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死に方は選べないが、生き方は選べる。

先日、新刊『生き方は、選べる。』(クリス・モンセン著)の発売記念YouTubeライブを開催しました。

著者はチャンネル登録者数37万人、トータル再生数2500万回の人気チャンネル「クリスの部屋」のクリスさん。

クリスの語りから淡々と始まったライブでしたが、なんと、途中から、あの本田健さんがコメント欄に降臨!

Ken Honda「みんなで、クリスの本盛り上げようね!! よろしく」
Ken Honda「​手振ってるけど、見えないか笑」

しまいには本田さんから1万円の投げ銭(*^^*)

↓↓↓↓↓↓↓こちらのアーカイブから観れます↓↓↓↓↓↓↓

クリスさんの魅力はエモーショナルな語り口+ロジックの説得力。

そのあたりを内容の一部を引用しながらご紹介したいと思う。

時代はOLDからNEWへ

これまで「当たり前」と思えてたことが
ちょっと違うかもしれないとみんな感じてる。
それがOLDからNEWの時代に変わっていくとき。
「これまでサンキュー、じゃあバイバイ」してもいい頃だよ。

 今、ほんとに歴史が動いてる。
 僕たちはものすごい変化の時代を迎えている。歴史を振りかえると、人間にはマンモスを追いかけてたハンターの時代もあったし、インダストリアル・レボリューション(産業革命)やってる時代もあった。人間が人間を支配する奴隷制の時代もあった。
 日本にはお殿様や武士の時代もあったよね。
 世界的にみると、ここ百年くらいは戦争とビジネスの時代だったと思う。「勝った・負けた」「奪う・奪われる」「強い・弱い」。領地とかお金とか権力をたくさん持っていれば持ってるほど偉くて、成功してるとみなされる時代だ。
 利益最優先の時代といってもいいかもしれない。
 そんな生き方にみんな疲れてきてるんじゃないかな。とにかく売上げを上げて、テストでいい点数をとって、周りにも認められなくちゃいけないという生き方。
 収入を上げることより、いい車に乗ってブランドものの服を着るよりも、もっと大切なものがあるってことをうすうす感じてきてる人が増えていると思う。
 自分がほんとうに好きなことをしたいという気持ちだったり、大切な人ともっと一緒に過ごす時間が欲しい気持ちだったり。命とか自然とか愛とか、そういうものを大事にする生き方、働き方にシフトしたいと思っている人がすごく増えてるよね。
 これまでは社会がそれを受け入れるムードはほぼゼロだった。僕ら自身も決められたレールから飛び降りるのが怖かった。けれども今、そういう生き方、自分のハートを信じて生きていくことが可能になってきている。
 これまでをOLDの時代だとしたら、まさにNEWの時代が始まっている。
 OLDが悪いわけじゃない。僕たちはすべての人類の歴史を背負って今がある。テクノロジーがこんなに発達したおかげで、世界中どこにいてもミーティングできたりするわけだから、過去を否定するんじゃなくて、「これまでありがとう!」って感謝しながら、NEWの時代に進むときがきているんだと思う。

時代の変化の波が年々増している感じがします。とくに個人的に思うのは、男女のジェンダー意識の変化がここ数年で超進化してましたよね。それこそ、技術の進化(ITのコモディティ化)は半端ないスピードで動いてるし。

そんな今、クリスは「OLDからNEWの時代」に移行していると言います。

あなたはホントはどうしたい?

毎日上司より遅くまで働く、偏差値の高い学校にいく、
大手企業に勤める、結婚しないと一人前じゃない……
あなたはホントはどうしたい?

 
 NEWな時代への流れは、新型コロナの世界的なパンデミックで加速してる。
 たとえば、これまでは在宅勤務ってフリーランスだったり手に職があるような限られた人がやっていたことだった。それが、会社員でも在宅勤務という形で、家で働ける人は家でやっていいよというのが社会のルールになってきているよね。アメリカのT企業は半永久的に会社に来なくていいようにシステムを整備し始めてる。そうなると、通勤の満員電車に乗らなくていい。そりゃみんな大賛成するよ。
 人間のモチベーションの研究をしているNYタイムズベストセラー作家のダニエル・ピンクという人が「人間の80%は朝型だ」と言っている。ということは、リモートワークを導入するだけで、多くの人が1日で一番頭が冴さ えている時間を満員電車じゃなくて自分の仕事に集中して使うことができるようになる。
 家へ帰る電車にも乗る必要がないから、早い時間に仕事を終わらせることもできる。その時間を、これまでやりたくても時間がなくて後回しにしてきた勉強とか趣味、家族と過ごす時間に充てられる。
 昭和の高度成長期から日本のお父さんたちはずっと「企業戦士」っていわれて、「24時間働けますか?」みたいなCMの世界を地でいってた。
 いい大学出て、有名な大企業に入って、会社では上司より遅くまで働いて出世を目指す。結婚したら、会社まで往復3時間みたいなところにマイホーム建てて、家のローンや車のローンや子どもの学費を払うために定年まで働く。それがスタンダード。
こうしたしあわせの形が社会共通の価値観だったんだと思うんだ。
 でも、こういう働き方や生き方をあなたはしたいですか? 
 そうしないとしあわせになれないと思う? 

 僕は違うと思う。
 そういう働き方や生き方はもはやOLDになりつつある。

われわれ編集部も緊急事態宣言以降、リモートワークを正式に導入して、週2~3日出社というスタイルになりました。

「人間の80%は朝型」というダニエル・ピンクさんの指摘はすごいわかる。

私事ながら、在宅勤務のときは8:30に娘を保育園へ預けて、自宅に戻って仕事を始めるのですが、10:00~11:00ぐらいまでの集中度が会社にいたときの数倍な感じがします。この時間を通勤に充てるのはホントもったいないです。

とはいえ、この変化は「いい変化」。一方では、大企業が倒産したり、街の飲食店が次から次へ閉店したり、好ましくない変化も目にします。

飲食店の閉店といえば、noteで紹介した神楽坂ランチ情報のうちの1店舗は閉店、もう1店舗は「しばらく休業します」のビラが貼られたままです・・・。

でも、このピンチはチャンスでもあると、クリスは語ります。

時代の大きな変化の波に自分を合わせていく大きなチャンス

有名企業の倒産は時代が大きく変わるサイン。
うちの会社も潰れたらどうしようと怖がるより、
新しい時代の波に乗るチャンスと考えたほうがいい。

 脅かすわけじゃないけど、これまでのOLDな価値観や考え方にしがみついていると、社会の変化の大きな波に乗れなくて、会社と一緒に共倒れなんてことになる可能性だってある。
 たとえば、OLDの考えを貫いてる会社に勤めてるとする。その会社は社員の休暇を認めない。残業代を支払わない。上司がパワハラで部下を支配する。そういう経営をしている会社にどんなことが起こるかっていうと、まず優秀な人は別の会社に行く。
「もうここは私と合わないな」って。で、自分から動けないような人だけがその会社に残る。新しく入ってきた人も、入社試験の段階で気づかない人が働き出したら「あ、この会社ヤバい」ってすぐに辞めたりするから、離職率がめちゃくちゃ高い会社になるだろうな。
 アメリカでは、大企業の倒産が相次いでる。創業200年ほどの伝統ある百貨店ロード・アンド・テイラーとかニーマン・マーカス。紳士服ブランドのブルックス・ブラザーズ。世界最大のレンタカー会社ハーツも経営破は 綻たんした。
 小売業やレンタカー会社はコロナ禍で外出できないことの打撃をモロに受けてしまったともいえるけど、大手が潰れるってのはそこで働いている人だけじゃなくて関連している会社も多いから社会への影響がハンパない。百貨店に卸す商品を作っている会社とか、車が動かなければ駐車場やガソリンだってこれまでみたいにいらなくなるって想像できるよね。ニュースで「あの会社潰れちゃったんだ…‥」となんとなく眺めてるかもしれないけど、はるかに重い負の連鎖が起こる可能性があるんだよ。
 これは海の向こうのお話じゃなくて、日本でも同じ。
 こういう話を聞いたときに「どうしよう、うちの会社も潰れるかも」って怖がるんじゃなくて、大企業が倒産するような時代は社会が大きく変わるサインだって気づいて欲しいんだ。
 これは生き方、働き方を変えるチャンスになる。
 この時代の大きな変化の波に自分を合わせていく大きなオポチュニティなんだ。
 一つの業種がなくなると、必ずっていっていいほど新たなビジネスチャンスが生まれてくる。新しい取引先だったり、新しいビジネスアイディアが生まれることもたくさんある。
 実際に今会社が倒産して失業中の人もいるかもしれない。それは一見悪いことが起きたように見えるかもしれないし、今はきっと落ち込んでるだろうけど、新しいチャンスが転がってる瞬間でもあるんだ。
 大切なことは、OLDの視点から心とオポチュニティの視点へ移すこと。なぜならば、僕たちはもうOLDに戻ることはできないから。
 僕は今、自分がずっとやりたかったライフコーチをしているけど、そこに至るまでは大手企業と取引するようなエリートを目指していたこともあったよ。それがニセモノの願望だってなかなか気づかないで振り回されて生きてきた。でもあるとき、やりたくないことを続けてもうまくいくことはない、心からやりたいことをしないとうまくいかない、そうしないと自分が望むようなしあわせは手に入らないって気づいたんだよね。
 じゃあ大好きなライフコーチを始めたら順風満帆か……といったら、そんなこともない。当たり前だよね。好きなことをやったって問題は出てくる。不安や心配はつきもの。でも、今は問題や不安や心配に対処する方法がわかってる。この本では、今どんな状態でも前に進むことは怖くない、大丈夫だって知ってほしいし、その乗り越え方も伝えたい。
 問題というやつはやってくるとめんどくさいし、怖いし、困っちゃうし、嫌だなって思う。でもあるとき、問題は越えた後に必ずギフトをくれるってことがわかったんだ。問題と格闘してるときは、なかなかそんなふうに思えないけど、「ああ、あの問題があったおかげで、僕は今こうしていられるんだ」って感謝に変わったりする。今は問題がやってきたら「問題先生」って先に呼んじゃうくらい感謝してる。もちろん、問題のサイズにもよるけどね。
 あなたが何歳でも、あなたが今どんな状況でも、やってみたいことがあったり、違った生き方がしたいと思う気持ちがあるなら、いつでも変えていける。これが本当の自由。一人一人が進化する時代が訪れているんだ。一人一人のレベルで進化していけるんだよ。
 問題は自分の成長に必要なことを教えてくれる。そのことを忘れないでほしい。

問題はイヤ。できれば逃げたい。でも、それだと問題はどんどんどんどん大きくなってしまう。問題から逃げずに向き合うと、問題は越えたあとにギフトをくれる。たしかに、そうかもしれない。

OLDの時代の心の鎖を外そう

ベンツやタワマンやヴィトンのバッグが心から欲しい? 
それがあったらしあわせになれる? 
ベンツはあなたの問題を解決してくれないよ。


 あなたの考えや価値観はOLDのまま凝り固まっていないだろうか。お金を湯水のごとく使えるほど稼げたらしあわせ、欲しいものが買えたらしあわせって思いこんでない?
 この時代の変化は、あなたにとってのホントのゴールを見極める時期がきたってことだと僕は思ってる。いっしょに考えてみよう。
 ベンツやタワーマンションやヴィトンのバッグがほんとに欲しい?
 僕も社会人1年生の頃はスポーツカーで六本木をビューンって飛ばしてミシュランの三つ星レストランで食事して……なんてのが成功だって憧れてたことがある。
 でもね、物質的な喜びは一時的な満足感を与えてくれるかもしれないけど、決して長続きしない。新しくて魅力的な商品は毎日出てくるし、キリがない。
 そういうものを買っちゃダメって言いたいんじゃないよ。楽しみの一つとしてあってもいいと思うけど、そういうものを手に入れることが果たしてあなたが人生をかけて手に入れたいゴールなのかどうか。
 ベンツもタワマンもヴィトンのバッグもあなたの問題を解決してくれないよ。夢も叶えてくれない。逆に、ベンツ買ってマンション買ってお金がなくなっちゃたら、そういう生活を失うことが怖くなってもっとお金稼がなくちゃ、もっと働かなきゃってなる。
 それって本末転倒だよね。
 今は、自分とトコトン顔を突き合わせてほんとうに欲しいものを見直すのに最適な時期だと思う。自分のしあわせは周りのモノでできあがるんじゃない。
「働き方」「教育」「お金の使い方」「政治」……何かが違うって思うことがある人にとっては、またとない機会がやってきてる。
 社会全体も、これまでの売上げ至上主義のやり方が通用しなくなっていくと思うんだ。働く仲間をこき使って、環境を汚して、動物を苦しめて、要は命を削ってでも売上げが上がるほうが大事、それこそが成長だって考え方から、命や環境を尊重していくほうがビジネスそのものもうまく回っていくっていうふうに、地球レベルでシフトが起こっている。
 そのきっかけが、僕は一人一人が個人レベルでNEWな考え方にシフトすることだと思う。一人一人のハートに従うことが重要な鍵。NEWな世界は心の時代なんだ。
 
「自分にとってのほんとうのしあわせって何だろう?」
「自分にとってほんとうに大切なものって何だろう?」
「自分にとってほんとうにやりたいことって何だろう?」
「自分にとって絶対やりたくないことって何だろう?」

 
「地球」とか「宇宙」とかそういう大きなところと結び付けて考えてなくても、まずはあなた個人のレベルで、ほんとうにどうしたいか考えてほしい。
 もしあなたが「楽しく仕事したい」「仕事は16時で切り上げて海に行きたい」と思って行動に移したとするよね。その決断はすごい影響を周囲に与えるんだよ。自分一人が変わったところで、世界が変わるわけがないと思ったら大間違い。
 バタフライエフェクトっていう自然現象を知ってるかな。ブラジルの蝶々の羽のはばたきが、遠くアメリカのテキサスで嵐を起こすほどの気象の変化を起こすという研究があるんだ。ほんの小さなエネルギーの変化が起こった場合と、起こらなかった場合、そのわずかな違いが未来に大きな変動をもたらす証拠と言われている。
 あなたの「こんなふうに生きたい」っていうまっすぐで自然なエネルギーはどこに向かうか。新しい選択をした一人の小さなエネルギーが、家族、友達、同僚、近所、地域、国家という感じで、どんどん広がって巻き込んでいったら大きな協力体制や変化につながることもある。
 OLDの時代の心の鎖を外そう。
 誰もが、自分の生き方は、自分で選べる。

一人の小さなエネルギーが社会を動かす。

ある社会学の研究でわかったことがあるそうです。それは「たった人口の3.5%の人が非暴力で本気で立ち上がれば社会が大きく変わる」という事実。

このことを見つけたのが、ハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェス氏。フィリピンのマルコス独裁を打倒した「ピープルパワー革命」(1986年)、大統領シュワルナゼを辞任に追い込んだグルジアの「バラ革命」(2003年)、 ニューヨークのウォール街占拠運動、バルセロナの座り込み。これらはすべて最初は少人数で始まり、のちに大きな変化を生み出した。

グレタ・トゥーンベリの学校ストライキもそうですね。日本の事例では「保育園落ちた。日本死ね」もそうかもしれません。

「たったひとり」の強い想いと行動が社会に大きなインパクトをもたらす。『生き方は、選べる。』は、そんな勇気を与えてくれる本です。

▼フォレスト出版の公式Voicyにもクリスさん出演!



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