連載⑨ 最初の一歩としておすすめできる「プログラミング」の教材
本連載では、ここまでで、「プログラミング」の重要性や「プログラミング」を身に付けることで生まれるさまざまな可能性についての話をしてきました。
とはいえ、いきなりどこから始めたら良いのかわからないという方も多いでしょう。ここでは実際に最初の一歩としておすすめできる「プログラミング」の教材をたくさんご紹介します。
今日はまず「Scratch」「MinecraftとComputerCraft」から始めてみましょう。
Scratchは子ども向けプログラミング環境
① Scratch
学びやすさ:★★★★★
楽しさ:★★★★★
実用性:★
まずはScratch(スクラッチ)を紹介します。Scratchは、Scratch財団とMIT(Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学)メディアラボが子ども向けに開発した、プログラミング学習用の環境です。 Scratchはプログラミングの最初の一歩の教材としては最も有名なもので、たくさんのユーザーコミュニティがあり、世界中でScratchの作品コンテストが開催されています。
子ども向けではあるのですが、micro:bit(イギリス生まれの小さなコンピュータ)などの各種デバイスと組み合わせることもできるようになっています。センサーと組み合わせてプログラミングの通りに動くようなロボットを作って、現実世界で動かすというような高度なこともできます。
Scratchは、パソコンからWebブラウザを開いてサイトにアクセスし、[作る]ボタンを押せば始められるという手軽さです。アプリケーションのインストールが不要ですので、本章で紹介する中でもっとも容易にスタートできます。
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