは変わる

「呼吸」に対する、大きな勘違い

 いきなりの質問で恐縮です。
「昨日、何回ぐらい息を吐き切りましたか?」
 起きているときはもちろん、寝ているときも絶え間なく続けている呼吸ですが、「息を吐き切る」という場面は、何回あったでしょうか。
 昨日がたまたま誕生日だったという人は、バースデーケーキのロウソクの炎を吹き消すときに、息を吐き切ったかもしれません。
 しかし、普段の生活で「息を吐き切ることなんてめったにない」という人も多いのではないでしょうか。
 この本は、呼吸を通じて「人生の流れを変える」のがテーマですが、もし「息を吐き切るだけで、人生の流れが変わる」としたら……(!)。
 今すぐにでもやってみたいと思いませんか?

 多くの人が、呼吸に関して、大きな勘違いをしています。
 私たちが生きていくためには、酸素が必要です。それを体に取り込むために呼吸をしているわけですが、酸素がたくさんほしいからといって、息をたくさん吸おう吸おうと意識しても、実はたくさん吸うことはできません
 逆に、まずしっかり吐くことに意識を向けると、吐いた後にたくさんの息を吸うことができます。
「呼吸」という言葉は、「呼」「吸」という2つの漢字から成り立っていますが、「呼」とは「息を吐くこと」を表します。
 つまり「呼吸」とは、「息を吐いてから吸う」ことであって「吸ってから吐く」ことではありません。
「吐くほうが最初」です。しっかり吐くことで、しっかり吸うことができるのです。

「息づかいを変えれば、心も体も変わる」呼吸法

 はじめまして、倉橋竜哉と申します。
 冒頭から唐突な質問で失礼いたしました。
 私は、日本マイブレス協会という団体で、「マイブレス式呼吸法」を皆さんにお伝えしています。
 私たちの心の状態、あるいは体の状態は、無意識のうちに「呼吸(息づかい)」に現れます。
 焦っている人は息が浅くなりますし、不安に押しつぶされそうになっているときは息が詰まります、体の調子が悪いときも、呼吸が不安定になります。
 逆に、心と体が穏やかで健康なときは、呼吸も穏やかで深い息づかいになります。
 心の状態、体の状態が、無意識のうちに呼吸に現れるのですが、逆に言えば、呼吸の仕方を変えることで、心の状態、体の状態を良くしていくことができます。
 その方法が、「マイブレス式呼吸法」です。

 息が深い人、浅い人、穏やかな人、荒く乱れている人……、息づかいは人それぞれです。少し大げさに聞えるかもしれませんが、その人の生き様は必ず息づかいに現れます。
 さらに言えば、逆もまた真なりで、息づかいを変えることで、人生を変えることができるのです。
 私たち日本マイブレス協会の門を叩く「人生の流れを変えたい」という人は、はじめは、息を吸うことばかり考えているような人がほとんどです。
 もっとたくさんお金を手に入れないと、もっといい仕事を見つけないと、もっとたくさん働かないと、もっとたくさん勉強しないと、もっと多くの人と仲良くならないと、もっと、もっと……。もう肺がパンパンになって息が吸えないのに、口だけパクパクさせて息を吸おうとしているように見えます。
 そんな人には、「まず息を吐き切りましょう」という話をします。
 これは比喩ではなく、実際にその場で息を「ふぅーっ」と吐き切ってもらいます。
 たったそれだけのことですが、「肩の荷が下りたようにラクになりました」とか、「モヤモヤしていた気持ちがスッキリしました」といった声をいただきます。

「息を吐き切る」メリット

 実は「息を吐き切る」ことには、その後にたくさん酸素が吸えるようになるという肉体的なメリットだけではなく、心理面でもさまざまな効果をもたらします。
 イライラしたり、腹が立っている人は、落ち着きを取り戻すことができます。
 不安や心配事、緊張で息が詰まっている人は、リラックスして心をゆるめることができます。
「もっと、もっと……」と渇望感に振り回されている自分とは少し距離を置いて、自身を見つめ直すこともできるようになります。

人生を変える呼吸「5つのステップ」

 本書では、あなたの人生の流れを変えるために、「心しん体たい放ほう流りゅう願がん」という5つのステップの「マイブレス式呼吸法」を伝授します。
 呼吸はまず体の中の息を吐き出すところから始めるのと同様に、まず自分の中に溜め込んだもの、ギュッとつかんで離せなくなっているものを手放すところからスタートします。
「もっと、もっと……」と思い込んでいる人にとっては、はじめのステップは望むものを得られないことに物足りなさを感じるかもしれませんし、せっかく手に入れたものを手放すことに恐怖を感じるかもしれません。もしかしたら、「この本は、何でも手放して清貧に生きることを押しつける本なのか?」といぶかしく思う人もいるかもしれません。
 慎ましやかに生きることは、それはそれですばらしいことですが、本書はそれを押しつけるものではありません。
「心体放流願」という5つのステップの「マイブレス式呼吸法」を実践することで、「あなたの人生で不要なものを手放すことで、より多くのステキなものが手に入る」ことを実感してほしいのです。
 心も、体も、そして人間関係や経済的にも「より豊かな人生の流れ」を手に入れてください。
 そのために、どうか焦らず、たゆまず、本書に書いてあることを一つひとつ丁寧に進めていきましょう。
 まずは、ここで一度「息をしっかり吐き切って」、次のページを開いてみてください。

序章
呼吸で人生を変える「心体放流願」とは?

「なぜか間の悪い人」の息づかいの共通点

 あなたのまわりに、「なぜか間の悪い人」はいませんか?
 いつも変なタイミングで失敗をしたり、まわりの空気を重くしてしまったり……。
 本人は真面目で、悪意がないとわかっていても、そんな人に巻き込まれてイライラさせられた経験はないでしょうか。
 中には、奇跡的な巡り合わせで「いつもうまくいかない」という人もいます。
 例えば、たまたまお土産にケーキを買って帰ったら、みんながケーキを食べている最中だったというようなケースです。
 本人に悪意はないのに、「絶妙」でかつ「奇跡的」なタイミングで、なぜか「間の悪いこと」ばかり起きる人がいます。
 タイミングだけの問題であれば、誰もが同じ確率で遭遇するはずです。しかし、それが同じ人に集中するのはなぜでしょうか?
 間の悪い人に共通していることがあります。それは、「余裕がない」ということです。
 いつもバタバタして、焦っていたり、視野が狭くて、まわりの変化やその兆しに気がつきません。まわりの人に振り回されて、「やらなきゃいけないこと」が多く、時間やお金が足りなくて、自分のことが後回しになりがちです。
 そして、余裕がない人に共通しているのが、「いつも息が浅い」ということです。
 本人は余裕がないので、気づいていないかもしれませんが、まわりから見れば、「ゼーゼー、ハーハー」と息切れをしそうなぐらい浅く苦しそうな呼吸をしています。

息の深さが、「余裕」のバロメーター

 一方、それほど頑張っているように見えなくても、なぜか「間の良い人」もいます。
 よくラッキーなことが起こったり、すばらしいご縁に恵まれたり、いろんな巡り合わせが良く、まわりからも愛されている人です。
 そのような「間の良い人」は、ほぼ例外なく「余裕がある」ように見えます。
 変化や兆しに気がつきやすく、落ち着いているので、トラブルを最小限の被害に受け止める余裕があります。余裕があるので、率先して誰かのために何かをしてあげることはもちろん、自分のために、時間やお金を使うこともできます。
 そして、余裕がある人に共通しているのが「息が深い」ということです。
 ゆったりとしたリズムで、リラックスした深い呼吸をしています。
「余裕があるから息が深くなる」と言えますが、逆に言えば、「息を深くすれば、余裕ができる」とも言えます。間の悪さをなんとかしよう、心にもっと余裕をつくろうと思っても、なかなか意識して改善できるものではないですが、「息を深くする」ことは、意識的に行なうことができます
 本書では、呼吸の仕方を変えるだけで、人生の流れを変わる方法についてお伝えします。

『ワンポイント』
息を深くすれば、心に余裕ができる。

大切なのは、「息づかい」と「イメージ」

 呼吸で人生の流れを変えるために大切なポイントは、次の2つです。
「息づかい(呼吸)」と「イメージ(想像)」です。
 息づかいとイメージには、とても重要な共通点があります。それは、「無意識でもできるし、自分の意志で意識してコントロールすることもできる」という点です。
 息づかいについては、すでに述べたとおりですが、イメージについても同じことが言えます。
 ふと気がつくと、無意識のうちに何かを想像、妄想しているときはありませんか?
 楽しかった出来事を反芻していたり、これから先の楽しみにワクワクしていたり、逆に、やってしまったことを思い返して後悔したり、誰かにされたことに腹を立てていたり、まだ起きていないことを不安に思って怯えたり……。特に「今から想像しよう」と意識しなくても、いつの間にか勝手に頭に浮かんでくるイメージがあるはずです。

息づかいもイメージも、自分でコントロールできる

 一方で「今日の晩は何を食べようかな?」と考えることで、意識的に自分の頭に浮かぶイメージをコントロールすることができます。そして、何かをイメージしているときは、そのときの頭の中の状態が、息づかいに現れます。
 イライラすること、不安なこと、後悔していることをイメージすると、自ずと息が浅くなったり、詰まったりします。穏やかなことをイメージすると、自ずと呼吸も深く、そして穏やかになります。
 イメージを変えれば、息づかいも変えることができ、逆に、息づかいを変えれば、イメージを変えることもできるのです。
「未来は、自分のイメージしたとおりになる」とはよく言われることですが、気がつくと悲観的なイメージばかりしてしまうという人も多いでしょう。
 プラス思考、ポジティブ思考になりたいと思っているけれど、なかなかそれができないという人は、息づかいを変えてみてください。
 まず「息づかいを変える」、次に「イメージを変える」
 その2つを意識するだけで、自ずと人生の流れも変わってきます。

「願い事」が叶う人と叶わない人の違い

 神社の絵馬や、七夕の短冊に「願い事」を書いた経験はありますか?
 よくビジネス書や自己啓発書などで「願い事は、紙に書けば叶う」と書かれているのを目にします。占いの本などには「願うだけで叶う」と書かれたものもあります。
 果たして、願い事は紙に書けば叶うのでしょうか? あるいは、願うだけで叶うのでしょうか?
 結論から言えば、それで叶う人もいますし、叶わない人もいます。
 その違いは、その人に「受け取る準備」ができているかどうかです。
 願えば(あるいは、願い事を紙に書けば)必ずそれを叶えるためのチャンスはやってきます。
 例えば、神社の絵馬に「合格祈願」と書けば、それを叶えるための学びの機会は必ず目の前にやってくるでしょう。
 でも、それを生かして合格できるかどうかは、当たり前ですが、自分次第となります。絵馬に願い事を書くだけで合格が手に入れられるほど、神様も甘くはありません。
 願い事をすると、それを叶えるためのチャンスが目の前にやってきます
 それがよほど無謀だったり、人の道に反していない限り、誰でも必ずチャンスが巡ってくるのです。
 しかし、どんなにすばらしいチャンスが目の前にやってきたとしても、こちらの準備ができていないと受け取ることができません。
 準備ができていないと、そもそも目の前のチャンスに気づくことすらありません。
 気づいても、両手に余計なものを握っているせいで、それをつかむことができないかもしれません。たとえつかんだとしても、能力不足でこちらが振り回されてしまうかもしれません。
 この本では、呼吸を通じて「受け取る準備」をします。本書で紹介する「マイブレス式呼吸法」を実践すれば、余計なものを手放し、目の前にきたチャンスを見つける目を養い、しっかりとつかみ、それを生かす素地をつくることができます。

『ワンポイント』
チャンスは必ずやってくる。呼吸法で、願い事をする前に「受け取る準備」をする。

呼吸で人生の流れを変える
5つのステップ「心体放流願」

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