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ひとりで行く ヨーロッパの旅 | チェコ&オーストリア編 Part5

カレル橋で贅沢朝散歩

プラハ観光最終日!

今日は朝早く起きて散歩に出掛ける。

朝の肌寒い空気が大好き。
自分の住んでるところを思い出すのよね〜。

昼間はあれだけ人がいたのに、朝は全くいない。
静かで良いね〜。(ゴミ収集車の音はうるさかったけどさ)

しかしヨーロッパというか海外はなんでこんなに路駐が多いのだろう。
前後の車どおしぶつかって傷だらけ。
こんだけギリギリに停められるのもズゴイと思うけど…。
ってか出られないじゃん。

広場前のトラム乗り場からトラムでカレル橋近くまで行く。

トラムの中も静か。来た時とは随分大違いだ。
通勤の人がちらほらいて、地元の人だけが乗っているようだった。

橋近くで降りると目の前に劇場らしき建物を発見。

川沿いを歩いていくと、カレル橋に着いた。
朝早いけどジョギングしてる人や散歩してる人を見かけた。

カレル橋から見えるプラハ城

いやー本当に綺麗!立派!

昼間より朝のが断然いい。
あれだけゴミのようにいた人混みも嘘みたい。

人がいないだけでこうも違ってみえるものなのか。

橋には無数の像が建てられている

この空気感よ。石像ですら神々しく見える。
本当絵になるわ〜。

橋の距離が結構あった。1kmはあるかも。

しばらく橋のまわりをウロチョロ散歩してから宿に戻り、朝食を済ませた。

宿に戻る道で見つけたパン屋
準備中らしい

朝食が済み次第またすぐに出掛ける。

ホテルを出てすぐの坂

今日でこの風景ともおさらばだ…。
しっかり目に焼き付けとこ。


聖ヤコブ教会へ

プラハ城を抜けてトラム乗り場へ向かう途中に桜?っぽい木を発見。
皆んなチェリーブロッサムって言ってた。
どうだろ?桜か?

日本で見る桜とは違い、ちょっと大ぶりなピンクの花が咲いてた。多分桜だけど種類が違うのかな?

トラムに乗ると少しずつだけどさっきよりも人が増えてきた賑わいを感じる。

プラハ滞在最後の日だからチェコのお土産を少し買おうとスーパーへ行った。
チェコではArbertっていうスーパーが結構メジャーらしい。(写真撮るの忘れた)
ここでチーズとお菓子、ビールを買った。

この後ヤコブ教会へいく。

行く途中にピンクの可愛い建物発見。
ウェス・アンダーソン絶対好きでしょこういう建物。
もうグランド・ブダペスト・ホテルじゃん!

さて、教会に着いて中を見てびっくり。
うっ、うわぁ…美しすぎる…

聖ヤコブ教会

目をゴシゴシ))

うっ、うわぁ…やっぱり美しすぎる。
天井まで豪華絢爛。

サイドもまた綺麗なんだこれが!

そして後ろにはパイプオルガンも見える。

豪華な大理石の他に錆びた色も相まって、重厚感と歴史をより一層感じさせる素晴らしい教会。
すごい壮大な教会にも関わらずあまり人がいなくて以外。
聖イグナチオ教会と同じで穴場な教会かもしれない。みんな、おすすめだ!


街の中心部、旧市街地へ

旧市街地へきた。

シンボルでもある尖ったとんがりコーンみたいな建物は実は教会なのだ。

さすが中心部なだけあって たくさん人がいた。
ウェディングフォトを撮っている人もいて、やっぱり人気のスポットなんだなあと感じた。

屋台発見
ツアー用の馬車

お馬さんたちも仕事ご苦労様です。

すんごい筋肉。ムキムキ

優雅に佇んでいるお馬さんたち、実は尻尾の下?足元らへんに黒い布袋のようなものがあって、コレ○○○袋らしい。
○○で道を汚さないたようにするために取り付けたんだってさ。

確かにちょっと匂うわぁ…。

さあ、もうお昼時ということで googleレビューで評価の高かった『Restaurace Mincovna』というレストランに行くことに。

なんでもこの店のグラーシュが美味しいらしい。

さっそく料理を注文。

グラーシュ
ブラックビール

まあビーフシチューみたいなやつ。

お味の方は果たして…
……………………。

……………………。

気のせいだろうか、味がしなーーい。

健康的な味付けとかじゃなくて壊滅的に何かが足りないような気がする。
結果 酸味しか感じなかった。

これがプラハで一番美味しいグラーシュというなら相当ヤバいと思うんだけど。googleレビューみたのに。

でもビールは美味しい。

最後の最後でレストラン選びを失敗してしまった。


プラハで一番の絶景スポットははココだ!

レストランを出て再びカレル橋へ。
理由は橋の展望台から景色をみるため!

橋の塔に入り口があって、塔の上までかな〜り登らないといけない。
しかも階段だし狭いからちょっと注意したほうがいいかも。
チケットブースは階段を登った上の階にあるよ。 ※地下にはないよ

ひたすら登りまくってようやく塔の上へ。

展望台からの眺め

うわぉ、ナイスビュー! 
間違いなくプラハ一の絶景スポットだ。

お金を払う価値十分にアリ!
きっと夜来てもキレイなんだろうな〜。
みたかった景色をみれて大変満足。

展望台を後にして 一度宿に戻った。
実はこの後大きなイベントが待っているのだ!


プラハの“写真スタジオ”へ行ってきた

プラハ旅行のハイライト!
今回の旅行でプラハ滞在中一番したかったこと、そう それは…
“とある写真スタジオでポートレートを撮ってもらうこと!”

コミュ障気味な自分にはかなりハードルが高いアクティビティー。
はたしてどうなる!?

◆その写真スタジオとは?

写真スタジオの名前は『Fotograf na plech』

場所はプラハ城方面。狭い小道の建物の一角にある目立たない小さなスタジオ。

狭い小道を下っていく
小さな看板が目印 ここが目的のスタジオ

◆どんなスタジオなの?

だいたい皆んなが想像する写真館とかスタジオって七五三とか家族写真を撮るところっていうイメージが強いと思うけど、この『Fotograf na plech』湿板写真っていう古いモノクロ写真を専門的に撮影しているちょっと変わったスタジオ。 

◆湿板写真ってなんぞや?

湿板写真(ティンタイプ)とは…
1850年台に発明されたカメラで、ガラス板や金属板に薬品を塗布して、その板の上から撮影して写真を撮る技法なんだって。
薬品が濡れている状態で撮影するから「湿板」と呼ばれるそう。
現地で英語の説明を受けたけど全然分からなくて帰って調べた。けどやっぱり難しくて分からない笑

簡単に言うと「坂本龍馬」みたいな写真がとれるっとこと。
昔のカメラだからカラーではくて、もちろんモノクロ。

でも昔だからって侮ることなかれ、とっても精密な写真が撮れるよ。
普段見えない表情のシワまでもまじで細かく写る!

いろんな工程があるから時間はかかるけど、デジタルと違って写したまんまの映像をデジタル変換せずに写真にできるのではないだろうか。

龍馬さん

このスタジオは、200年前以上に発明されたカメラを使って
ポートレート写真を撮影しながら、カメラについての説明も行っているワークショップのような体験型講座スタジオなのだ。

一応予約可能で私は日本にいる時にしたよ。

ポートレート撮影とカメラ説明合わせて所要時間はだいたい1時間くらい。
そこから更に板にスプレーをしたり仕上げ作業をするために+1時間くらい必要だって言ってた。

さて、予約は14時。
時間になり スタジオに伺った。

写真家さんの名前は「ホンザ」さん。
とっても気さくな方で優しく迎え入れてくれた。

ホンザさんのスタジオ

短い間ですがお世話になります!

初めに英語がちょっとしか分からないです。って伝えたら「大丈夫!まかせて」って言ってくれた。泣
※必要な英会話はジェスチャーとかgoogle翻訳を使って意思疎通したよ。

スタジオの中に入ると犬がいた!

なんでもこの2匹は助手なんだって。(可愛い!)

撮影の準備をしてくれている間に犬と戯れたり、スタジオの中を見学した。
専用機材がびっしり!

普通のカメラのレンズとかもたくさんあった。(シグマのレンズも発見)

さあ、撮影スタートするよ!
撮影する前後は動いちゃいけないって言われてカチカチになってた笑

使われたティンタイプのカメラ

撮影のあとは暗室に行って薬品を使った作業工程を説明をうけながら見学した。

薬品作業中の様子を見学

薬品につけたりすること数分。
なんと撮影した映像が少しずつ浮き上がってきたー!
すごい!

カメラを撮影する時にも勿論技術が必要だと思うけど、それ以上に薬品を使って映像化させることが一番難しそうな気がする。
調合とかタイミングとか間違ったら仕上がりに大きく響きそうだよね。

手際よくこなすホンザさん本当凄い。

あとは仕上がりの作業をして完成みたい。
完成までは1時間かかるみたいで、その間に外をぶらぶらすることにした。

1時間後スタジオに戻ると、鉄板?に映し出された私の顔が!
感動してホンザさん 凄いってめっちゃ連呼した笑

プラハの龍馬だぞ


鉄製プレートの中に映った私は確かにプラハの坂本龍馬になっていた。(龍馬さんスミマセン)

この感動はデジタルカメラでは絶対無理だよ。
感動と達成感が違いすぎる。

ホンザさんとは撮影や説明以外に沢山おしゃべりもした。
私の持っていたカメラ(Ricoh GR)の話をしたり、犬が好きだから飼っていた犬の話をしたり写真を見せあったりして楽しい時間を過ごさせてもらった。
現地交流の夢も叶って嬉しかったな〜。

この後、今日お世話になったお礼としてホンザさんに日本から持ってきたお菓子とインスタントの抹茶ドリンクをプレゼントした。喜んでくれて良かった。

そしたらまたそのお礼としてホンザさんが撮影したプラハの風景写真をフレームに入れてプレゼントしてくださいました!

頂いた写真

素敵な体験とプレゼントをもらって満足と感謝の気持ちでいっぱいに。

◆今日の体験を通して

アナログカメラって本当に時間と工程がとっても多いんだね。
んでもってデジタルカメラ技術の進歩を感じちゃったよ。
と同時にティンタイプのアナログカメラ独特の繊細で味わい深い表現はデジタルカメラでは絶対にできない表現なんだなと思った。

今日のお世話になったホンザさん。
本当に人柄の良い人で私のつたない英語も親身になって理解しようとしてくれた。
もうちょっと英語が話せればお礼の言葉とかちゃんと言えたのに自分の英語力が低いことが悔しい。


このスタジオ自体 見つけたことは本当偶然で、体験できたらいいな〜くらいの感覚だったのに ちゃんと実現できた。これは自信の持てない私にとって本当に大きな一歩だと思う。

こんな貴重な体験を しかも異国の地であるプラハでできたことは旅行の思い出以上に一生の宝になったと思う。

お世話になったホンザさん本当にありがとうございました!
デュクイバーム!

もしこの記事を見てくださる方でスタジオが気になった方、是非プラハに訪れた際は体験してみることを強くオススメします!
素敵な一生の思い出をカタチに残すことができますよ。
下記に詳細を載せますね。

◉Fotograf na plech
 [料金]ポートレート撮影 3,000CZK($130)

WEBサイト



スタジオを後にしてホテルへ帰る。

プラハは今回の旅行で初めて訪れた特別な場所。素晴らしい思い出もたくさんつくれた。

そんなプラハとも今日でお別れだ。
寂しくなる…。

でも名残惜しんでる暇なんてないからね!
旅はまだまだ始まったばかり!

明日には次の街に行くよ。
どんな冒険が待ち受けているんだろう。

お楽しみに!

プラハ最後の夕食はフルーツとコーヒー


ー Part 6 に続く ー

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