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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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2022年10月の記事一覧

【最新刊】『君は誰と生きるか』(永松茂久・著)「まえがき」「プロローグ」「目次」全文公開

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 人脈は広ければ広いほどいい――。 近年のSNSの台頭も相まって、この“人脈神話”をベースに、ますます「人脈」や「いいね!(承認)」の量ばかりを競い合う、私たち現代ニッポン人。 果たしてその先に何があるのか? 何を得ようとしているのか? そもそも、自分が本当に大事にすべき人は誰か? そんなテーマに対して、ミリオンセラー『人は話し方が9割』の著者・永松茂久さんが真っ向から挑んだ最新刊『君は誰と生きるか』が刊行されまし

「すべて思い通りになる本」の舞台裏

フォレスト出版編集部の寺崎です。 唐突ですが「すべて思い通りになる本」が出ました。 いや、ごめんなさい。正確にいうと、5万部を突破した〈衝撃作〉が装い新たに改めて書店に並んだのです。 ※それについては先日の記事をご覧ください。 書籍のタイトルは『なぜかうまくいく人のすごい無意識』。 なぜ、これが「すべて思い通りになる」のか。怪訝に感じた方はぜひ本書の特設ページをご覧ください。 おかげさまで5万部を超えた本作。 心理技術アドバイザー、メンタルコーチとして活躍

書籍の「あとがき」について考えてみた。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 いま進めている11月新刊『経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術』という本の著者の小野壮彦さんから、最後に添える「あとがき」の原稿が届いたのですが、これがめちゃいい原稿で、「よっしゃ、この本イケるぞ!」と興奮している次第です。 書籍のあとがきって、おまけのようなものに思えるかもしれませんが、「読者の読後感の醸成」という意味ではたいへん重要な役割を担っていると考えています。 「読後感の醸成」なんて難しいワードを使っていますが、要は著者のこ

【フォレスト出版チャンネル#147】出版の裏側|出版業界の専門用語(前編)

このnoteは2021年6月8日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。 謎の用語「ゲラ」から、慣習上残った「見返し」まで今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める今井佐和です。本日は編集者の森上さんと寺崎さんをお迎えしまして、「出版業界の専門用語」について、2日間にわたってお送りしていきたいと思います。出版業界の専門用語はたくさんありまして、お二人からリストをいただきましたので、私のほうからバン

編集者目線で最近気になった「言葉」のいくつか

フォレスト出版編集部の寺崎です。 先日、日経新聞で気になる記事があったので、すかさずピックしました。 記事タイトルはこれ。 姑息→「ひきょうな」73%、割愛する→「切り捨てる」65%、文化庁「国語世論調査」新たな意味浸透 2022/10/01 日本経済新聞 朝刊 「ちょっと待った・・・俺も”姑息”を”ひきょうな”ぐらいな意味で使ってたけど、ち、ちがうの!?」 Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 「姑息」の意味をずっと誤用してきました(汗)さっそく小学館のデジタル大辞泉で調

【フォレスト出版チャンネル#144】出版の裏側|「企画」とはなにか(後編)

このnoteは2021年6月3日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。 ▼前編はこちら 企画力に必要なもの④ センス――企画には「センス」が必要か?今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める今井佐和です。今回は昨日に引き続き「企画となんぞや」ということで、残りの3つのポイントをお話していきたいと思います。森上さん、寺崎さん、よろしくお願いします。 森上・寺崎:よろしくお願いします。 今

【フォレスト出版チャンネル#143】出版の裏側|「企画」とはなにか(前編)

このnoteは2021年6月2日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。 そもそも「企画」ってなんだ? 今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティーを務める今井佐和です。今回は「企画力」をテーマにお話をしていきたいと思います。そこで二人の編集者およびしました。フォレスト出版編集長の森上さんと、副編集長の寺崎さんです。よろしくお願いします。 森上・寺崎:よろしくお願いします。 今井:早速なんですけれども