見出し画像

【連載】#4 ピカピカ星人と絶縁体|科学戦士「ミギネジ」の悪キャラの倒し方―Season2

本連載は、「科学のお姉さん」として活躍中の五十嵐美樹さんによる、主人公・ミギネジが、科学戦士として科学の原理を使って悪キャラを撃退していく、科学系エンタメストーリー作品です。Season1(全14話)は、科学と女性をつなぐ情報提供サイト「Rikejo」でお読みいただけます。

▼「科学戦士「ミギネジ」の悪キャラの倒し方【Season1】」(全14話)はこちら。
https://www.rikejo.jp/category/%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%B5%90%E7%BE%8E%E6%A8%B9?page=2

▼「科学戦士「ミギネジ」の悪キャラの倒し方【Season2】」のバックナンバーはこちら。

▼本連載とSeason1を合わせた書籍はこちら

※本連載は、毎週日曜日更新となります。

タピオカのような小さなボールから
出てきたものは……!

私は、ミギネジ。
誰に言われるでもなく科学戦士をやっている。

独立してからの連日の戦いによるプレッシャーで、無性に噛み応えのあるタピオカドリンクを飲みたくなっていた。

「暇だし、買いに行こうかな~」

ミギネジがおいしそうなタピオカドリンクを購入し、飲みながら帰ろうとしたとき、なにやら小さなボールがみたいなのが、ミギネジの前にコロコロと転がってきた。

「んっ? まさか、タピオカ……?」

イラスト1

ミギネジはさっそく、バウンドするのかなどの性質を確かめる実験をするために、小さなボールを拾って投げてみた。

しかし、そのボールは、ただのボールではなかったようである。

なんと、着地したあとにボールの中からモンスターみたいなのが出てきたのだ!

ピ〇チュウではなくて、ピカピカ星人!?

「えー! ボールの中からモンスター!? なんか聞いたことあるぞー!」

「ピカピカ!」

「やっぱり聞いたことある……! もしかして、あのかわいいピ〇チュウとかじゃないだろうか?」

しかし、ミギネジは、その姿を見て驚愕した。想像していた見た目ではなかったからである。

「えっ、誰?」

イラスト2

「私は、ピカピカ星人である。皆さんをビリビリのピカピカにしてあげますわ~」

ここから先は

3,846字 / 15画像

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?