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最近、言葉のお薬、使っていますか?

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

幼いころ、つまずいて転んでしまったとき、まわりの大人が患部に手を当てて、「痛いの痛いの飛んでいけ~」と言われた経験は誰もがあるのではないでしょうか。自分もそう言われて、ふっと痛みが軽くなった記憶はなんとなく残っています。

一般的には「おまじない」で片づけられてしまいがちですが、「手を当てる」「手のぬくもり」「言葉で落ち着かせる」「飛んでいけ~の手の動き(患部から注意をそらす)」が脳になんらかの影響を与えているという研究結果もあるようです。

その真偽は専門家に任せますが、言葉が私たちの心身や脳に与える影響は、少なからずあるのは誰もが認めるところでしょう。

そんな言葉のおまじないを「言葉のお薬」として、いくつになっても一生使ったほうがいいとすすめる人がいます。

統合療法気功師として「心健導場」を主宰し、「おせっかいばぁば」として、今までに1万2000人以上を救ってきた天明(てんめい)さんです。

今回は、天明さんの新刊『「おせっかいばぁば」が教える神様を味方につける習慣』の中から、「言葉のお薬の効用と使うときのポイント」について解説した原稿を公開します。

「ありがとう」は最高最強の言葉

年齢を重ねると、どこかしら身体に不調が出てきます。ちょっとした段差で転んだり、勝手知ったるわが家でも、ふとした拍子にぶつけてアザをつくったりします。

そんなときに、おすすめの言葉があります。
すかさず「ありがとう」と言ってみてください。

「痛いときに、ありがとうなんて……」 そう思ってしまいますよね。でも、この言葉は、神様と通じるための最高の真言なのです。

古くから「言魂(ことだま)」と言われているように、言葉には魂(思い)が宿ります。あなたが発している言葉には、あなたの思いが宿るのです。つまり、最高の真言に心から感謝している思いが宿ると、最高で最強になります。

だからこそ、「ありがとう」を言うことで、ぶつけて痛みがあるときでも生きていることに感謝し、「自分はいつでも最高最強の言葉を使えるんだ」と自信を持ってほしいのです。自信、それは、自分のことを信じている人の心の状態です。自信があるので、心にゆとりがあり、小さなことにくよくよしません。ぜひ、そのように自分自身のエネルギーを引き上げていただきたいと思います。

たとえば、毎日言っている「おはよう」「おやすみ」「行ってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」という言葉がありますね。それらと同じく、気軽に「ありがとう」と言うのです。そうすることで、「ありがとう」を発する機会が増えると同時に、毎日繰り返すことで習慣になるからです。

あ、痛い! というときは、「ありがとう」。
習うより慣れろ、です。

最初は形だけでもかまいません。テニスやゴルフを始めたとき、ウエアや道具をあれこれ揃えますよね。ラケットやクラブにまだボールがうまく当たらない時期でも、形があればそれらしい雰囲気が出るものです。それと同じように「ありがとう」という言葉を1つの形(型)として、毎日習慣的に使うことで、自然と心が感謝する方向へと導かれるようになります。

「言葉のお薬」を使うときのポイント

また、「ありがとう」の言葉は、身体的な痛みだけではなく、不安や恐れという心の痛みにも作用します。こうなると「ありがとう」は、言葉の薬ですよね。

どうしよう、どうしようと、頭が怒りに支配されている状態。そんなときは、言葉の薬「ありがとう」の出番です。「ありがとう」は最高の真言で、恐怖感を緩和させます。音は目に見えない波動。あえて言うなら、純粋な想い、生命力、治癒力を引き出し誘引する言葉の薬なのです。

この言葉の薬を使うとき、とても大事なことがあります。それは信じること。自分は最高最強の真言「ありがとう」という言葉の薬を使える存在だ!という自信です。

たとえば、子どもの頃、転んで膝こぞうを擦りむいたとき、お腹が痛くなったとき、大好きなお母さんが痛い場所に手を当てて「痛いの、痛いの飛んでいけ」と言ってくれただけで、楽になりませんでしたか? 言葉が薬になっていましたよね。

それはお母さんに全幅の信頼をおいていて、「ホントかな?」などと頭で考えたり疑ったりせず純粋に、そのままの言葉の薬を受け容れたからこそ、頭の考えに邪魔されず、身体の治癒力が機能していたのです。

言葉のお薬を自由自在に使いこなすコツ

「ありがとう」をすばらしい言葉の薬にする大元は、信じること。信じるためには、何度もやってみて場数を増やす必要があります。トライ&エラーを繰り返していくと、慣れてきて、タイミング良く言葉の薬を使えるようになるでしょう。

たとえば、誰かが置きっぱなしにしていた物に蹴つまずいてしまったとき、最初はビックリしますよね。それから、ムカムカしてきます。「誰が置きっぱなしにしたの?」と腹が立ってくるかもしれません。

はい、そのときです!
その瞬間、「ありがとう」と言いましょう。
「一度言ったくらいではまだムカムカしているな」というときは、部活の掛け声のように何度か繰り返してみてください。すると、だんだんリラックスして氣がおさまります。

その状態になると、言葉の薬「ありがとう」が作用して、治癒力が早々に働きます。ありがとう、打ちどころが悪ければ命を落としていたかもしれないのに、この程度で済んで助かった、と思えるようになります。

いかがでしたか?

今回ご紹介した天明さんの新刊『「おせっかいばぁば」が教える神様を味方につける習慣』では、

【主要目次】
第一章 神様と仲良くなれる「呼吸」と「こころ」
第二章 「見えない力」が悩みを解決する
第三章 「3と97の法則」で神様が微笑む
第四章 人間関係が良くなる心のスイッチ
第五章 感動しながら生きるコツ
第六章 健康は縄文人が教えてくれる
第七章 神様は「笑い飛ばし」と「ご奉仕」が大好き

天明さんが唱える法則「3と97の法則」を軸に、「呼吸法」から「人間関係」「日常の過ごし方」「健康」まで、運が良くなる法則を使いこなすためにやったほうがいいこと、意識したほうがいいことを、愛とやさしさに包まれた筆致でまとめています。興味のある方はチェックしてみてください。

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