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100年人生の「働く」を考える【キャリア】

この度、育休をいただきました。

4か月間!

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3人家族だった我が家に
新しい家族、次男が7月にやってきた。


夫婦共働き、
気が付けばアラフォー。


小さな息子を2人もったことで、
「時間」と「働き方」について
ひいては人生について
こんなにも考えさせられることになるなんて…


1、「時間」について考えざるを得なくなった

長男が生まれるまでは、
夫婦共に働く時間を確保でき、
休日も自分のために時間をゆっくり使うことができた。


長男が生まれて、時間の流れが大きく変わった。

おむつかえ、夜泣き、授乳、沐浴
お宮参りなどの行事、
両親や親戚との付き合い、

あらゆる初体験に夫婦で戸惑いながらも
学びの多い日々だった。

ときにはおしっこをひっかけられたり
息子も自分も総着替えになったり
家事のことで妻に怒られたり
色んな刺激も。

でも同時に、自分の時間は
その分、削られていくことになった。

ゆっくりスマホを見る時間も、
好きな楽器をいじる時間も
友達と自由に遊びに行くことも、
当然、夫婦で気ままに出かけることさえも
これまでとは違う。


それでも、まだ
仕事のやりくりを
従来通り行いながら

あれこれゆっくりと思考する時間はあった。

特別、何かを大幅に変える必要性を
感じなかった


だけど、次男の懐妊が分かったとき、
これは、一度立ち止まって考えなければ
と思い、すぐに上司に育休のお願いを出した。

男性の育休取得に理解のある職場。

1年前から、次年度の育休宣言をしていたので、
ありがたいことに
体制を整えていただき、
同僚や上司からも暖かく送り出していただきました。


これまでは、
当たり前に職場に行き、
当たり前に仕事をこなし、

当たり前に自分の時間を管理できていた

それが、家族が増えたことで
こんなにも、時間について考えることになるなんて

思ってもみなかったことでした。


こうして「時間」の貴重さについて
深く考えさせられる今、

時間 → 生活 → 人生

のスケールで、思考を巡らせることに
なった。

幸せな人生とは何か。

すると見えてきたキーワードは
「心理」「習慣」「働き方」「投資」。

これまで生活の大部分を
当たり前のように占領し
幅を利かせていた「働く時間」

もしくは仕事以外の時間にも
「仕事について考える時間」

この在り方について、
考えるタイミングに
自分が立っていることに気づくのだった。



2、何のための「働く」なのか

僕は、今の仕事をどう選んだのか。

思い返してみると、

①大学時代に習得した資格の延長(自分ごと)
②その分野に長けた素養があった(自分ごと)
③クライエントの成長につながる(あなたごと)
④その人の人生の一助になりたい(あなたごと)
⑤まだまだ浸透していない社会理念の実現のために(社会ごと)


こういったことを面接で話したように思う。
そして、時間に追われながらも
今は目の前の1つ1つをこなしている。

そうだった。この仕事を始めたころは

クライエントさんの人生の一助になるために、
自分のもった力を生かしたい。
そしてその延長に社会が良くなるんだ。

という理想があった。

そのために、日々、組織の一輪として
働いていたのだった。

もちろん、目の前のやりかた(手段)を
目的化してしまって迷子になることもあるけど、
すったもんだの先には、
その理想への道があると思って
日々歩いてるつもり。


だけど、そうした、自分のスタンスを
見つめ直さざるを得ない今、

理想も大事だけど…
家族も、自分の時間も大事にしたい。
どうすればいいんだ~!
と悩んでいる…

そう2児の父となった今、
何のための「働く」かを考え直さねば。

数珠つなぎで考えてみた。
「はたらく」についてどう考えてる?

①贅沢な生活がしたいわけでもないので今の生活レベルで十分満足。
なので、お金が余るほど欲しいわけではない。
     ↓
②子どもたちと一緒にいる時間が幸せ。長く一緒にいたい。時間が欲しい!
     ↓
③人の役に立っている、組織の役に立っている、それがモチベになる。
     ↓
④自分の人間的な成長は大事。
     ↓
⑤長くモチベーションを保ちたい

これをまとめると、
A,今の生活が続けられて、子どもと一緒にいる時間が欲しい。
B,人の役に立ちながら成長し、モチベーションを高め続けたい。

立ち止まって考えると、
〇子どもたちとの時間今の暮らしを担保できるような働き方。
〇人や社会に貢献
し、展開のある働き方。

これが理想。

そうして考えてみると、
仕事と家庭を切り離した今の自分の働き方は
持続可能なのか…
と振り返る点もありそう。
(片道1時間半の自動車通勤とか…)

そして、ストレングスファインダーで「未来志向」の強い僕は
次々に展開していく生き方にモチベーションを感じる側面も。

今の生活と家族との時間の確保展開しモチ―ベーションを高めること、
このために、自分にとっての「働く」はあるようです。

どっちも叶えようなんて贅沢だぜ!

いやいや「パン屋ではおにぎりを売れ」(柿内 尚文 著)では
脱2択思考が提案されていたぞ!
2つとも混ぜていいとこどりできる方法を考えるんだ!

まだまだ、見直す余地はありそう。



3、人生100年「働く」との付き合い方

次男の誕生により、
そして、長男のイヤイヤ期への突入により
我が家の状態はさらに進化した。

次男(0歳)
 おむつかえ、授乳、沐浴、夜泣き、黄昏泣き

長男(2歳)
 こだわり、「ぼくがするー!」(心理的自立の入り口)
 トイレでの排泄練習、食事マナー(生活の自立)
 粗大運動、玩具遊び、関り遊び、歌やことば(脳の成長)

二人とも求めているものが
違いすぎる!! 


こうした2人を台風の目に、
私たち夫婦は、強い遠心力で
振り回されております。
(他の家もみんなそうですよね、みなさんすごいよ。)

そうして、休日の一日のうち24時間が
自分の時間だったぼくらは、

睡眠の6時間

子どものお昼寝タイム1時間30分

子どもが就寝した後の2時間

9時間30分

(寝かしつけに失敗すれば、この時間は
減ります)

この9時間30分の間。
睡眠時間を除けば 

3時間30分。

ここで自分のことを済ませなければいけない。


これが平日の場合、育休中の妻が1人で
2人をカバーしていたことになる。(すごすぎる)

僕は仕事を終え、帰り着いて、
子どもたちをお風呂に入れ
ご飯を食べさせ歯磨きをし、
寝かしつけをして、残り1時間30分
自分時間にできる。

けど、、、う〜む。
寝かしつけがうまくいかない時は
そのまま共倒れ…

だったら、保育園でもシッターさんでも預けて
自分の時間を作ればいいじゃない。

そう言われそうですが、
今は、コロナのこともあるし、
『三つ子の魂百まで』説を信じる我が家としては、
今は家庭教育を大事にしたいという
思いがあります。
(でもシッターさん、一度雇ってみたい)

こうして、これまでの
仕事と家庭を切り分けた
両輪成就のスタイル

難しさを感じ、育休を取らせていただいたのである。


育休いただいて本当によかった…

さらに、これから
長男 あと16年で家を出る
次男 あと18年で家を出る

これを考えたら、
2人の子らを家で育て終えた頃には
58歳


そこから定年(65歳)まであと7年

そして、100年人生を考えたら、
65歳から35年
年金だけで生きることに
なる。

ゆっくり過ごす、というけれど、
同じ日々のサイクルに耐えられるのか…

そう考えたら、80歳くらいまで
細く長く働き続けたい。

そんな自分がいた。



4、ライフシフトに向けて

2020年9月、当時首相だった菅元首相は
「自助、共助、公助」
という言葉を出した。

その名の通り、自助は、自分自身の力で、
共助は家族や会社、コミュニティで、
公助は国や行政
生活を助ける(ここでは生活)といった
ニュアンスだったと思う。

我が国も、副業の解禁とか、出産・育児支援とか、働き方改革とか
ようやく僕ら国民が100年人生を設計しやすいように
制度が動いてきてる感はある。
(それでも世界的に見ればゆっくりだけど…)


僕も、今の職場での理想を大事にしつつも、
「自助」の視点で100年プランを意識して、
80歳まで、細く長く
人に喜ばれてモチベーションを高め
大事な人との時間を担保できるような
仕事の仕方を模索したい。

そして、もちろん、共助、公助もうまく取り入れながら。

育休をいただく中で
これからの働き方について
深く考えさせてもらいました。


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